変奏・バベットの晩餐会 公演情報 「変奏・バベットの晩餐会」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 3.3
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  • 満足度★★★

    初めの「かもねぎショット」は、まあ面白いのかな。ん〜。19世紀の北欧が舞台でバベットの時代的背景もこの舞台では重要ではないのか、よくわからないモノでしたね。

  • 満足度★★★★

    心をほんわりと温かくさせてくれる舞台でした。

    ネタバレBOX

    バベットの流暢なフランス語のように聞こえてしまう山形弁が爆笑ものでした。
     普段の慎ましい生活シーンをモノトーンでシンプルに描き、豪華絢爛な晩餐会の色鮮やかなシーンが効果的でした。
    美味しい料理に心が満たされ蟠りもとける様子や皆の心の温かさが伝わり幸せな気持ちになる舞台でした。

     できたら、原作に忠実に多少のスパイスを効かせることでストーリーにメリハリができ、見ごたえが増したのでは、と思いました。

     この舞台、贅沢三昧のうちのお寺さんにも観てほしい(笑)
  • 満足度★★★★

     上手、下手奥側面に階段が設えられている他は基本的にフラット。必要に応じて、ベンチ、テーブル、机、箱馬などが出演者によってセットされる。(華4つ☆)

    ネタバレBOX

     一応19世紀中ごろの北欧の架空の町が舞台となっているが、通貨がクローネであるからデンマーク、ノルウェイなどかつてバイキングとして覇を競った国々をイメージしながら拝見した。時代的にはナポレオン3世辺りか、フランス革命以降の動乱を経験している話が出てくるので、自分はそう考えた。バベットは、このジェズィット派流の極めてストイックな宗教的権威に支配される町の司祭の家に亡命して来たフランス人女性だが、彼女の自由な振る舞いが如何にもフランス人らしいのに比して、この町出身ではあるが、ロンドンやパリでよそ者として暮らすオリーヴィアの人工的な自由発現とは異なる点、またオリーヴィアのそのぎこちなくわざとらしい自由表現が、町を引っ掻き回す狂言役を担って、バベットの自由と対比されると共に、この町の地域住民との関係で自然な振る舞いをするバベットの方が、この町出身で異質性を自ら演じているオリーヴィアより親しく受け入れられていることが興味深い。この違いが、バベットがパリで多くの家に石油を撒いて放火したという噂が町中に知れ渡っているにも拘わらすなのであるから、猶更である。
     一方、演出で少し気になった点を上げておくと、オープニングで役者が登場する際、暗転から明転に至るのではなく、登場人物の8割程度が舞台上に現れる時、やや昏いものの観客に動きがハッキリ分かる状態で登場するので、下手、上手に整列する動きが丸見え。実際に演技が開始される整列直後の、バベット以外は恰もゼンマイ仕掛けの人形の歩みのようなすり足、小刻みな歩行とバベットのダンスのような自由な動きの対比が減殺されていること。
     物語自体は極めて面白く、ユーモアに富み衣装もフランス映画の傑作「天井桟敷の人々」でジャン・ルイ・バローが纏っていたような白いパンタロンに襟に特徴のあるもの、バベットは、若干異なり上着は白衣風。何れにせよ基本は白なので宗教的な清廉を表している点でも評価できる。タイトルの晩餐会は、無論「最後の晩餐」を意識していることが明らかである。というのも今は亡き先代の司祭が水上を歩いて渡った話が出て来たりするから、これはキリストがガリラヤ湖の水面上を歩いた話と呼応しているのが明らかだからだ。ラストの見事なパフォーマンスもこれらキリスト教の奇蹟譚と呼応しているのは明らかだ。
     ところで、今作5評価に出来なかった理由が、オープニングの問題と影の主役とも言えるオリーヴィア役の女優が、芝居をナメテイルンジャないかと思えるほど噛んだこと。また、自分の席ではないが、指定席なのにWブッキングしているなど制作何やってんだ! と思う点があったことによる。演劇は裏方を含めた総ての関係者によって作り出される総合芸術である。無論、その中に観客も含まれる訳だが、Wブッキングの憂き目に遭った観客の態度は紳士的であったから合格。以上挙げた点に今後留意して舞台を作って頂きたい。演劇大好き人間からのお願いである。こういった点にも注意を払えないようでは、一所懸命舞台づくりをしている役者、他のスタッフが気の毒である。
  • 満足度★★★

    抑制された舞台装置と衣装で、演者の身体性が際立ちより抽象化された芝居になるのかと思ったがそうでもなく。身体表現より言葉ばかりが出てきた印象。シンプルな舞台/衣装に演者が埋没してしまったような。特に前半は捉えどころなく言葉を追っていた感じ。「フランス訛り」は面白かったですが。ダンスも含め全般的に舞台上の進行を必然と感じさせるものが少なかった。ラストの彩りは目に心地よかったです。

  • 満足度★★★

    魅力的なタイトルとフライヤーでしたが、何を訴えたいのかわかりにくさがありました。黒色のイスとブロック程度しか舞台にありません。ダンスがあるから、最後の仕掛けのためかも知れませんが、同じような衣装で言葉のみの表現、物語の面白さを十分に伝えられていないように感じました。

  • 満足度★★★

    なぜこの北欧の寓話を日本で舞台にしようとしたのか、結局わからない。
    原作はデンマークの国民文学、映画も傑作と言われる出来で、それぞれに深く愛している人たちもいる。それを越える結果は望めないにしても、この素材を扱うなら扱うだけの心意気を見せてほしい。
    俳優全員を白の衣装にするとか、ダンスをいれてみるとか、バベットのフランス語なまりを東北弁でやってみるとか、晩餐を幕で見せるとか、全然作品の本質に関係ないところで小手先の気を引くだけでつまらない。肝心の、革命で、天職を奪われた犠牲者が、その職を理解しない寒村に流れてくる。その寒村の人々には自然の生活があり、その中で生涯を貫いて生きるよすががある。それぞれの地域に生き、宗教も異なる人間の人生と真実が、宝くじが当たったことで実現する一夜の奇跡の晩餐でほんの一瞬だけ明らかになる。と言うところがぼやけてしまって見えてこない。
    原作より、としていないのならいいが、これで日本の変奏と言うなら、ちょっとデンマーク国民に申し訳ない底の浅さだ。。
    俳優も久しぶりのかもねぎショットで落ち着かずバラバラの印象だが、一人か二人はブリリリアントな役者が居ないとこういう抽象性が強い話は苦しい。おばさんたちの井戸端会議の連続のようになってしまった。唯一の男性配役は、原作ではものすごくおいしい役なのだがこれも不発。唯一旨いと思ったのは選曲である。

    ネタバレBOX

    人間同士、理解されるところも、結局理解されないままに終わることもあるが、かくして人生は流れていく、と一同が星空のもとで手をつないで踊る映画の秀逸なエンディングに似た終わりだが、この物語の寓話性が、映画より長く、また前半は殆ど省略しているにもかかわらず、脚本で生かし切れていない。
    この話はやはりコスチュームプレイでしっかりやらないと、内容が浮いてしまうと痛感した。繰り返すが、なんでこんな難物をやってみようと思ったのだろう?

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