OPTIMISM 公演情報 OPTIMISM」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.8
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  • (関係ない話から始めますが)毎年行われている難民映画祭が今年も行われました。
    例年よりかなり規模が縮小され、開催時期も1ヶ月ほど早く9月上旬でした。
    そうこの公演とほぼ同じ時期です。
    やはりこういったテーマだけにドキュメンタリーが多かった。ドラマは1作だけでした。

    で、こういう映画祭が行われている時期に本作を見たら、どうしても違和感とか軽さを感じてしまったわけです。

    これは舞台の宿命とか限界なのでしょうか。
    時代も国も文化も違う人々を日本人が、なりよりも日本語で演じることに違和感や軽さを感じてしまったのです。実在の人物を事実に近い作品だったからかもしれません。

    この芝居はクオリティが高くとても良い作品だったとおもいます。
    その時期に見なかったら、こういった感覚はは感じなかったかもしれませんが。

    だからといって舞台が生が無力とは思っていません。
    生きている人間が、目の前でパフォームするものには絶対に力があると信じています。

  • 満足度★★★★★

    千穐楽を観劇
     皆さんに観てほしいと思える素晴らしい舞台でした。

    ネタバレBOX

    たくさんの絶望感や差別、想像もできない苦労と努力、強い意志を持ち自ら道をどんどん切り開いていくヘレン・ケラー
    どんな困難にぶち当たってもそれを全て希望に変えてしまうたくましさ、どん底の暗闇の中で悩む人にも光を与え引き上げてくれるような優しさと力強さを感じました。
    できたら、ヘレン・ケラーの大学時代、如何に努力して知識を習得し自分の信念、確固たる思想、哲学を持ち人格形成されていったかについて詳しく描くと終盤のさまざまな活動の場面がより感動的なものになるのでは、と思いました。
    (そこを是非観たかった!)
    役者皆さんの熱演も良かった。ヘレン・ケラーの最後のメッセージも心に響きました。
    本当に大切なものは何か、観た人に希望と勇気を与えてくれる素晴らしい舞台でした。
  • 満足度★★★★

    一番印象に残ったのは、ダンスパーティーに行って、誰かに誘って欲しかったヘレン。実に愛らしく、そこにいるのは障害など関係ない、ごく普通の女の子のトキメキと失望。この時の期待感にキラキラした彼女の表情がとても輝いて見えた。羽杏さんの演技力には毎回驚かされる。またサリバンとの初期のシーンも、作り物感のない出来栄え。道理も通じない、相手の気持ちもわからない、歩き始めた子供を相手にするようで・・・あの感覚、子育て経験のある方なら、サリバンの気持ちがわかるのではないだろうか?
    あえて難点を言わせてもらうと、ヘレンの言葉を出来るだけ理解したいと思って集中してしまうので、観ていて必要以上に疲れてしまう事。(舞台脇に字幕は出ていた。後ろの席なら見やすいが、真ん中から前は真横向いたり振り向かないと見えない、そちらを見ると舞台から完全に目が離れてしまう)サリバンを介してではなく、大事なポイントに彼女の心の声という感じで、ストレートな言葉があると、もっと彼女の心を理解できるのではないかと思う。
    前作では主人公の生身の女性としての部分が感じられず、物足りなさを感じたが、今回は
    “偉人”と呼ばれた一人の女性の、女としての部分もしっかり描かれていた。

    追加です。
    セットですが、あんなに作り込まなくても良かったのでは?黒バックで良かったんではなかったのでは?と思いました。セットとしては、テーブルセットとくみ上げポンプだけで良かったんじゃないかと・・・。
    ヘレンの生きている暗闇の世界に、初めての感情や新しい感覚が生まれた時に、照明でそれを浮き上がらせる方が、ヘレンの想いがより伝わったのではないかと素人は感じました。

  • 満足度★★★★★

    「『奇跡の人』は有名ですが、彼女のその後の人生」とのことでしたが、ちゃんと「奇跡の人」の部分もあり、サリバン先生との、言葉を思い出すための格闘は息詰まるものがありました。ヘレンは障害を持たなければ、南部のお金持ちのお嬢さんとして普通に結婚してと言う人生だったのでしょうが、三重苦と言うものを背負ったがために大変な人生を歩むことになったわけです。しかし、それこそが奇跡だったのではないかと今回の舞台を見て思いました。ヘレンが恋したり、社会主義に傾倒したりしたことを知ることができてとても良かったです。ヘレンやサリバン先生をはじめ、役者さん達も熱演でした。素敵な舞台をありがとうございました。
    「OPTIMISM 楽天主義」読んでみようと思って帰りにさっそくジュンク堂によりましたが絶版になっているようで、地元の図書館にもありませんでした。古本屋さん巡りを楽しむことにします。

  • 満足度★★★★★

    小劇場の空間でとても贅沢な時間を堪能-
    何度でも観たい舞台。
    いつまでも再演を繰り返してほしい。

  • 満足度★★★★★

    とても感動しました。
    アンサリヴァンのヘレンケラーに対する思い、凄いなぁ~と思います。
    ヘレンケラーの生きる為に努力する事。
    改めて教えられたように思います。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしかった。セットがやや不自由さを感じさせたようにも思うが、雷の後の一景などとても美しい。ヘレン役はもちろん、他の役者さんもみな良かった。

  • 満足度★★★★★

    演技を十分に堪能できました。良い芝居で良い観劇時間だったと思います。開演時間がしっかり守られていたことも気持ち良かったです。

  • 満足度★★★★★

    素晴らしい芝居でした。
    特にヘレン・ケラー役の女優さんに感動しました!!!

  • 満足度★★★★★

    素直に感動。
    多くの人に観てもらいたい一品。

  • 満足度★★★★

    ヘレンケラーを題材とした公演は3作目。前2作はせんがわ劇場で上演しており、この劇場より広い。本作におけるヘレンケラーの人物像なりは前作をも凌ぐ見事な造形であったが、芝居的にはこじんまりとした印象を受けた。
    劇場の規模を比較して意味があるのか分からないが、少なくとも せんがわ劇場では素舞台に近い。あるのはテーブルと椅子が数脚。周りは暗幕で囲い、脚本・演出・演技で魅せる力作であった。本作は屋敷内を作り込み過ぎたようで、言葉はおろか自分が何者(人)かさえも認識できていない”子供=ヘレンケラー”の行動が舞台セットによって妨げられている。何気にテーブルの周りを回ったりしているが、”痛い”という感覚本能を持っていたか否か判然としないが、観客としては作為的な動きに見えてしまったのが勿体ないところ。
    (上演時間2時間10分)

    ネタバレBOX

    セットは屋敷内_中央にテーブル・椅子や飾り棚が置かれ、下手には窓。客席寄りに階段がある別スペースを設けている。当然、有名なシーンである井戸も見える。
    梗概…ヘレン・ケラー(羽杏サン)とアン・サリヴァン(坂東七笑サン)との出会い、結びつきが中心に描かれる。その意味ではヘレン・ケラーの人生に大きな影響を与えた人物との関わり、言葉の認識というプロセスが中心であり、その見せ場として井戸での水汲みシーンが有名。見せ場における2人の演技は上手い。その臨場感は圧巻である。

    この公演でもその描き方は他の劇団公演と変わらない。しかし、ここではその後のヘレン・ケラーをも描き出す。人(障碍者)として社会との関わりを持った人生も丁寧に描く。多くの劇団は水汲みシーンで終幕とするが、それは演劇的な見せ方として魅力的であり、評伝(記)にも差し障りがないからではないか。この劇団では、文献では知りえない事柄を独自の解釈・演出によって表現しようと試みている。

    しかし、公演ではヘレン・ケラーの人種差別に反対する運動や労働条件改善の訴え、南部黒人集会での演説や講演を紹介する。そしてライフワークになる社会福祉活動。自身の経験を踏まえた公演は、世界中へ。また経済的な困窮からボードビルショーにも出演したことが描かれるが、これらは彼女に関する文献を調べれば知れるところ。評伝の内容を演劇化する、それはそれで面白いかもしれないが観る人の感性や主義主張に左右されることがあるような。

    それよりは、”人格形成後(者)”としてのヘレン・ケラーではなく、社会との関わりを持つ前のまだ学生としての未成熟でどん欲に知識を習得する。そんな彼女の上級学校に進学してからの考え方、物の見方など成長する”過程”を観てみたい。そこには完成された人物の評伝記ではなく、まだ知られていない生身の人物の生き様が刻まれそうだ。それこそヘレン・ケラーの人間的魅力(例えばダンスのシーン等は秀逸)が潜んでおり新たな人物像の形成になると思う。芝居ゆえにその自由(発想)度を広げても良いのではないか。そんな芝居を観てみたい。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    ヘレンケラーとサリバン先生の出逢いから約50年にわたるライフストーリー。
    冒頭からのお馴染み「ウォーター」を認識するまでの格闘記もさることながら、言葉を得た後のヘレンケラーの人生は“更に”といってよいほど興味深く、「楽天主義」という意味のタイトルだそうですが、苦難が続く運命、彼女がそれに打ち勝てる“精神力の源”に感じ触れることが出来たのは鳥肌が立つほどに感動的でした。

    奇跡的に言葉を認識できるようになった後、今度は実家が没落する等、悲劇的な状況には事欠きませんが、ヘレンやサリバン先生、その他の人物がさり気なく醸し出すユーモラスな部分が、作品をより豊かで親しみやすいものにしていたと思います。

    ネタバレBOX

    とても人の良さそうなヘレンの母親でさえ黒人への差別意識は絶対的。
    身障者に対しての偏見が全くない人だけに根深さを感じさせます。
    しかしヘレンケラーの訴えは、ただひたすら心からの希望が切々と語られており、とても美しいと思えました。

    彼女とサリバン先生、ピーターと黒人少年の4人チームでの生活期が一番好きだったなーと。
  • 満足度★★★★★

     ヘレンとサリヴァンの息詰まる攻防とその後の師弟愛を表した演技は無論のこと、脇もしっかり固めて、良い舞台に仕上がっている。

    ネタバレBOX

     アメリカ南部の有色人種差別に重なる障碍者差別、女性を労わると見せかけながら、その実自主性を奪い隷属させようとするジェンダー的差別、それらを越えて懸命に生きるヘレンの凄まじいまでの生き方が、観る者の魂を心底から揺り動かす。
     無論、今作の脚本は、それだけに留まらぬ深みを具えている。ヘレンの兄、シンプソンの抱えるトラウマや、父アーサーの死因、また肌が白い為一見白人に見えるピーターに黒人の血が混じっていたことが分かると、若い頃にはKKK(Ku Klux Klan)の真似事なんぞをやってチンピラ風だったシンプソンの差別意識が、かなり克服されたかに見えたのも束の間、傲然と頭を擡げ一方的に暴力を揮うシーンなどに差別の構造が端的に描かれているのだ。ここでいう差別とは、差別する側が必然的に被差別者を恐れるという深層心理構造を抱え込むことであり、掛かるが故に過剰防衛、過剰な差別が固定化されるという差別の持つ構造性である。
     サリヴァン着任当初ヘレンの鋭敏で的確な感性と明晰な頭脳は、そして誰かの役に立ちたいという社会奉仕の精神は、三重苦という障害の為に多くの人々の観察眼にバイアスを掛けさせ、彼女の真の能力とポテンシャルの高さを見出す者はごく一部の者のみであった。その後もヘレンの努力は、まさしく血のにじむようなものであったが、その真の成果を正当に評価できる者が、多かった訳では決してない。
     この点にこそタイトル「OPTIMISM」に込められた意味があるだろう。ヘレンは己の可能性を信じることができ、その信念を実践する事に可能性を見ることが出来た。何故ならサリヴァンが当に己の能力と可能性を映す鏡として現存した訳だし、彼女との人間的紐帯を通して「人類」と繋がる夢を持つことができたからである。彼女が齢7歳にして最大最良の理解者であり、師であるアン・サリヴァンに出会ったことの意味深さをも感じる。更に、サリヴァンの身体が老いと病に蝕まれつつあった時期には、不思議な縁でヘレンの人生の節々に登場しており、彼女の内奥の声を表出したが故に、既に著名であったにも拘わらず出版を拒否された著作を唯一支持、本という形にして出版に漕ぎ着けたピーターの彼女に対する真摯な尊敬と愛に出会えたことが、ヘレンに齎したものが如何に大きかったかも汲み取ることができる。後半、この辺りの事情が、彼女の自伝的書物を出版した肌の白い黒人(白人との恋を禁じられていた)ピーターと恋愛を法によって禁じられていた障碍者ヘレンとの恋として描かれるのだが、この恋の美しいこと。因みにピーターの両親は白人のリンチで殺されているが、何故彼の肌が白いかといえば、祖母が白人にレイプされ産んだ彼の母の肌色が白色の肌の遺伝子を継承し彼もそれを継承したからである。黒人に対するリンチが如何に酷いものであったかは様々な文献に残っているし、小説の描写などからも知ることができるから興味のある方は調べてみると良い。
     一方、社会の偏見は易々と消えるものではないから、ヘレンが絶望に突き落とされることもあった。三重苦である己が生きてゆく為にはサリヴァンら周りの人々に過重な負担を強い、遂には死に至らしめると認識して己を余計者と断じ、幽界との境を彷徨するような辛酸も舐めたであろう。だからこそ、逆説的ではあるが彼女は己が人間である為に、他者との信頼関係を保つ唯一の便として希望を捨てなかったのであり、それを保つためにOPTIMISMを必要としたのだ。それ故にこそ、大文字表記なのであろう。
     また社会主義的と看做されたことが原因で金欠に陥ったとこともあってボードビルショーに出演することになったケラーが、観客の出す質問に答える演目の場面も上演されるのだが、今作で描かれている通り、彼女のウィットに富み且つ本質的な答えが満場を沸かせたことは間違いなかろう。
    ピーターを演じた神山 武士氏の瑞々しい演技、若い頃の不如意を抱えたシンプソンから大人になって南部の紳士らしさを具えた人格を表現した高橋 壮志氏の演技も気に入った。
  • 満足度★★★★★

    前半は誰でも知っているヘレンケラーのお話ですが、後半はヘレンケラーの知らない部分をたくさん知ることができます。役者さんの熱演に拍手です。

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