プラトーノフ 公演情報 プラトーノフ」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  •  プラトーノフは、「いつもいい加減な事を言って周囲をたぶらかしている軽兆浮薄な男」だと思うがやけに深刻ぶったり重厚な感じを出したりしてキャラクターに一貫性がない。藤原さんはいつもこんな感じの演技しかできないんだ、と思った。 石田純一みたいな、落ち込んでいても軽薄な感じのキャラを出さなきゃねぇ。
     いつもチャラチャラしているのが、一瞬ハムレットになって深刻ぶる、というギャップが面白いのだと思うが、笑いながら「行くべきか、行かざるべきか」などと演じるのは全く逆だと思う。
     ソフィヤの衣装や髪型がずーっと同じだったのも興ざめ。なんだか完成されていない。

  • 満足度★★★★

    内容を一言で書けば「4人の女性と美青年プラトーノフの愛と破滅の物語」ということになるのだろう。

    わかりやすいストーリー展開、はっきりとした人物像で理解に何の苦労もない。だがわかりすぎることによって凡百の不倫ドラマと何が違うのかという素朴な疑問が湧いてくる。
    私の知っている唯一のチェーホフ劇である「ワーニャ伯父さん」と同様にロシア帝政末期の没落中の貴族がメインの登場人物である。「ワーニャ…」では彼らの日常の生態がテーマだったが今作ではそこを掘り下げる様子はない。私の結論は「違いはない」である。これは野球のグランドであって、観客はグランドそのものではなくプレーヤーの妙技を楽しむのである。

    そうとなれば楽しむ材料には事欠かない。
    藤原竜也さんはあの華奢な体のどこにあんなエネルギーがあるのか驚くばかりだ。最後まで感心して観ることができた。後半はらくだの長袖シャツと股引という下着姿である。いかに彼であっても見るに堪えない。しかしそれが楽しみというファンも多いのだろう。嬉しくてたまらないという笑いが続いていた。
    浅利陽介さん、私にとっては「相棒」に少し前から参加している変な奴だが、調べてみると子役からずっと活躍中のベテランなのだった。切れの良い演技で序盤の舞台を仕切っていた。昔なら一心太助か森の石松が似合いそう。
    神保悟志さん、「相棒」をはじめ他の番組でも飽きるほど見ているはずなのにキャスト表を見るまでわからなかった。扮装が凝っているためなのだが声でわかっても良いはずなのにちょっと悔しい。
    4人の女優陣の素晴らしさはもちろんであって省略する。

  • 満足度★★★★

    チェーホフの処女戯曲、死後20年経って発見された作品ということなのだけれど、けしてまとまりはよくないし、話も何を書きたいのかよく判らない(ナレ死する登場人物もいたしね)。結末は、ちょっとあっけなさ過ぎて(まさか、そんな終わりはないよね、と思ったらその通り)拍子抜けしてしまうくらい。でも、面白い。

    本来は5時間に及ぶ長さのようなのだけれど、それを休憩挟んで3時間にまとめ、藤原竜也に自由に演じさせていることが判ると話は、恐ろしいくらいの疾走感で進み、所々の話の淀みや辻褄のなさは一向に気にならなくなる。
    それに、ちょっとでもチェーホフについて知っている人ならば、この話のところどころで「桜の園」「かもめ」「ワーニャ伯父さん」など、その後の彼の作品の萌芽が垣間見られ、ふと頬が緩んでしまうという楽しみもある。

    また、役者さん各位が芸達者で、ただ舞台だけ観ていては、この役は○○だったんだ、という驚きもある。特に、高岡早紀さんや神保悟志さん、小林正寛さんなどは、言われなければ気付かないくらいに、役との同化度が高く、まさに劇中からそのまま取り出したよう。

    次回の森さんのチェーホフ作品にも期待大だけれど、できれば、公共劇場でもう少しリーズナブルだと助かるなあ。

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