満足度★★★★
七三一部隊で人体実験を行なった医師と、被験者(マルタ)に接して働いていた特別班の隊員の現在と過去が交錯しながら舞台は進む。
いかにも人の好さげな今井医師(岡本篤)は他の医師が口実を付けて断ったマルタの人体実験も引き受けてしまう気弱なところがある。同時にその今井が平然と白衣を血に染めて人体実験を行なう。
マルタは「丸太」からではなく、素材という意味のマテリアルからつけたものらしい。まさに実験素材だったわけだ。
生きた人間をも解剖したという七三一部隊の人体実験の被害者は3000人にも上り一般市民の中国人も多かったという。
いっそ、医師の彼らが人間の皮をかぶった悪魔であったなら、私たちはどれほど心を撫で下ろしたであろうか。
時代の流れと大きな組織の動きの中で、私たちはどれだけ自分の良心と自分の行動を律することができるだろうか。同じ過ちを犯さないとは言えるだろうか。
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/11 (日) 14:00
座席D列19番
前作「ドキュメンタリー」同様に、関係者の述懐により明かされる医療絡みの事件の真相……であるが、前回と較べて時代的にも隔たっており、創作部分の比率が高いかも?
そして、個人的には731部隊が行った「直接的な」行為よりも、自社の利益を優先させて事実を隠蔽するという「間接的な」行為の方がえげつなく感じてしまうのは時の隔たりも加味されるからか?
その意味で「ドキュメンタリー」「遺言」の両作品を観ることができたのは良かった。
本作について言えば、医学者が「解剖しても人種に違いはなく、「優秀な民族」というのは方便」と言うのに説得力があると言うか、今までにはなかった観点からの発言であることにハッとする。
そして、「戦争とはそういうもの(なのでもう起こしてはならない)」という主張も感じた。(それは「あの記憶の記録」にも通ずるものであろう)
ところで床に置いてある「ガラス製のアレ」を「ビーカー」だの「フラスコ」だのとしているものが散見されるが、あれは「試薬びん」ではないだろうか?
満足度★★★★
まあとにかく上手い
構成も役者の芝居も照明も見せ方も
それぞれの場面の構図の美しさ
犠牲の上に繁栄があるのは間違いない
しかし繁栄のために犠牲を強いるのを漫然と受け入れてよいのか
誰かの罪を追求するのではなく、罪とは何かを考えさせられる作品だった
満足度★★★★
以前からこりっちの受賞履歴などで名前を見ていた劇団チョコレートケーキさん、初見。
731部隊ものということで構えて観てしまったが想定内。
メインにえがかれているテーマに好感が持てた。(仕事で遺言をあつかうので…ちょっとそちらに思いをした時間が生じた。これはいたしかたない)
脚本に対する好みかもしれないが、淡白に感じる場面も。
重いと感じられるテーマを見やすくわかりやすく見せてくれた。力のある団体さんであることがよくわかった。
会場、すみだパークスタジオ倉。久しぶりにあの硬い座席にすわりました、集中して観ていたからか背中とお尻が痛くなりましたね笑 クッションがなければもっとひどかったでしょう、クッションありがとうございました。
満足度★★★★★
戦時中の日本軍、満州で細菌兵器を作った731部隊の話。決して目新しいテーマではないのですが、登場人物の台詞、話の構成が巧みなのです。普通の人間が「組織」や「命令」を理由に凄惨な実験を繰り返した731部隊。しかし研究者としては至福の時だったと回顧する老医師の告白は科学者の性なのか。淡々と語られる中、戦争の闇の部分をこのような形で舞台化することは、とても現代性があると感じました。劇団チョコレートケーキと言えば、浅井伸治、岡本篤、西尾友樹が中心の芝居なのですが、劇団桟敷童子の原口健太郎が客演、とても存在感のある役どころでした。
満足度★★★★★
731部隊を扱っているが、それ自体を非難、否定するというより、携わった科学者達の葛藤がメインと言えるプロットが実に良く出来ていた
劇中のマルタの王静花の「誰も悼まない死、死んでも消し去り続ける死」という台詞は心に刺さった
木下役の原口健太郎と天野役の浅井伸治、そして王静花役の李丹の演技が印象に残った
意表を突く“アフター”の本編登場人物3人によるひとり芝居は秀逸、皆好演だった
ビーカー(フラスコ?)を散らべた舞台は奇抜なアイデア
照明の微妙な調光、特に“アフター”における音響も効果的で素晴らしかった
あの題材をこう処理したかと感心し 途中からはずっとどういう結末に持っていくのだろうかと考えていた
計3時間近くがあっという間だった
「死んでも消し去り得ない」舞台になったかもしれない
こうした硬派の芝居が完売御礼のキャンセル待ち状態になるなら日本もまだ捨てたものではないなと思った
残念ながら終わってしまいましたが・・・
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/15 (木) 14:00
座席1階c列15番
前回公演の「ドキュメンタリー」とのつながりは、パンフレットやここに書かれている皆様のご指摘通り。登場人物が重なっていないとのことだが、西尾友樹氏や浅井伸治氏は役柄が全く異なるのだけれども、岡本篤氏の今井は「ドキュメンタリー」の元グリーン製薬研究員だった老医師とどうしても被るなあ。実際、途中までそういう目で見ていました。
いっそ、それでもよかったのではないかな。この一点で人物の繋がりが明確になると、かなり、731部隊→非加熱製剤投与への連綿とした倫理観の一貫性が判るような気がするので。つまり731部隊で問われる倫理観(軍としての細菌兵器の開発、人体実験)と非加熱製剤投与の倫理観(利益至上主義、官民癒着構造)は、本来異なるもののはずだったのに、実はこの2つに関わった一部の者たちの倫理観には、通底するものがあった(人命の軽視)ということ。
731部隊に関わった「ドキュメンタリー」の老医師と、今回の今井は、共に731部隊での研究時代を至福の時間だったと回顧しながら、前者は非加熱製剤投与に抗い、後者は一生の後悔の念に苛まれる。しかし、そうではない、そうは思えない人々が、間違いなく関与していいたという事実、この方が戦時下という言い訳をも許されない決定的な証拠だと思う。
私は、こうした歴史的事実に基づいたフィクションに、誤謬の指摘をしたり、情報量を求めることにあまり意味があるように思えない。その解釈に意義を唱えるのは自由だけれど、あくまでもこれは創作活動なので、観客は舞台自体がどうなのかを語るべきだと思う。もちろん、その舞台観劇を契機に各々の事件について語ることは、舞台作者の意図するところでもあるかもしれないし、観劇者の探求心の発露でもあろうから、一向に構わないけれど。
だから、731部隊どうこうよりも、人間の宿業や贖罪への意識というものが、どれだけ重要かということを感じた。53人殺めた今井と川口少年に「生きろ」と言った今井は矛盾する存在ではない。それは、匿名な個人と知人との対応の違いではない。
李丹のラスト近くの舞は、見事。誰に悼まれず、隠蔽され続ける死の朦朧が良く表現されていたと思う。終盤に至るまで、その生と死の狭間を行き交うような、儚くそれで強い存在感は秀逸でした。
「マルタ」という表現は、「材料」という意味で「マテリアル」から来ているらしいのですが、私は「ドキュメンタリー」からずっと「丸太」だと思っていました。
枝(手足=自分の行為を司どり死生を左右する部位)を切り取られ、ただ無機質に並べられた材木。何に使われるかをただ待つ存在として。
満足度★★★★★
珍しく折込チラシの宣伝文句くに惹かれて出かけたが、とんでもない重たい拾い物だった
731部隊を扱っているが、それ自体を非難、否定するというより、携わった科学者達の葛藤がメインと言えるプロットが実に良く出来ていた
表を突く“アフター”3人によるひとり芝居は秀逸、好演だった
李丹演じる劇中のマルタ王静花の「誰も悼まない死、死んでもっ消し去り続ける死」という台詞が心に刺さった
記憶から消し去り難い舞台だった
満足度★★★★★
命を救うのが仕事であるはずの医者でも、研究に憑かれて人体実験を行い多くの命を消してしまう。相手が支那人だからできたのかと思ったら、伝染病に感染した同胞でも生きたまま解剖してしまうと言う話があり、業としか思えない。戦争中のことだからですませられることではない。
舞台に置かれた標本を入れるようなガラス瓶が緊張感を生んでいた。危うさの象徴なのだろうかと思われたが、ぶつかったら倒れたり壊れたりしないのだろうかと・・・
満足度★★★★★
涙を制してこみ上げる、エゴイストとは何者か。 熱狂のうちに刻み込んだ気で、その実、上っ面を引掻いたに過ぎないようで・・・ 仄めく交差軸の上で 遺産の行方が定まらぬ。 開いてみて開かない選択肢に迷う弱さを嗤えるか。 悟りとも諦めともつかぬ境地へと彷徨う。
満足度★★★★★
鑑賞日2018/11/08 (木) 19:00
いろんな意味で「遺産」でした。視点を多く設定しながらも、ぶれない1本の筋がある。戦後にあったと思われるアメリカとの密約、裏取引に関する作品も見たい。
満足度★★★★★
本が良くできていて、緊張感がとぎれない。床に置かれたビーカーのようなガラス容器が印象的だったが、役者さんが演技中に誤って蹴飛ばしてしまうのではないかとちょっと心配だった。
満足度★★★★★
重い内容で、サイコっぽいところもあったけど、私も医療に従事する理系女(というには歳だが。。)善悪よりも探究心が勝ってしまう感じってわかってしまう。とにかく、めっちゃ良かったです。
重い、迫力、力作、問題作。
私の知っている知識の範囲内ではありますが、変なところや事実と食い違っている点はないように感じます。
きっと物凄く丹念に調査して書いたのでしょうね。
なりよりこういう題材を取り上げるという意欲や問題意識、志が素晴らしいと思いました。
石井部隊をよく知らない層や若い方々に見てほしいと思います。
満足度★★★★
今年演劇ファンが最も注目している舞台と言っていいだろう。古川健もチョコレートケーキも正念場である。今年の乱作を乗り越えて、その期待に十分に応えた作品だった。
素材は戦時中の日本軍の満州での細菌兵器731部隊である。どの国でもあるが、いったん政府が拙いと秘密にした情報はなかなか出てこない。この舞台では、現在公知の情報に基いて(政府が認めたと言う事ではなく)書かれたフィクションという枠組みで、国という集団と、その中にいる個人、の関係を追っている。戦争が世界各地で目に見える形で行われているいま、極めて現代的なテーマである。
国には、個々の国民にとっては迷惑でしかない「戦争」を行う権力があり、個人には個人の尊厳に加えて、ここでは医学者の倫理と言う国を越えた普遍的なコードがある。
ここでは、戦争遂行のための反倫理的な兵器製造を巡って、両者の様々な尺度から見た対立が描かれ、カタストロフに直面した時の人間の対応と感情が問われる。それぞれの人物も登場人物としてよく書き込まれていて、2時間余だれることなく見せてしまう。相変わらず構成もキャラの設定も旨い。
今回感心したのは、現代の観客、90年代の今井の死、戦時中の満州、という今現在生きている三つの世代に広く網打ちした舞台を作ったことだ。どの世代でも、このドラマが問題にしている対立は続き、それがこの社会の考えるべき問題だ、と演劇の世界から明確に発言している。感動的な舞台でもあった。
しかし、と、ここからは注文になるが、特殊な素材をうまく普遍化することには慣れているはずの古川のはずだが、超特殊な素材だった「治天の君」ほどにも、人間的に広がらない。天皇夫婦に託した演劇性が、このドラマでは中村という医師に託されているが、彼のドラマとしての位置がどうだったのだろうか。また、最後に(以下、ネタバレ欄で)
この公演に先立って、「ドキュメンタリー」と言う公演があったが、これはなくもがなであった。中途半端で意味がない。しかし、情報に立脚している今回の公演が、成立する基礎として、この情報がどう出てきたかというドラマは、別の視点のドラマとして面白いと思う。歴史ドラマを扱うとき、史実かどうかは、今作者が気を配っているほど、重要ではない。デタラメをやれば、ネット攻撃にさらされうっとおしいことは事実だが、たとえ情報操作と言われようとも、世間が納得sる情報で発信するのはやむを得ないし、それでひるむことはない。日本ですら、この731部隊の裏側で、同時期に国内の演劇では、菊田一夫が「花空く港」を書き、森本薫は「女の一生」を書いていた。
現代では、前世代の単眼的視点を複眼で見直すことは必要不可欠である。この作品にはそういう第一歩も感じられた。
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「アフターアクト」というものを初体験。すごく膨らんだ。近くから「なるほど」という声が漏れていた。番外編?どういう位置付けなのかな。オスカルはどこからの留学生なのか気になった。3話ともストーンと"おち"た。 劇団チョコレートケーキ「遺産」
約6年前
時代がいっきに遡る。血とホルマリンのにおいと冷たい壁。雑音ない張り詰めた空間に逃げ場なない。目撃者になっている錯覚に陥るのが(いつも)すごいと思う。関わることが大切。そしてすでに継承されている遺産と、医学の進歩と倫理は戦時下の問題では終わらない。 劇団チョコレートケーキ「遺産」
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』続、役者達が丁寧に時代や立場からの正義をあるが如くに編み貫いたからこそ、ラストに女優が踏み出し身体で表現したものの意味が鮮やかに観る側にも伝わる。それが思想や理屈で歪むことのない、歴史の果実へと重なって行くことを感覚で知らしめる演劇の力に息を呑んだ。
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今週は翌日にまで余韻が残る芝居が続く。劇団チョコレートケーキ『遺産』、事実はこの作品以外にも、また舞台以外でも描き語られているけれど、この視座の交わりは舞台だからこそ描きうるものにも思え、歴史を現代の価値観で評し染めることの、力も、危うさも、その滅失に至る理もヒリヒリと心に残る。
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劇団チョコレートケーキ『遺産』 全公演無事終了いたしました。お客さん、出演者、スタッフの皆様 本当にありがとうございました☆ 朧げながらちょっとだけ、自分がどんな役者になりたいのか見えた気がした公演でした。 また来年もよろしくお願い致します。
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」で、床に置いてあるアレを「ビーカー(画像1)」だの「フラスコ(画像2)」だのとしている「観てきた!」が散見されるが、あれは「試薬びん(画像3)」ではないだろうか? https://t.co/hKg8Qa7Gy6
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劇団チョコレートケーキ『遺産』千秋楽 戦争という特殊環境で"人間"が遺した遺産が今の生活にどう繋がっているかについてまず【知る】ということ。隠されたり風化して見つけ辛いその導入部のみを描いて教えてくれるのが劇団チョコレートケーキで… https://t.co/xkZhRSqgUK
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劇団チョコレートケーキ『遺産』 全公演無事終了いたしました。すべての御客様、出演者、スタッフの皆様 ありがとうございました‼ みんなで作った感半端ない作品でした 今正直 この芝居をもう演らなくていいという安堵と不安が同居してます… https://t.co/K5o1A3veJD
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』が無事千秋楽を終えた。大入袋をもらう時の充実感に満ち溢れたあの感じ、とても好きです。ありがとうございます。
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アメブロを更新しました。 『劇団チョコレートケーキ「遺産」(2018.11.15 すみだパークスタジオ倉)』 https://t.co/AlKyC8vSDp #遺産 #劇団チョコレートケーキ
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劇団チョコレートケーキ「遺産」終わりました。沢山のお客様に心から感謝を。舞台に立ち上げてくれた仲間たちにも感謝を。中坊の頃に出された宿題をやっと提出できた気持ちです。
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劇団チョコレートケーキ「遺産」終演致しました。皆さんに感謝しかないです。それ以上何も言えません。私事としては今年買い替えたばかりのこの携帯も本日ひっそりと終わりを迎えました。買い替えます。
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劇団チョコレートケーキ『遺産』千秋楽 観劇。 超大作。 過去と現在を行き来して描かれる事実に、観客が答えを求められているよう。 そこに生きた人間に涙しました。 観終わって数時間経つが、うまい感想がみつからない。 これからしばら… https://t.co/lCNSUqpPjw
約6年前
@ichiichino 劇チョコ「遺産」過去と現在にひとが繋がる構成とか見事でしたねえ。ほんとに見事でしたねえ。そしてアフターアクトの中村先生のやつ、よく古川さんオッケー出したなあって……(^^;)渡邊りょうがヤバかったですね!
約6年前
他のふたつは、本編に沿った当事者の吐露だけど、唯一当事者でない中村のやつはコメディだったんだよね。だからこそそのラストが余計にゾッとするという。笑ってた自分すら怖くなる。 劇団チョコレートケーキ『遺産』アフターアクト。 https://t.co/M9QhOVFgUv
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』。過去の自分&今現実を演じる。我が敬愛・劇団桟敷童子の。原口健太郎氏に理屈抜きで心を鷲掴みされた。極上のいぶし銀・リアル&刹那。しっかり受け止めなり(^O^)
約6年前
天野が終盤野村に説く台詞がたまらないんだなあ。なんでお前が言うんだよなんでっていうやりきれない。劇団チョコレートケーキ『遺産』。
約6年前
どうして泣いてしまうんだろう。劇団チョコレートケーキ『遺産』。いやもうだから絶対ダメ、中村先生、ダメ、絶対。
約6年前
芝居観終わった。劇団チョコレートケーキ「遺産」。面白かった。ずばり731部隊の話。鬼畜の話。 戦争では大概は「上の命令」という言い訳が通用するが、こいつ等は自分の意思で戦争を楽しみやがった。苦しんで死ねとしか。 イラクやグアンタナモで捕虜いじめた奴らも同じ。
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』アフターアクト、それぞれインタレスティングだったけど、中村のやつはゾッとした。悲鳴でた。怖っ…… 『遺産』本編と、アフターアクトでのエピソードとを鑑みても酷過ぎる。だから、でもそうだとしたらこうかもしれないと必至で希望をたぐり寄せる作業してる脳内。
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」観ました。 会話のテンポと場転好きだったなぁ。 1番後ろの席だったけど約130分集中途切れなかったのは我ながらびっくり。肩はこったけど。 出てる役者さんがみんな素敵であんな芝居やりたいなーとしみじみ思いました。
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』(アフターイベント一人芝居全部のせ回)を観劇 終演後、過去の過ちを今を生きている自分達はどう受け止めていくのか、乗り越えることはできるのか色々考えていると… アフターイベントが終わると頭の中が鴨川の… https://t.co/Dy4tEkZq7d
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」、大胆にも思える舞台の広さに緻密な演出、寒々とした人間の闇が残酷さが舞台から押し寄せてきた。あの状況におかれた時、悪魔にならない自信はあるか?
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』 まさにこれから観ます。 今日は学びの日になる。 チョコレートケーキさんは、観終わったあと、ずっしりと「日本」と「日本人」を考えることになる劇団さんなので、観る前から、幾許の覚悟が必要だと、これまでの作品を観ていて体験済み。 楽しみだけど怖い。
約6年前
昨日は劇団チョコレートケーキ「遺産」観劇。プレ公演以来予感していた通りずっしり。今に生きる我々がそれを狂気と呼ぶのは容易い。他方当時の研究者にとって究極の場所に映ったのも事実かも知れない。これを非常に乗じた侵さざる領域に踏み込む行為と知りながら実行した指導者の存在が何よりも怖い。
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」観劇 とってもすれすれの事をわかりやすく、繊細に描いたお話だった。 劇中にあった「支那の言葉で騒がれるよりも、日本語の方が気持ちが悪い」ていうのはなんだか胸の締め付けられるセリフだったなあ。 https://t.co/IQA7GjotQg
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」すみだパーク 今回も骨太な作品。731部隊というエグい題材を扱った作品で覚悟はしてたけど、観終わった後はかなりズッシリきた。錦糸町までの道すがらいろいろ反芻しながら帰る。負の遺産、目を背けたくなるけど、きちんと受け止めないといけないことだなあ、、、
約6年前
今日は劇団チョコレートケーキ『遺産』。731部隊の話。人間とは何をしかねない存在なのかを突きつける一方で、こうもなれるのだという願いも示される。あの状況での「生きなさい」という言葉に胸をつかれた。ラスト、美しく踊る姿にも。そこには… https://t.co/a4egXVnzJH
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」観劇してきました。戦争というものによって悪魔にみいられてしまう。人として、研究者として、医者としてそれぞれの立場がぶつかる濃厚な芝居でした。あー、感想下手くそ…
約6年前
11月11日の観劇記録 すみだパークスタジオ 劇団チョコレートケーキ 遺産 岡本篤アフターアクト 知的好奇心が一番怖いよね 正義を理由にすると何でも許されるとか この遺産は遺物じゃなく現在もあること しっかり伝わりました https://t.co/cu07Cr8HEE
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」観劇。三度目の正直でやっと観れました。ごく普通の人間も、もちろん自分も、悪魔の種は持ってるんでしょうね。芽を出すきっかけが昔は戦争だっただけで。人間怖い。
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」の参考文献のうち、滝谷二郎「殺戮工廠・731部隊ー発見された細菌部隊兵士の告白調書」、青木富貴子「731ー石井四郎と細菌戦部隊の闇を暴く」、中薗栄助「夜の培養者ードキュメンタリーノベル生きていた731部隊」は書棚にあったと思うので、探してみよう
約6年前
すみだパークスタジオという東京の片隅にある定員160人強の小屋で、旭川市民劇場の会員に偶然遭遇してビックリ。今後の企画調査のために、4日で5本の芝居をご覧になるそうだ。ご苦労様です。劇団チョコレートケーキ「遺産」はイチオシしたいとのこと
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』観劇。 言葉にならない。観られて良かった。 この物語に救われた部分があって、救われる物語ではないと思うのに。 「第三世代」を観ながらこの物語に想いを馳せる瞬間が何度もあった。 「遺産」を観た今、もう… https://t.co/jf2pSwQP5d
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』 前作『ドキュメンタリー』が面白かったので観ました。前作はほぼ一つの場面で展開されてたけど、今回は過去と現在の二つの場面で展開されていて、それぞれの世界がしっかり作られていて、またその二つが重なったりして、前作と違った良さがあったと思います。
約6年前
昨日観たもうひとつ。劇団チョコレートケーキ「遺産」731部隊のお話。人体実験に関わった人達の1990年と1945年。背負った45年の重さ。その人その人の立場と意思と功績と罪と罰。ぐうーって迫ってきて苦しかった。綺麗事で終わらせない… https://t.co/gBaPCWBbgP
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」 生で演劇で観れてよかった。気持ち悪かった。感動した。 フィクションなのに当時の人間が生き返ってまるで本物の「再現」を見てるようで。 照明と音響の盛り上がりにも心奪われました。自然にある。深く影を落とすシーンも一瞬後の静寂も。 観てよかった。
約6年前
劇団チョコレートケーキ 『遺産』 舞台と小道具の使い方、常に存在する規則的で不気味な舞美、二人の回想シーンの見せ方が好きだった はっきり感じ取れたものを言葉で言われてしまったのが少し惜しい気もした
約6年前
劇団チョコレートケーキ、遺産
約6年前
↓軍の上層部から焼却を命じられたのに、保存しなければと残した人たちがいたから今に残る貴重な記録。劇団チョコレートケーキ『遺産』も731部隊をテーマにしたフィクションではあるけど、個人用に残した記録が文字通り遺産となるんだよなあ。
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』 日常で、何を大事にしたいか、なんのために選択するのか、とか。とか。 この作品で扱われるテーマとは周りから見たら全然違う大きさの出来事でも、なにをどう考えたいのかって、こと、に、向き合いたいなと思うような。 置き換えて考えた作品でした。。。
約6年前
【本日14日(水)14時と19時開演】 劇団チョコレートケーキ 『遺産』 @ すみだパークスタジオ倉 上演時間は、約2時間10分 14時開演は、13時15分から 19時開演は、18時15分から 受付開始 当日券 4000円… https://t.co/Y6urknNf36
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』を観劇。スぺロへータ実験の被験者の女性が深い絶望の中で鏡を欲しがった場面に光を感じた。鏡は人間としての尊厳の象徴なのかもしれない。 すみだパークスタジオ倉にて。15(木)まで。 https://t.co/7zHOErYmSO #劇団チョコレートケーキ
約6年前
劇団チョコレートケーキ 『遺産』 感想☞ https://t.co/EJ1t8mxB4Z 今回もすごい舞台でした。 分からないことだらけで、考えたいことがたくさん。 キャストさんや古川さん、日澤さんにいろいろお話を聞いてみたい。 https://t.co/H74o617ezz
約6年前
劇団チョコレートケーキ『遺産』を観劇。ある人間が残したものは善も悪も愛も過ちも全てが、人類の共通財産になり得る。もう二度と同じ惨事を繰り返さないように、という祈りと共に。この作品の存在もまた、それと同じ使命を帯びていると感じた。(清水幹王)
約6年前
劇団チョコレートケーキ「遺産」なかなか良かった。同じ731部隊を扱った作品でも、野田秀樹の「エッグ」が修正される歴史の中に消されていく者の叫びを多重構造で描き、パラドックス定数の「731」が研究者の業をコメディに近い黒さで見せてい… https://t.co/A4EWDp5bpl
約6年前
劇チョコ「遺産」で野村が中村に脅しをかけるときに前田医師の名前を言うじゃないですか。 前半で言った時はサラッと聞いてしまってたけど、川口の話を聞いてからだとピンファンにいた病理の先生!?って((;;OдO;lll))←根深い 西尾… https://t.co/3CvQx4nM2X
約6年前