満足度★★★★★
平田オリザさん、スゲー!
アノ超長編原作をどう舞台に上げるのかと思っていたのだが、その構成には驚き&納得。
今まで意識して(たぶん)やってこなかったことも多く取り入れて(原作のアップデート化)の、貪欲な作品作り。
戸惑いながらも大笑いした。
台詞や設定などで、気づいたことやそれにまつわる蘊蓄などを、他人に話したい人が続出するのではないだろうか(笑)。
そのあたりの知識の有無やツボの違いで笑いが起こるポイントのズレもまた楽しい。
満足度★★★★★
珍しく(!)大評判の新作本公演、楽日にぎりぎり間に合った。高橋源一郎の原作は、それぞれ四場の葬儀シーンで上演される。障子を開け放すと日本庭園が望める。葬儀場へ続く廊下の手間に弔問客のための膳が並ぶ広々とした大広間といった奥行きのある舞台。
一場は明治27年5月の北村透谷の葬儀、
二場は同35年9月の正岡子規の葬儀、
三場は同42年6月の二葉亭四迷の葬儀、
四場は大正五年12月の夏目漱石の葬儀、
終始舞台上に出ずっぱりの島崎藤村(大竹直)と田山花袋(島田耀蔵、女性弔問客の座布団に突っ伏す)が狂言回しで、場面が数年後の葬儀へと転換されていく。
森鴎外(山内健司)と夏目漱石(兵頭久美、付け髭!)以外は、役者が何役もの作家や女中、それぞれの喪主を演じている。これが楽しい。
錚々たる大御所の作家の若き時代、デビュー当時の衝撃なども面白い。作家の人間像を描くというより、当時の「心で思ったことをそのまま文章で描く」ための悪戦苦労振りがユーモラスに描かれ、近代文学史に疎くても、詩を捨てた藤村や、華やかな一葉、晶子の逞しさ、啄木や賢治の清新さなど、身近に思い浮かべることができ興味深い。綺羅星のごとく文壇の有名人ばかりがお喋りを交わす様子は、文学好きには堪らないかも。弔問客には近所の人も加わり、二葉亭四迷を噺家?なんて聞いている。
島村抱月や坪内逍遥(志賀廣太郎)が自由劇場で上演される翻訳劇の訳のことで揉めたり、女中たちが楽しげにカチューシャを合唱したり。
四場では一挙に戦後活躍する作家たちが登場、それぞれ胸に坂口、太宰、芥川、康成などの名札をつけている。一気にお芝居ごっこめいた雰囲気、スマホで集合写真をとる高橋源一郎も登場する。
職工でも小説を読む時代を望んだ作家たちの苦闘の果てに、小説家が長者番付に並ぶ時代を経て、読者はやがて細分化され自分だけの小説を書き始める。芝居はその先の、ロボットが書いた小説をロボットが読む近未来へ。私たちが獲得した日本語はやがてどこへ行くのだろう。
自分たちの「言葉」をもっと大事にしなければと思った。
満足度★★★★
通夜振舞いの席、というセミパブリック空間で、日本近~現代文学史に名だたる面々を青年団総出で登場させ、芝居的にいじりまくる。同時同空間で突如、現代の風俗の話題が飛び出たりもする(会場の一角に居る佐藤さん・田中さん等が発信源。中には長野海がコーエツガール風衣裳でそれ風にもじった台詞を言うのを受け、「シン・ゴジラの英語はどうよ??」といった場面も)。
そうした中にもエポックメイクな文学者の文学史的位置が作者(この場合どのあたりまでが高橋源一郎氏でどこからが平田オリザ氏のものかは不明だが)によるシニカルな解釈と台詞で、そこはタイトルに違わずきっちりと明示されており、具体的な人の営みが連なって形成される人の歴史の画になる。
不覚にも、ラストにはじんと来るものがあった。
日本人である自分がコミットし得る日本近代作家の多彩な話題に、退屈する暇なく振り回され、作家についての固定観念を解体されたり、批判的視点の存在を厳しく思い出させられたりしながら、最後に訪れる長台詞で導かれる巨視的視野が半ば強引な導きにもかかわらず琴線を弾くもので、これは演劇史的には「三人姉妹」が提供した定型であろうか・・等と思考して平静を保とうとしても間に合わなかった。
滑りそうなギャグも含めて終ってみれば無駄のない舞台。藤村と花袋の私的会話をブリッジにした構成も妙。
青年団は現代口語演劇の先鋭性を受け入れさせるために大衆性(平田オリザは小津安二郎やクレイジーキャッツの影響を公言している)を必要とした、と常々考えていたのだけど、いよいよ大衆性に振り切った作品を作ったのだなという印象がある。大衆演劇としての安心感と気恥ずかしさを感じてしまったり、ギャクに絶妙な古さを覚えてしまったり、いろいろと悩ましい。島田さん、兵頭さん、山内さんなどなど、演者の個の強さを感じる上演でもあった。
満足度★★★★
高橋源一郎の世界観が何と書くわかる感じ。歴史中の人物も、こんな感じでお互い刺激し合って生きていったのだろうか?興味が尽きませんでした。前方席だったらもっと面白かったかも??
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/15 (金) 19:30
高橋源一郎の小説が原作らしいのだが、それは読んでいない。4場構成で、それぞれ北村透谷・正岡子規・二葉亭四迷・夏目漱石の葬儀に文壇陣や関係者、そして、市井の人々が集まったという体での物語。言文一致運動に腐心した人々の話として書かれていたであろう原作を、現代の話題等も入れ、エンターテインメントにしたのには、ちょっと驚いた。45分-35分-30分-20分と徐々に短くなり、3場の漱石の演説は本作の白眉だと思うが、同じ兵藤公美が4場で宮沢賢治を演じるなどの「遊び」も含まれていて、長さを感じない舞台だった。
なお、前説の放送で「日本文学盛衰史」と言うべきところを「日本大学盛衰史」と間違ったのは、どうも本当のミスらしいが、最も笑えた。
満足度★★★★
明治から大正にかけて、近代日本が動き出した時期に登場する文人たちはよく小説や芝居のネタになる。芝居でも井上ひさしの「国語元年」とか宮本研の「美しき者の伝説」とか、福田善之とか。しかし、この舞台はそれらと同じ内容を踏まえていてもぜーんぜーん違う。
先駆作品が、作家と社会の構造をまずは政治的関係でつかまえていたのに比べ、今回の平田本は個人のキャラクターに比重を置く。日本の近代国家の黎明期に先人たちが、近代国家で使う「国語」成立にどう苦労したか、それが国の運命と通底音でどう響きあったか、と言う事に視点が置かれている。これはかねて国語に関心の深い作者ならではの視点である。また、この作家には珍しく、意識的に商業演劇的ななギャグが盛大にとりいれられていて(慣れないことはやるものではない。テレてもいるし、ぎごちない)先人作品とは違う愉快な作品になった。
過去の平田作品と違って、オリザ・リアリズムを基調にしていないのはいいとして、以前は一つの演出意図が見えていたが、今回は、面白く(いや、笑わせると言ったらいのカナ)やることに主眼が置かれたようで、キャラ優先である。漱石や独歩を女優がやる意味が解らない。笑えることは笑えるが、女性の役は全部女優がやっているのだからよくわからない。結局現実の人物からうまくキャラを抽出できた鴎外、花袋、藤村、賢治、一葉(ことに、この二人はうまく出来たと思った)が観客の知識ともうまく響きあって舞台を引っ張っている。新劇寄席のような味わいである。
小劇場ながら一月近く30公演。とおしの一幕で全四場、四つの通夜のシーンで構成される2時間15分。ほぼ満席であった。登場人物、約三十名。これでは出演者の板代だけでも大変だろう。これだけ楽しめたのだから、この低料金で大丈夫かと、余計な心配になった。
満足度★★★★★
■約135分■
ひょっとすると原作には出てこないある言葉の効果的な使用により、言文一致運動に大なり小なり関わった文人たちの高邁な志が原作以上に伝わってきて、大いに心が高揚。感動した。
満足度★★★
鑑賞日2018/06/09 (土) 14:00
座席1階1列
青年団『日本文学盛衰史』吉祥寺シアター
こういうエンタメ寄りの演出もするんだ、と新鮮でした。
時事ネタ満載でとてもコミカル。ゼロ場のアレはお見事でした(笑)あれで空気が一気に和らいだ。
(後半には無くなるかも?とのこと)
著名な文豪たちがこれでもかと登場するので、近代文学詳しい人はもっと楽しめるのかもしれません。
今では当たり前の表現も苦難の末「発明」されたものだということが感じられました。
今回もセットが素晴らしかった。庭の奥行きが良かったです。
注意書きされていますが、最前列は奥側が結構見づらいです。臨場感、没入感は凄いですが。
満足度★★★★
鑑賞日2018/06/09 (土) 14:00
価格3,500円
青年団史上最大の規模の135分、しかも風刺ネタや現代ネタが満載しており、明治時代後半あたりが舞台でも、気持ちは現代劇といったところか。けっこうコミカルなんだけど楽しめました。
この公演に関するtwitter
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日本文学盛衰史の原作、図書館になかった
6年以上前
『日本文学盛衰史』 先週お芝居を見せていただきました。時事ネタてんこ盛りの楽しさ、痛快でした。 そしてももクロへの愛が込められてました。そこはさすがオリザさん。
6年以上前
日本文学盛衰史、前読んだの2011年だって。ずいぶん未来に来てしまったナア。
6年以上前
ここしばらく『めぐりあう時間たち』の関係で、ロンドンに焦がれるヴァージニア・ウルフにちょっと憑依されており かつ青年団『日本文学盛衰史』に出てきた倫敦帰りの夏目金之助が、ハツラツとしてて実に可愛かったこともあって(女性の役者さんが演じてたんですよ)
6年以上前
青年団第79回公演『日本文学盛衰史』はおとつい閉幕いたしました。たくさんのお客様にご来場頂きました。本当にありがとうございました。いつの間にか、演劇が日常に、生活が特別になっていたこの1ヶ月強。いつの間にか、頂いたお花も、ドライフ… https://t.co/toYi4B26E2
6年以上前
@dragonyayaya リプライありがとうございます!『日本文学盛衰史』の次に深田晃司映画まつりで『ジェファソンの東』見ました(河村さんが登壇された日は残念ながら行けず他の日に見ました。DVD貰えるクラウドファンディングに参加… https://t.co/KemYhNHbgw
6年以上前
佐々木「『日本文学盛衰史』の連載から20年、日本語はどのように変化したと感じていますか?」→【講義・会員限定放送】高橋源一郎 × 佐々木敦「高橋源一郎についての評論を執筆せよ 」【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 https://t.co/0zaBnjRXd7
6年以上前
高橋「『日本文学盛衰史』は当初、始めも終わりも二葉亭にして、四迷の意識の流れ小説つもりだった」→【講義・会員限定放送】高橋源一郎 × 佐々木敦「高橋源一郎についての評論を執筆せよ 」【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 https://t.co/001kXgDM6m
6年以上前
舞台『日本文学盛衰史』の感想からスタート!!→【講義・会員限定放送】高橋源一郎 × 佐々木敦「高橋源一郎についての評論を執筆せよ 」【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 https://t.co/VGktDqbqp4… https://t.co/yxDlk9tNw0
6年以上前
放送開始しました!話題はさっそく『日本文学盛衰史』へ!→【講義・会員限定放送】高橋源一郎 × 佐々木敦「高橋源一郎についての評論を執筆せよ 」【ゲンロン 佐々木敦 批評再生塾 第4期 https://t.co/1OpGL79sp6
6年以上前
この間の日本文学盛衰史の事でふと思ったけど相馬黒光って朝ドラの主人公っぽい。
6年以上前
『日本文学盛衰史』全34ステージ、満員御礼で無事終了致しました! 今作は何度も足を運んで観てくださったお客様が多かったように思います。大きな事故も無く、座組みのメンバー誰一人体調崩す事も無く走り抜けました! 明治の文豪の皆様、皆々… https://t.co/Yjam5gU4Ci
6年以上前
今日の ゲスト講師は高橋源一郎さん。私は青年団『日本文学盛衰史』の上演中、ずっと、原作小説は、連載時にどのように観客(読者)に受け取られていたのだろうか、高橋さんの原動力のリアルはどこにあるのだろうか、ということを考えていました。楽しみ。原作厨だし。 #批評再生塾
6年以上前
日本最初のアイドル、松井須磨子とももクロ~5色のペンライトはいかにして「日本文学盛衰史」に登場したのか 青年団第79回公演「日本文学盛衰史」@吉祥寺シアター(2回目) - 中西理の下北沢通信 https://t.co/B6DalGIrf6
6年以上前
ここ最近観た舞台のうち、『日本文学盛衰史』『カルメギ』『彼の男 …』あと、今週末の『満州戦線』と、いずれも近い時代を扱っている。そこに宿題があるのだと思う。
6年以上前
あ、先週の青年団『日本文学盛衰史』@吉祥寺シアターはなかなかおもしろかったです。開演前から演者が舞台にいて所作をはじめていたり注意喚起のアナウンスがボケをかましていたり、劇の時間と空間にスルッと導入するところがとくに
6年以上前
桜美林大に行った。高校演劇の「幕が上がらない」伊東高校の演劇が面白かったので、その時の永田莉子さんの最新の状況を探しに行った。またひとつの結果があった。しかも『日本文学盛衰史』を観てから、やっぱり演劇が面白いと。気持ちがいい。
6年以上前
1 青年団公演『日本文学盛衰史』を見た。2018/07/09。吉祥寺シアター。 6月中旬に続き二回目だったが、またしても強い余韻の残る観劇の時間だった。何度もぐっと来る場面があった。ということでとりとめない感想文ですが。
6年以上前
『菊とギロチン』それにしても青年団の『日本文学盛衰史』、てがみ座の『海越えの花たち』、映画『焼肉ドラゴン』などとの何という共振! たった1か月の間に、これだけ歴史的にもテーマ的にもつながりのある作品を立て続けに見るとは一体どういう偶然なのか。
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』:いつもの青年団から新しい一歩というようなことをどこかで読んだのだが、いつもと同じ平田オリザ作品だった。日本文学が気になる者としては興味深く拝見。高橋源一郎の原作の本作と平田オリザの相性の良さが成功を導いたかな。4
6年以上前
『日本文学盛衰史』3回目見てきた。この作品が今上演されたことは偉業だと思うのです。みなさん、勝利だよ、勝利だよと言いたいきもち
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』 大衆は移り気❗ この国は、あまりにもひ弱だ😔 日本が豊かになるには……教育だな❗ ソレを、信じるフリをする。 現場の教師は心して教壇に立たなければならないと改めて感じている。 https://t.co/p4tn3TyVcF
6年以上前
昨日は青年団の『日本文学盛衰史』、今日はナイロン100℃の『睾丸』を観劇。それぞれ、自分が一番最新で好きになった劇団と、一番最初に好きになった劇団。 https://t.co/t2uUbCWKtC
6年以上前
青年団「日本文学盛衰史」無事に全日程を終えました。たくさんのご来場、本当にありがとうございました。関わり支えてくださった全ての方々、原作者・高橋源一郎さん、明治の文豪たちに感謝です。一ヶ月間の公演、お客さまに観ていただいて賛否の声… https://t.co/5eQ558wVjj
6年以上前
青年団公演『日本文学盛衰史』にご来場くださった皆さま、ありがとうございました。 沢山の方に観てもらえて嬉しい限りです。 島崎藤村の「僕たちがやってきたことは、意味のないことだったんだろうか」という台詞を発語するたび、心が引き裂かれ… https://t.co/ZuGdMaoj8K
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』 漱石は、胃潰瘍で世を去ることになる。上演が始まる迄にと読み出した小説、遅々として進まぬが漸く作者の胃カメラの写真が登場。舞台では、森鴎外が陸軍の医者を勧めるだけで、胃の写真は出て来なかった(笑)。漱石没後… https://t.co/VwtmZCerYn
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』お気に入りのシーン。堀夏子さんの若山牧水に、彼の短歌を兵藤公美さんの宮沢賢治がラップにして詠んでみせるところ。 白鳥は悲しからずや……ちょうど授業でやっていたから尚更上がる⤴ 天才石川啄木の長野海さんの😉は… https://t.co/DziTzo0z6N
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』お気に入りキャラは……富田真喜さんの正岡子規。そよ風のように爽やかだった。 そして、長野海さんの校閲ガール💋……じゃなくて石川啄木。こういうの本当にイイ❗謎の短歌と相まってイイ❗ さらに、小瀧万梨子さんの樋… https://t.co/KCYTvQxHry
6年以上前
日本文学盛衰史もっかい観たかったな
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』エンディングのパーティ💃に、遊園地再生事業団+こまばアゴラ劇場『子どもたちは未来のように笑う』を思い出した。でも、その印象は全く違う。あの時は、あの空気の幕引きで何故❔と感じたし、演者さんにも戸惑いが見えた… https://t.co/VdknAvp9bC
6年以上前
@gamayauber01 昨日終焉だったかな?高橋源一郎の『日本文学盛衰史』を、近代日本語の獲得の苦闘を中心に捉えた平田オリザの芝居『日本文学盛衰史』も透谷が主役でした。
6年以上前
【日本文学盛衰史】無事に全34ステージが終了いたしました。連日たくさんのご来場をいただき誠にありがとうございました。 次回青年団公演は、青年団第80回公演『ソウル市民』『ソウル市民1919』東京公演です。どうぞご期待ください! https://t.co/JiSXJb2zfx
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』千秋楽の翌日はカタシ作業。遠足と一緒で片付けまでが公演なのです!作業後に今回の公演の無事と大盛況のお礼に田山花袋先生のお墓参りに行って来ました。炎天下の多磨霊園は暑かったっす🐷
6年以上前
このまとめ、なにげにすごいんでよろしければ。昨日打ち上げで制作担当者に「あのまとめすごくない? おわっ!あなたか!」と確定。直接のつぶやきだけでなく、うんこれ「日本文学盛衰史」についての呟きだな間違いないってのが、十全にフォローさ… https://t.co/HWf95u08O1
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』は、本当はあまり役者に兼ね役をやって欲しくなかった。志賀廣太郎と能島瑞穂の、定点観測的に同じような別の役を毎回やるのは素晴らしいアイデア。兵藤公美の夏目漱石/宮沢賢治も、あれだけ極端に変えてくるなら、一種の批評にもなるしアリだと思う。
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』 漱石は下戸だったのですね。「いつかロンドンにいる時分、浅井さんといっしょに、とある料理屋で、たったビール一杯飲んだのですが、たいへんまっかになって、顔がほてって町中を歩くことができず、ずいぶん困りました」… https://t.co/98hHQFu3oe
6年以上前
もし、高校生が『日本文学盛衰史』を書き上げて、地区大会で上演していて、講師の方の講評を聞いたとしたら。国木田独歩が舞台後方を「どっぼ、どっぽ、どっぽ」って言いながら通り過ぎるだけのシーンについては「あれ、なにか意味あるのかな」「必然性は」って質問されそうですね(笑)。
6年以上前
もう、上演が終ったので呟いても良いですよね。☟☟ これ、青年団の『日本文学盛衰史』を観終わった後、正岡子規さんからペンライトに気付きましたかと声を掛けて戴いた次第です(笑)。そして樋口一葉(永井荷風)さんにサポートしていただいたと… https://t.co/eN9QihKEID
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』 きのう無事に、 千秋楽を迎えられたようです このロングランを達成した先輩方と、 この大作を日々進化させた劇作家を、 素直に尊敬しています 自分も負けないように、 突き進むだけです 1ヶ月近くのリツ… https://t.co/El9mcsdGou
6年以上前
青年団『日本文学盛衰史』 日本演劇、しまっていこ~う!
6年以上前