みのほど 公演情報 「みのほど」の観てきた!クチコミ一覧

★ 満足度の平均 ★ ★ ★ ★ ★ 3.4
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★

    作品を上演することができただけで凄い事ですが、ちゃんと面白いものになっていました。
    全部含めて、「みのほど」という作品だったのだと思います。
    僕は感動しました。

  • 満足度★★★★

    役者はそれぞれに名前を持っていて、それぞれの人生を持つ個人で
    だけど舞台の上では、そこにいるのは役者で
    発する言葉は個人のものじゃない台詞で
    肉体は依代に台詞は宣託に
    それは誰のものでもない言葉であり、作品が囀る言葉
    役者の存在の重さを感じられる舞台だった

  • 満足度★★★★

    ちょっと若めのメンバーながら、練られているところは分かったし、映像の工夫もありました。目新しいけど、伝統もいきているみたいな。ちょっとテーマが散漫??でも、楽しめました。

  • 満足度★★

    結論から言うと、3,000円に値しない作品だと感じたし、公共財団が主催している事実がさらにもやもやさせる結果となった。


    前提としてトラブルがあっても公演続行・料金据え置きを選択したならば、「やりぬいたことが素晴らしいです」と言われていいのは学生までだと思っている。
    中止や料金変更ができない事情があったのかもしれないが、そうでなければ客に尻拭いをさせたと言われても仕方ないと思うので、もはやそういう事情があってほしい。

    それかヤリナゲは初見だったので、これで多少クオリティ落ちするレベル、あるいはこれが東京の3,000円のお芝居のレベルなのだろうか?
    であれば好みとかそういう問題になるので以下の感想は全て意味のないものになる。

    とはいえ、役者は良かった。が、他が目につき過ぎてすごく良いと思うほど集中させてくれない本と構成だった。他のお芝居で面白い役者だと思った方も何人もいただけに残念だ。


    MITAKA NEXT Selectionは新進気鋭の若手を応援するものだと書いてあったが、観る側も創る側も経験したことある三鷹市民として、そのコンセプトに観客や市民の姿は見えないように感じる作品だった。

    自主公演なら身内感も分かりにくさも自由だが、公共財団の主催するセレクションで演劇初見殺しどころか多少観劇慣れしていても多様性と括るべきか否か…みたいな部分が多すぎる作品を観せられると、観客としても演劇を広めたいイチ演劇人としても悲しい気持ちになる。

    トラブルをうまく作品に昇華したとする意見もあったが、私はそうは感じなかった。
    「演出的にコントロールしきれてない感じが演出の不在を感じる」とかも計算あるものではなく、結果としてトラブルを舞台に上げた段階で観客がそう解釈しようと思えばできるというレベルにとどまる。
    もし、受け取り方が全てというならどうかカンパ制にしてほしかった。

    悪因が重なるからこそ言えるのかも知れないが、小劇場ならなんでも「これを面白いと感じる人もいる」というユルさは公共の噛む演劇には持ち込むべきでないと思う。
    (小劇場の多様性は尊いものだということも、当然私の感想も主観に過ぎないことも重々承知しているがチケット代に加えて税金まで払っているので敢えて言いたい。)

    最初に価格のことに言及したのは、金額は平等な価値基準であってほしいと思うからだ。
    「おもしろい」「おもしろくない」は主観であっても完成度やクオリティはどこかで担保していてほしい。

    ネタバレBOX

    トラブルをメタっぽく扱って始まるが、そのテーマ性も散漫で感情が動かすものがなかった。短編一本一本も消化不良だと感じたがそこは好みなのだろうか。
    わかりにくいけども分かる人には分かるみたいな作りなのかもしれないが、余白と本質を見えにくくする味付けが多すぎて意図している要素・面白いと思う要素を共有しきれてない感じがした。

    冗長さを音響で無理につないだ印象が強く、あとラストの爆撃音も音がでかすぎて本当にツライ。(エンタメ作品もライブもよく観るので慣れてないわけではない)



    最後に、

    全員の稽古シーンにはいるのに短編には出てこなかった役者がいた(と思う)。

    もしその役者を"本件を受けて(本当に)降板した役者の象徴"として、偶然ではなく意図的に短編に登場させなかったのであれば、それはトラブルをメタとして取り扱う創り手の意思を強く感じる。
  • 満足度★★★

    28日ソワレ(1時間55分)を拝見。

    ネタバレBOX

    内容については、たけぱんさんがかなり正確に記述されておられるので、ここではまず、団体サイドがツイートしていた、各短編の配役を記しておきます。

    『白象』
    越3(浅見臣樹):浅見臣樹さん((劇)ヤリナゲ)
    越2:(声の出演)浅見臣樹さん((劇)ヤリナゲ)

    『モーモールルギャバンが好きな女の子』
    ホンマ:田中健介さん(しあわせ学級崩壊)
    カエデ:田久保柚香さん
    カエデ:澤原剛生さん(劇団普通)

    『テトリス』
    男:小林義典さん(クロムモリブデン)
    母:大田彩寧さん(しあわせ学級崩壊)
    ナガタさん:中山まりあさん

    『非在』
    カエデ:豊田可奈子さん
    タカユキ:浅見臣樹さん((劇)ヤリナゲ)
    母:小寺悠介さん(青年団)
    父:秋本雄基さん(アナログスイッチ)
    青年紳士・男:阿岐之将一さん
    アカネ:Q本かよさん

    でっ、役者陣について。
    私にとって、顔と名前の完全に一致する、澤原剛生さん、中山まりあさん、Q本かよさんのお三方、もちろん役柄にそって演じておられたんでしょうけど、ご本人の持ち味を意識的に前面に押し立てているようにも感じられました。
    反対に、『非在』における小寺悠介さん。過去、『帰郷』や『愛の技巧…』に出ていたヒトとホンマに同一人物?と首をかしげる程のはっちゃけたキャラ演技で、共演者の皆さんをグイグイ引っ張っておられるようにも見えました。

    以上、名前を出した方だけでなく、このステージに踏みとどまった全ての役者さん達、そしてスタッフの皆さんの総力で臨んだ1時間55分。その気迫は舞台から充分に伝わってきました。
    短編でつないでいくバックステージもの仕立ての、そのつなぎの悪さも覆い隠し、どうにかチケット代を取るに相応しい舞台に仕上げた、各位の尽力には心から敬意を表したいです。

    ただし、大目にみるの、今回だけですよw
  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/08/24 (金)

    価格2,700円

    劇団主宰兼脚本家(越寛生氏)が体調不良により作・演出ができなくなり、俳優も2人が辞退(代役なし)。
    そんな状況が発表されたのが上演1週間くらい前だったか……

    正直、自前の公演だったら純粋に上演中止だったのかな、と思う。
    ただ、この公演は「MITAKA "Next" Selection」であり、行政が入っている。
    自分の劇団だけの話ではなく、来年以降に迷惑のかかる話で、中止はありえない。

    そこで主宰・脚本家の残したメモと、過去公演を合体させて上演した、と。
    115分の演劇を観て、公演は公演であったけれど、やはり表面的で胸に去来するものも、
    凄いものを観たという感覚もなかった。

    凄い不出来で、という訳でもないので、★3つです。
    私は、凄いものを観たかったのです。

    ネタバレBOX

    まず初めに、ヤリナゲ所属の俳優、浅見臣樹が語り始めます。
    今回の騒動の現実パートです。
    公演直前になっても脚本が出来てこない、連絡も来ないので、越寛生の家に行きます。
    居るものの、どうやら悩んでいる様子。
    越はスケッチバインダーの入ったダンボールの形をしています。
    そして、喋ります(音声のみ)。そういうデフォルメ。
    「またな」と帰って、第一幕終わり。

    第二幕は、浅見と出演者が集まったところ。いわゆる稽古ですね。
    「越が行方不明だ」
    ざわつく。とりあえずスケッチバインダーが12冊ある。
    書き殴られたメモから使えるところを探して、今回の演劇をやろうという話になる。

    そして本編その1。
    映画サークルの監督と女優(監督と肉体関係のある女優)。
    4ヶ月ごとさかのぼっていく形、4場面。
    (1)もう一度やり直したいんだ
    (2)女優と監督の彼女が女性同士でくっつく
    (3)女優が「私は貴方の彼女じゃないの?」と言って諍い
    あれ?ちょっと足らんか。

    パンフにあった「コウくん」(監督)と「カエデちゃん」(女優)の設定は踏襲。
    ただ、時代が変わって表現することが息苦しく……というような設定はない。

    で、今度はカエデちゃんが男優になるが、「いやいや、これは無理があるって」
    で終わり。

    そして本編その2。
    今度は大学に入ったもののロクに行かずにVRギャルゲーにハマった息子、
    その母親、
    そして息子の憧れの女の子(MOD適用した)バーチャル彼女のお話。
    大学の名前(ICU:国際基督教大学のこと)が連呼されるけど、一般的に言うと
    ICUって言うと「集中治療室」なのかな、って思う人が居そうなので、「それって、いる?」
    と思わないでもない。(主宰の越氏とかの出身大学がICU)

    さらに本編その3。
    戦争に行ったカエデちゃんのお父さんのお話。
    カエデちゃんのお父さんは戦争に行ってるので、額に入った写真のような状態。
    カエデちゃんのみ話すことができる。

    全編を通して、「これって"みのほど"って感じだよね?」という会話が入ってくるが、ほぼ腑に落ちない。
    全編を通しても、各編で観ても、それほどグッと来るものがない。
    演劇としては成立している。

    ちょっと気になったのが、幕間暗転のときと同じように、終演のときも爆音が流れていて、
    観客の拍手がかき消されていたこと。こんな状況は観たことがない。
    普通なら終わった後、挨拶して、出演者の今後の公演とか話すものだけど、それもなし。
    終演、礼、終了。何の拒絶なんだろうか。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/08/24 (水) 19:30

    価格2,700円

    少し前にまさかの手口で観客をかつぐ芝居を観ただけに「どこまでできていたの?」「劇中のアレは実在したの?」などいろんな疑問が浮かび、さらに「もしやそれが狙い?」とまで考えてしまう。
    また、ある映画と併せて「観客の心理誘導」なんてことまで考える。それらの芝居・映画との相乗効果と言えよう。

    なお、これからご覧になる方には当日パンフレットの「挨拶文」を開演前に読んでおくことを推奨。文中のある部分とほぼまんまの台詞があるし、それがテーマ(の1つ)と思うとワカり易いと思われるので。

    ネタバレBOX

    居場所不明で連絡が取れなくなった劇団主宰の部屋に残されていた創作メモ的な多数のスケッチブックを元に試行錯誤しながら芝居を創ろうとする出演予定者たち……という構成で4つの短編が演じられるために先の疑問が生じたが、終演後に伺ったところでは台本はほぼできていたらしい。

    現実の主宰の体調不良と絡めて観客がそのような疑問を抱くように仕向けたのであれば、ある種の心理誘導ではないか、と考えたのは少し前に観た映画がまず「どうやって撮った?」「なんであそこはそうなる?」などと思わせておいてその後にその疑問に映像で答える構成だったことと併せてのことだろう。

    そうして、物語で感動させるのでなく観客の心にナニカを生み出すのもまた芝居なのだなぁ、と改めて思う。

    また、当日パンフレットの挨拶文の「何かを誰かに語らせるということ」はそんな劇中・現実を通じての出来事だけでなく創作(やら主張やら)とその表現全般についてことであり、それを演劇(ならびに挨拶文のシカケ)で見せるというのも面白く感じた。

    しかし本当に「演劇を疑え」だなぁ……(笑)

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