散ッと舌を突く凍えそうな毒夢 公演情報 散ッと舌を突く凍えそうな毒夢」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★

    精神病院に送られた兵士たち、そこでは…
    というあらすじが事前に発表されていましたが、良い意味で全くシリアスではなく、
    どちらかと言えば圧倒的なコメディ、しかもシュールな笑いが妙に笑えました。

    笑いの質が変化球で、例えば絶対に中央から出てくると思った院長(だったかな)が、
    実は全く違うところに既にいたり、首吊りの場面とドキッとしたら、
    全然そんな事なくて、しかもそこには大して触れずにシレッと話が進んだり。

    こういうテンポ感の作品、ある様で無い気がしたので、個人的には結構楽しめました。

  • 満足度★★

    もっと面白いかと思っていましたが・・・期待していただけに残念でした。
    業界関係者の方やお知り合いが多くいそうで、それだけでも期待したんですがね。
    残念でした。次回作に期待します。

  • 満足度★★★

    印象的な始まり、出だしでした。

    ネタバレBOX

    「私はくず」という女性の語り口調が、ハチャメチャな展開で方向がそれそうな展開になるところをしっかりと軌道修正してくれた感じで、物語のいいアクセントになり、また、言っていることが実に的を得ているのです。最後のみんなでの歌はうまくまとまり、クライマックスに感じられました。湿っぽい内容になり得そうなテーマでしたが、笑いなども盛り込められていて観やすかった印象でした。
  • 満足度★★★★

     かなりアイロニカルな作品だ。

    ネタバレBOX

    初めから最後まで最も冷静に事態の成り行きを見つめ続けているのは、檻の中で暮らすクズ子だし、クズ子がクズであるのは、無能の為ではないことは明らかである。彼女がクズとして己を認識し、且つ最底辺から世の中を見ているのは単に彼女が国家という近代以降の幻想にケツを捲り反逆しているからに過ぎない。一方、エリートとされる者らは、国家幻想に踊らされている事にも気付かぬ愚物である。先ずはこの前提から入らないとおかしな話になってしまうであろう。
     物語が展開するのは、かつて刑務所だった建物を現医院長が改装させ、今では精神病院として用いている建物の中である。この建物は現在ドドイツ軍とカルタ軍の戦闘が行われている最前線に位置しているので、年中、銃砲撃や戦闘機・爆撃機の飛翔音、爆弾の炸裂する音等が聞こえてくる。
     近代戦であるから、戦争の大義が問われる。戦争の発端にもこの論理は当然働くが、人口に膾炙しているのとは異なる事実がこの戦争にはあった模様だ。今作は、この事件を巡る因縁話でもあるが、無論総ての戦争に通じる部分も多い。各キャラクターの名は、その役割を象徴するものが多いのも今作の特徴だ。クズ子以外で冷静な視点を保っているのが、シンクである。彼女は、この戦争の真の発端となったと言われる大虐殺の唯一の生き残りとして描かれる。
     物語は、ドドイツ国の捕虜が、収容施設不足でこの精神病院に収容されたことから、急展開し、有為転変があるのだが、要は、戦争を遂行する軍人の論理と。感受性が鋭かったり精神の受忍限度を超えるような体験をして通常の精神の働きを逸してしまった者達の論理との対決である。どちらの論理が正しいとされるかは観てのお楽しみだが、精神病院から解放された後、将軍となったレッドが休戦協定を結んだにも拘わらず、1年後には、戦争遂行勢力の力が強まり、結局、レッドは、また病院に戻ってくるというラストに集約されている。このラストでどちらが正解かは、お分かりだろう。そしてヒトという生き物の愚かさも。
  • 満足度★★★

    とある戦地にある精神病院の患者達が今日もひたすらボケまくっている。それをボンヤリと眺めていると、突然木刀片手の看護婦、那海さん演じるドロン嬢が突っ込み捲り暴れ捲る。そこからは怒濤の展開、戦場の狂気と病院の狂気の取っ組み合い。筒井康隆風シニカルなドタバタ。那海さんが好き放題やっているのがスカッとする。自殺願望のある患者役の安達優菜さんも印象的。

    ネタバレBOX

    役者が若すぎるのが残念。幅広い年代を揃えた方が厚みが出る脚本。

このページのQRコードです。

拡大