公演情報
「喫茶ティファニー」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★★
懐かしい雰囲気の喫茶店の店内で繰り広げられるささやかな物語は、いくつもの重い課題を我々に突きつける。
マイノリティであること。
知ってるようで全然知らなかった。こんな身近にこんな歴然とした人種問題があるということを。
重い題材と劇中の人々が抱える困難については、観ている最中から自分でも調べてみたいと思わされた。
そして、それじゃあ普通って何?日本人って何?そんなことを当たり前に考えさせる作劇が見事だった。
しかも、劇中の人々の佇まいや感情の動きの自然さ会話の切実さを丁重に描くことで、中心に据えた題材に留まらず、多くの人が共感しうる普遍性を持つ作品となった。
満足度★★★★
アゴラ劇場の壁際一杯に作られた古びた喫茶店内。下手手前にゲーム付のテーブルが置いてある。冒頭森谷ふみがお客に対してセットの事、程なく登場する幾人かを紹介するという「親切な」導入以後は、ホエイには珍しく「逸脱」「ぶっ飛び」のない地に足のついた現代設定のストレートプレイであった。
アウトロー世界の入口として機能する喫茶店には、そうした者たちが滞留し、通過する。場の設定が見えると作者の狙いも頷け、際どい問題に突っ込んだ芝居の輪郭が浮かび上って見えてきた。
青年団系が多いとはいえ多様な存在があって「あうん」で成立していないのが良い。
満足度★★★★
鑑賞日2019/04/17 (水) 19:30
なかなかの問題作だと思う。東京から45分の町にある、かなりオールド・ファッションなゲーム喫茶で常連しか来ないような喫茶店に、新たな客が来る。実は、過去にバイトをしていた女性が元カレを連れて来て、マルチの勧誘を始めるが…、という物語。マルチだと思っても、それにハマらなければならない環境の人々の事情が次々に明らかにされる流れは、結構厳しい。演出も巧みで、役者もしっかり演じて、緊張感のある105分だった。
満足度★★★
日常からある意味「非」日常を観ることが多いのが演劇だと思うが、今作は
なんというか、意識してない自分にありえる日常の物語。
私は何かしら、誰かしらに、「差別」という行為を無意識にしているのだと思った。「差別」ということを区別」という言葉に置き換えて。
出自にまつわることや、性別や、生活レベルの事や、様々な事柄で人は、自分は「差別」をしている。劇中に「あなたになにか迷惑をかけたのか?」という台詞があったが、そう、そこなのだ。「差別」する人に「差別」される人は何かしたか?そうではなく、「○○だから」という事だけで「人柄」「能力」関係なく始まるのが「差別」。105分、そこは想像の世界では無く、ごくありふれた世界。世の中には、差別が溢れていて、それが「良くないこと」と教えないと分からない世界になった。
わかったつもりで語るのも変だし、でも、確かに観たことでなにか、自分の中に思うことは増えたとおもう。
満足度★★★★
かなり昔の記憶だけれど確かにあった!ありました。
入店しなくても外観から既に違法の臭いがプンプンするゲーム喫茶。
なるほど、こんな感じでしたか。
重要な回想シーンが数か所挿まれるものの2時間弱ほぼリアルタイムにてその内部を大公開。
もう心憎いくらいディテールが細かいところまで。
賭博とは関係ないのだけれど、中央のテーブルでは何やら怪しいやり取りが繰り広げられており、思わず耳がダンボ。
というのも、この香ばしい切り込み口調、私にも過去経験アリ。
私のケースではこの手にハマっていたのが男の学友なので、本作のシチュエーションとは多少異なるものの舞台上で創り出されるベクトルはあの時の彼とソックリ!
いや、ずっと用意周到(?)なので、グイグイ笑っちゃったり、あ~ぁそうなるかと笑えなかったり。
今でもはびこっているのでしょうかうか、この商法。
ある1日のある時間を切り取っただけで自然と浮き彫りになってくる幾つもの人生。
報道等でちょっとは情報を持っていたとしても個人的にはほとんど縁の無い生い立ちの人々。
非常にデリケートな問題も含有しているのでコメントしづらいですが、思うところは多かったです。
満足度★★★★
常連客がたむろする喫茶店は昭和の風物詩でもあり、当然、店内にはネタになる出来事は山ほどあった。しかし、今回の作品は、「え、そうくるのか?」という感じで、かなり重い内容だ。いい意味で意外性があった。
満足度★★
■約100分■
あたりさわりのないタイトルと可愛いチラシは目くらまし。アフタートークの初回ゲストのプロフィールから、じつはそういう話なのだろうと察しはついたが…