満足度★★★★
考えるほどに傑作
単に作品としてよく出来ているというだけでなく、演劇史的な意味でも凄い意味を持ってくるのではないかしら。
書き忘れてたのでとりあえず簡易感想。
満足度★★★★
こんなにもふつう・・・でもあらためて、びっくり。
平田オリザさんにはまりつつある、私です。前回みたのはソウル市民3本一気に。いつもはじまりはさりげなく、、、途中からなんだかよくわからないことはおこるけど、いたっていつもわたしたちがわかりきっていることに改めてスポットが当てられて、失笑してしまう。そして、最後にはじーんときてしまう。空を見上げてしまう。そんなお芝居でした。是非再演してほしいですね。フランス語に違和感ありません。「サバサバ」なんてきいたことのある言葉だし。フランス語のやわらかさが、平田さんのお芝居に自然によりそっているような気がします。 字幕を出すタイミングは本当にむずかしそうですがよりスムーズになるとよいですね。
満足度★★★★★
じわじわと切なくなったり、感動したりする
実力派だ。
私たちは普段、なんでもないことばを奇跡的に素敵にする、という方法でお芝居を作っていたりする。
平田さんの今回の作品は、もともとよく使われる格言を非常に奇跡的にしみじみ染み入る、みたいなシーンがあって。
それがものすごく力を見せ付けられた、けどアザトくはひとつもなくて、すごい。
台本が本当におもしろい。
いやーー、見に行ってよかったです。
満足度★★★★
フランス語もできるんですね。
面白かったでです。とりあえず。
フランス語で、ということだったので、ちょっと心配でしたが、最初から平田ワールドにどっぷり浸らせていただきました。いつもの事ながら、平田作品に触れると、脳の普段使わない部分が刺激されているような感じがします。
満足度★★★★
満席。立ち見も出ていました。
最先端な字幕システムなのだと思いますが、声と文字の距離、一瞬の時間差がある分、字幕無しで楽しめるように作られてるフランス人が羨ましかったりもします。フランス語を覚えますか。それこそ「メルシー」くらいしかわからないので、その点、フランス語を音として楽しめるのは良かったのかもなぁと。
景色というよりは、余韻や間を味わう感じ。違いと共通点を笑いながら、日本人であることを再認識。観れて良かったです。
こういう味わい方もありかと。
本筋から離れたところが気になり緊張している間にクライマックス(?)が来てしまいました。感想は、ブログ(「アレーシャ日記」)に書きました。トラックバック入れときます。
満足度★★★★
「4月8日(日)は空いてる」
と、初日終演後のトークで平田オリザさんがおっしゃってました。今朝の情報では4月7日(土)15:00の回は完売だそうです。
下記、平田さんがおっしゃったことの覚書きです(完全に正確ではありません)。
平田「人間は死にます。それは人間誰しも逃れられないことで、そこには悲しみがあります。この悲しみは誰もが共有できることだと思います。でも死んだ後に行うことは(このお芝居でご覧になったように)、フランス人と日本人でこんなにも違うわけです。文化の違いによって、ひどい場合は戦争や紛争になることもある。でも、フランスの文化と日本の文化はこんなに共有できるんだってことを、今日、お客様は目撃されました。・・・(作るのは)大変だったんですけどね(笑)。」
満足度★★★★
悲しみは共有できるという希望
「葬儀」という異文化衝突がいかにも露わになりそうな状況で,おずおずと互いの距離を探りつつ,相互理解をおずおず目指す日仏の家族をコミカルに描く佳篇.
最後の台詞が醸し出す余韻の美しさは平田戯曲ならでは.