あなたも知らない舞台裏 公演情報 あなたも知らない舞台裏」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
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  • 満足度★★★

    安定のくれはさんだったわー。しっかりと"期待を裏切ってくれる"だろうという期待に応えてくれる。劇中劇の使い方もニヤリ。ギリギリアウトな話もしっかり切り込んでて良い。諸々触れてなかったらやる意味無いしね。
    久々に見たフォンチーさんが輝いてたなぁ。萩さんは安定の貫禄で、一声で空気変える。主演柏木さんの振り回されっぷりも好感。林さんの振り切れっぷりも見事。
    2.5が好きな人も、小劇場が好きな人も、ちゃんと刺さる作りなので、みんなザクザクされればいいのに。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/08/19 (日) 17:00

    批評性が高いというか、意地悪というか…たまにはこういう胸糞悪い系、夢をこわす系もいいかも。演劇ファンとして、水をぶっかけられました。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/08/17 (金) 19:00

    座席XA列2番

    #あなもし
    演劇界の新人プロデューサー(という名の中間管理職)の奮闘記、からの……。
    憎まれ役の「悪いオトナ」たちはまるで時代劇の悪代官のようにひたすらズルく憎たらしく、対する主人公サイドはひたむき(でもないか?(爆))とハッキリ対比されてワカり易く、フィクションと割り切って観たので頬が緩むこと緩むこと。しかしこの「ワカり易い」というのはちゃんと劇中の台詞を具現化してもいて、そんなあたりが鮮やか。
    台詞の具現化ということでは呉原と栗原の衣裳に「あれれ?」と思うが、これもまた終盤のとある台詞でその意図がくみ取れて納得。

    また、演劇界内幕ということで、2.5次元舞台に対する偏見への反論や少し前にTwitterで話題になった話題も盛り込まれ、さらにありがちながら公演直前に起きたある出来事(当然執筆時には現実となることは予想不能だったろう)に関する部分もあり、その意味ではリアル。

    あと、構造上のシカケに最近のある映画に通ずるものを感じ、全体の流れ(特に最終場)に往年の社会派サスペンス映画を思い出したが、それらのタイトルを明かすと映画のネタバレにもなりかねないのが困ったもんだ。(笑)

    (ネタバレBOXには上記でぼやかした部分などをもう少し具体的に……)

    ネタバレBOX

    冒頭の一文で省略したのは「奮闘記からの哀歌」。

    呉原の衣装(上着)、最初に一目見て裏地が出ているように見えて裏返しか?と思ってよく見たらそういうデザインでとりあえず納得。が、終盤で「人の表と裏はわかり易いものではない」的な台詞があり、そう言えば栗原のワンピースも部分的に生地が裏返しになっていて改めて納得。

    Twitterで話題になったのは「集客は俳優の仕事か?」ということ。そして脚本の遅れはありがちだが、そのための公演中止(延期)が現実に起こるとはシンクロニシティ?

    終盤で「仮面の栗原」が唐突に出てきて「あれは誰?」と思うが最終場にまた登場し、それがテレビの再現場面での栗原ということが明かされるのも巧み。
    そしてそこまで(の一部)がテレビ番組の中のものだったというシカケは最近の某映画(タイトルはここでも明かせず)と通ずるな、と。

    また、権力に楯突いて苦戦の末に勝利を収めた主人公(側)の「その後」が伝聞で明かされるのは半世紀近く前の某映画(こちらは時効かと思い改行後に記述)と共通。

    あと終盤で出される人気俳優の名前(ムロヤケイジ)が楽屋落ちっぽくて愉快。











    コスタ・ガヴラス監督「Z」(1969年)
  • 満足度★★★

    主人公呉原の過剰なやさしさにイライラさせられたり、A(役名失念)の怖さにビビらされたり、B(役名失念)の色仕掛けのリアルさに固唾を飲んだりで、役者さんと個々の場面には楽しませてもらいました。

    しかし全体としては既視感溢れる芸能ゴシップでした。全編にわたる嫌悪感と後味の悪さを楽しむものかとも思うのですが、それも中途半端で何がやりたいのか分かりませんでした。

    ネタバレBOX

    やりたかったのは本来のアレをメタのアレで代替したことなのでしょうか。
    8/20追記
    →本来のカーテンコールは無しにして劇中劇のカーテンコールで済ませた、ということです。でこれは
    (1) 悲惨な終わり方なので余韻を味わってもらうためにカーテンコールを無しにして、代わりに劇中劇のカーテンコールを本格的に行った。
    (2) カーテンコールを劇中劇と共通にして認識の混乱を楽しむというアイディアが先にあって、内容をそれに合わせた。
    のどちらかというと(1)が自然ですが案外(2)ではないかと思うのです。
  • 満足度★★★★★

    華やかなテレビ、映画等の芸能界と隣接する2.5次元舞台制作内部にスポットを当てた作品。
    小劇場演出家からプロデューサーに抜擢された青年のトンデモ奮闘記みたいな出だしから突然、えっそんな言い方しちゃっていいの?!・・・最近の2.5次元舞台に向けての辛辣な表現が飛び出し「ど~もこの舞台は只者ではないぞ」という予感が。
    案の定、本作で描かれるショービジネスの世界は、メーカー脳の私にとって、希望、欲望、侮辱、打算、色んな思考が公然と渦巻いて、もう魔性の世界としか言いようがない。
    段々何が正しくて何が悪なのかという単純な事すら混沌としてくるのですが、同時に非常に奥深く吸引力のある世界観に魅了されてしまいます。

    遊び心ある攻めの演出で業界内部、というかそこで生きる人々の内部に踏み込んだ描写力が、ガツンと胸に響きまくり、初プロデューサー青年をはじめとする多くの舞台人、そして崖っぷち女優の生き様にグッときます。
    こんな清濁合わせ持った業界だからこそ、時にはとんでもない名作を生み出し、時には全て裏目の失敗作を輩出する場合もあり得る事なのかと思わず納得。

    今回のテーマである2.5次元舞台はこちらの新宿村LIVEでも多数公演されており、実際今回の観客にはファンの方も大勢いらしていたのではないかと思うのですが、本作を観てどんな感想を持たれたのかを想像すると、何だかザワザワしてきます。
    恐らくキラキラした2.5の世界観に憧れる中高生ファンにとっては大人の事情がスーパー生々しくエグイ内容。
    終演後、呆然と席を立つ姿が浮かんできます。
    しかし大人の観客となると、こうした闇の匂いも薄々感じ取っていた部分もあるのではないかと。
    闇があって、より輝く光の世界。
    そりゃ舞台に魔物が棲むのも当然と思えてきます。

    ネタバレBOX

    カーテンコールが無かった事で、これまた独特の余韻が・・・
    どっちの方が良いのかは自分には分かりませんが、初日にして長い拍手喝采の中「本公演は終了しました」の無常なるアナウンス。
    ある意味カッケーと思うし、目の前の役者さんに拍手したかったとも思う。

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