公演情報
「OPTIMISM」の観てきた!クチコミ一覧
(関係ない話から始めますが)毎年行われている難民映画祭が今年も行われました。
例年よりかなり規模が縮小され、開催時期も1ヶ月ほど早く9月上旬でした。
そうこの公演とほぼ同じ時期です。
やはりこういったテーマだけにドキュメンタリーが多かった。ドラマは1作だけでした。
で、こういう映画祭が行われている時期に本作を見たら、どうしても違和感とか軽さを感じてしまったわけです。
これは舞台の宿命とか限界なのでしょうか。
時代も国も文化も違う人々を日本人が、なりよりも日本語で演じることに違和感や軽さを感じてしまったのです。実在の人物を事実に近い作品だったからかもしれません。
この芝居はクオリティが高くとても良い作品だったとおもいます。
その時期に見なかったら、こういった感覚はは感じなかったかもしれませんが。
だからといって舞台が生が無力とは思っていません。
生きている人間が、目の前でパフォームするものには絶対に力があると信じています。
満足度★★★★
一番印象に残ったのは、ダンスパーティーに行って、誰かに誘って欲しかったヘレン。実に愛らしく、そこにいるのは障害など関係ない、ごく普通の女の子のトキメキと失望。この時の期待感にキラキラした彼女の表情がとても輝いて見えた。羽杏さんの演技力には毎回驚かされる。またサリバンとの初期のシーンも、作り物感のない出来栄え。道理も通じない、相手の気持ちもわからない、歩き始めた子供を相手にするようで・・・あの感覚、子育て経験のある方なら、サリバンの気持ちがわかるのではないだろうか?
あえて難点を言わせてもらうと、ヘレンの言葉を出来るだけ理解したいと思って集中してしまうので、観ていて必要以上に疲れてしまう事。(舞台脇に字幕は出ていた。後ろの席なら見やすいが、真ん中から前は真横向いたり振り向かないと見えない、そちらを見ると舞台から完全に目が離れてしまう)サリバンを介してではなく、大事なポイントに彼女の心の声という感じで、ストレートな言葉があると、もっと彼女の心を理解できるのではないかと思う。
前作では主人公の生身の女性としての部分が感じられず、物足りなさを感じたが、今回は
“偉人”と呼ばれた一人の女性の、女としての部分もしっかり描かれていた。
追加です。
セットですが、あんなに作り込まなくても良かったのでは?黒バックで良かったんではなかったのでは?と思いました。セットとしては、テーブルセットとくみ上げポンプだけで良かったんじゃないかと・・・。
ヘレンの生きている暗闇の世界に、初めての感情や新しい感覚が生まれた時に、照明でそれを浮き上がらせる方が、ヘレンの想いがより伝わったのではないかと素人は感じました。
満足度★★★★★
「『奇跡の人』は有名ですが、彼女のその後の人生」とのことでしたが、ちゃんと「奇跡の人」の部分もあり、サリバン先生との、言葉を思い出すための格闘は息詰まるものがありました。ヘレンは障害を持たなければ、南部のお金持ちのお嬢さんとして普通に結婚してと言う人生だったのでしょうが、三重苦と言うものを背負ったがために大変な人生を歩むことになったわけです。しかし、それこそが奇跡だったのではないかと今回の舞台を見て思いました。ヘレンが恋したり、社会主義に傾倒したりしたことを知ることができてとても良かったです。ヘレンやサリバン先生をはじめ、役者さん達も熱演でした。素敵な舞台をありがとうございました。
「OPTIMISM 楽天主義」読んでみようと思って帰りにさっそくジュンク堂によりましたが絶版になっているようで、地元の図書館にもありませんでした。古本屋さん巡りを楽しむことにします。
満足度★★★★★
とても感動しました。
アンサリヴァンのヘレンケラーに対する思い、凄いなぁ~と思います。
ヘレンケラーの生きる為に努力する事。
改めて教えられたように思います。
満足度★★★★★
素晴らしかった。セットがやや不自由さを感じさせたようにも思うが、雷の後の一景などとても美しい。ヘレン役はもちろん、他の役者さんもみな良かった。
満足度★★★★
ヘレンケラーを題材とした公演は3作目。前2作はせんがわ劇場で上演しており、この劇場より広い。本作におけるヘレンケラーの人物像なりは前作をも凌ぐ見事な造形であったが、芝居的にはこじんまりとした印象を受けた。
劇場の規模を比較して意味があるのか分からないが、少なくとも せんがわ劇場では素舞台に近い。あるのはテーブルと椅子が数脚。周りは暗幕で囲い、脚本・演出・演技で魅せる力作であった。本作は屋敷内を作り込み過ぎたようで、言葉はおろか自分が何者(人)かさえも認識できていない”子供=ヘレンケラー”の行動が舞台セットによって妨げられている。何気にテーブルの周りを回ったりしているが、”痛い”という感覚本能を持っていたか否か判然としないが、観客としては作為的な動きに見えてしまったのが勿体ないところ。
(上演時間2時間10分)
満足度★★★★★
ヘレンケラーとサリバン先生の出逢いから約50年にわたるライフストーリー。
冒頭からのお馴染み「ウォーター」を認識するまでの格闘記もさることながら、言葉を得た後のヘレンケラーの人生は“更に”といってよいほど興味深く、「楽天主義」という意味のタイトルだそうですが、苦難が続く運命、彼女がそれに打ち勝てる“精神力の源”に感じ触れることが出来たのは鳥肌が立つほどに感動的でした。
奇跡的に言葉を認識できるようになった後、今度は実家が没落する等、悲劇的な状況には事欠きませんが、ヘレンやサリバン先生、その他の人物がさり気なく醸し出すユーモラスな部分が、作品をより豊かで親しみやすいものにしていたと思います。