『妥協点P』『みんなのへや・改』 公演情報 『妥協点P』『みんなのへや・改』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★

    菊池さんの出演舞台なので観劇を決めました。

    ネタバレBOX

    脚本は有名なアガリスクエンターテイメントさんということで流石の面白さ。思わず笑ってしまいました。
    菊池さんの振り回される演技がとてもキュートでした。彼女役の方も可愛らしくて良かった。ストーカーの方は声が心配…
    小さい劇場?スタジオ?ですが、間取りを床に貼ることで一室を覗いている面白い作りでした。
  • 満足度★★★★★

    みんなのへや・改
    60分にシチュエーションコメディの技法
    勘違い・すれ違い・シンクロ・ドタバタをギュッと詰め込んで異常進化した脚本はやはり凄いし面白い
    ただ、期間の近い別座組での再演なのでどうしても比べながら見てしまう

    妥協点P
    これは良くできた戯曲だなと
    構造と展開の面白さが抜群で役者さんの演り方によってだいぶ色が変わってきそう
    「妥協」という言葉は良くない意味で使われがちだけど
    この作品では本来の意味の「妥協」が示されていて
    それでいてあくまで演劇としての面白さを答えにしてた
    杏奈さんは「草苅事件」を経て貫禄がついたというかもう圧巻。何も言うことがないレベル
    あとチカナガチサトさん、みんな一度この人を見るためにこの作品観に来ておいたほうが良いよマジで
    本当に良い悪い顔(?)をするし、台詞がない時の存在感が半端ない
    現実とフィクションというのがあって
    演劇はそのどちらかに端が着いているのではなく
    傾き方や混ざり具合によって様々な作品が出来上がっている気がして
    この作品では宮武がフィクションを山縣先生が現実を表す存在となり
    2人がぶつかりあい混ざり合うことで3人の先生も取り込まれた演劇が
    行われる。そして5人で作るフィクションと現実の客席がぶつかって
    また作品を生み出す入れ子の構造になる
    現実の僕らが少しフィクションに歩み寄れば演劇が生まれる
    僕らが現実にいる限り演劇はどこにでも現れる
    夢のある話のようだけど、僕ら観客は演劇を見るために現実を生きなければいけない

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2019/04/21 (日)

    21日11時半開演回で『みんなのへや・改』(60分)を拝見。

    ネタバレBOX

    榊アユコさんと、ナイゲン2018以来の菊池泰生さんの他は、お初の役者さんばかりだったが、皆さんのデフォルメされた表情の豊かさが、アガリスクの冨坂さんの本らしい、畳みかけるようなテンポによくマッチ。大団円(全員鉢合わせ)に向けて、観客の笑いの量が加速度的に増えていく60分だった。

    それにしても、この「畳みかけるようなテンポ」。「窮地に陥る登場人物(笑いの起点)を固定せずに、適宜、振り分けていき」「窮地の内容もバリエーション豊富」にすることで、常に観客の意表を突いてくることから生まれて来るんだろうな、と自分なりに納得させてもらった。

    最後に演技陣。
    一番、表情の変遷にメリハリがついていた梅津光さん
    泥棒なのに、中盤からは困り果てた末のヒトのよさそうな笑顔が貼りついた二宮正晃さん
    のお二人が、個人的には特に印象深かった。

    【配役】
    篠崎優也(部屋の借主)…菊池泰生さん
    鹿島杏子(優也のカノジョ)…梅津光さん
    立川賢一(杏子の浮気相手)…小鳥遊空(たかなし・くう)さん
    沼田翔(優也のバイト仲間&恋人!)…佐藤裕樹さん
    優也のストーカー…木許舞由(きもと・まゆ)さん
    大家:榊アユコさん
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2019/04/13 (土)

    『妥協点P』を13日ソワレ(70分)で拝見。


    ネタバレBOX

    とあるクラスの文化祭の出し物は演劇。だが、その台本がロミ&ジュリを教師と生徒に置き換えたものだったことから、山縣先生(田中綸さん)は台本の書き直しを生徒の宮武(チカナガチサトさん)に求めたのだが…

    中盤までは、台本を巡る先生たちのやりとりが宮武の再提出した台本に加筆され、その台本を巡る先生たちのやりとりがまたリライトされた台本に…が繰り返されるループ状態。
    でっ、その間じゅう、(脚本上では、前半は登場しないはずの)宮武を、セリフのないまま、舞台上で妖精?あるいは小悪魔?のように「遊ばせる」ことで、一人の少女に翻弄されるオトナ(教師)たちという構図が浮かび上がります。
    ちょっと大げさですが、この演出(千頭和直輝さん)には痺れました(←演出意図と異なるトンデモ解釈でしたらゴメンナサイ!)。

    さて、教師たちのドタバタぶりに散々ぱら笑わせてもらいながらも、実は途中から「どういう結末で、この芝居を着地させるんだろう?」と心配してもいたんですが…そう来るんかぁ!というエンディングに半端なしに充足感を覚えました。
    恐らく、今年中に自分が観た演劇のベストテンには必ずランクインされるだろう、素晴らしい観劇体験をさせてもらいました。感謝!

    【配役】
    山縣先生:田中綸さん
    (ほぼ出ずっぱりのでハイテンション演技。千穐楽まで頑張られてください!)
    三好先生:杏奈さん
    (舞台を観る度に巧く・強くなっている役者さん。次の6月末の舞台も愉しみ)
    熊楠先生:稲波聖大さん
    (役柄への説得感があり、熊楠先生が登場すると舞台が落ち着く)
    結城先生:木村優希さん
    (『春は馬車に乗って』の前妻役とは別人みたいなコミカルな演技。さすが役者さんやなぁ)
    宮武:チカナガチサトさん
    (前半での拗ねたような・悪戯っぽい表情の少女が、最後には、妥協しかかった山縣先生に議論の昇華を求めるセリフの主へと、鮮やかに変身!)

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