はこぶね 公演情報 はこぶね」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    Aキャスト観劇。ドメスティックな新興宗教の勃興と衰退(?)、そこらへんにありそうにリアルに感じましたね。自分には実にツボにはまる話でありました。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/05/30 (水) 15:30

    今回は凄い。ダウナーな話ながらギリギリのリアルな繊細さ。「迫害ですか?!」
    もう一度観たいが千秋楽だったのが悔やまれる。今年面白かった演劇ランキングトップレベル
    キャストも少なくないのに芝居全体の雰囲気を全員壊すことなく上手く出来上がっていると思う

    ネタバレBOX

    冒頭宗教の円陣と勧誘シーンから始まり「あ~今回はそっちに寄せて来たかー」と少し穿った見方を始めてしまった。もっさりとした緩い世界で、でも世界は破滅するらしく、神の声が聴こえる太郎くんの寝癖とパジャマが最高で、藤原さんは当たり役だった。
    お姉ちゃんは雑でいながらにして、とっても弟想いで、でも雑な感じがまたいい。地味に可愛らしい。
    ある意味神を越える存在。彼女の「面白半分で皆を集めてみた」というのも愛だし。でもそこは母でなく姉で、微妙な距離感がまた面白いし、リアルに描き出せていたと思う。
    高畑勲監督の平成狸合戦ぽんぽこの後半の面白さを「組織が崩壊していく様をリアルに描いた」との評があるが、今回このはこぶねという作品を観ながら思い出した。
    はこぶねに乗っているのは太郎なのか。あるいは太郎と姉なのか。あるいは太郎と信者なのか。
    太郎が結局世界の終わりとか言いながらしょーもない恋愛にほだされるのもとても良い。
    メシア、ガーディアンと言い始めたメガネちゃんが信じるものを欲しがっているリアルさ。メシアの肉親に食って掛かる上に友人をサタン扱いする様は絶品でここら辺でこの台本が何をやりたいのかやっと見えてくる気がする。
    友達が逮捕され勤め先も失った姉がまたあっけらかんとしてる感じもとても良い。揚げる前の春巻きの具だけ友達達に渡すの声をあげて笑ってしまった。
    太郎くんがゲーム三昧の人生に戻ったのか戻りかけたのかもいとをかし
    「グルは印象悪いかな」「心のストレッチ」「ヨガが元に」とかで某破防法適用団体に直結していとをかし
  • 満足度★★★★

    このお芝居で描かれた「家内制手工業」的な新興宗教のお話を、たしか筒井康隆の小説で読んだような気がするのだけど、なんてタイトルだったか思い出せない・・。
    筒井康隆の小説から毒気を抜き、アットホームにしたような雰囲気。
    漂う不穏な気配は日本のラジオっぽさがありつつも、マンガ「働かないふたり」のようなほのぼのした感じもあって、ユニークだった。

  • 満足度★★★

    何気ない集まりが、段々と新興宗教色を帯びてくる。ある出来事によって人々の生身の人間臭さが浮き彫りになってくるブラックユーモア。
    (上演時間1時間25分)【Bチーム】

    ネタバレBOX

    素舞台、ときどき腰高の棚のような所に座るなど単調にならないような工夫が観られる。場内は明るい淡色で、現実感・生活感がなく浮遊感に包まれている。シーンに応じて衣装を変えるなど、室内に変化がないだけに観せる工夫は好かった。

    物語はヨガまたは精神修養の教室のような集会に連れて来られた女子大生・鳩山(石井智子サン)が戸惑いながら、言われたポーズをするところから始まる。この冒頭シーン、数人に囲まれ強要ではないと言われるが暗に断れない雰囲気にさせるところは、新興宗教の勧誘を連想させ面白い。その光景を後押しするように、タイトル「はこぶね」に絡め旧約聖書の「ノアの箱舟」が朗読される。雰囲気は宗教色を帯びているが、実際は友達感覚の緩い集まりである。たまたまリーダー的な男・庵野タロウ(藤原拓弥サン)が人の前世が分かるという特別な存在として描かれる。グループ内の女・烏丸(西出結サン)がタロウを教祖のように別次元へ押し上げようと「メシア」「ガーディアン」などと言う独特な呼び方を始める。一方「グル」など別の呼び方をする者も現れ、チグハグな会話が緩い笑いを誘う。

    鳩山は自分が見る夢とタロウがいう自分の前世がリンクしているようで、気になっている。タロウと2人で外出・散策しながら聞きだす姿がデート・恋愛に発展しているように誤解される。鳩山の友達感情と烏丸がタロウに抱く特別な存在の感情、鳩・烏の白黒感情が衝突したときに、不可解な感情が沸き起こり「悪魔」呼ばわりになる。普通に存在するようなグループが何かの拍子にカルト集団に変容する。それは判断、決断しない人々が回りの環境、状況、または風潮、雰囲気といった抽象的な事柄で流されてしまう危うさ、怖さを面白く観せている。

    内容的には面白いが、籠められた”思い”のようなものがフワッとしてインパクトが弱く感じられたのが勿体無かった。好みとしてはもっとエッジが利いたほうが良かった。
    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

     Bチームを拝見。(華4つ☆)

    ネタバレBOX


     旧約聖書に出てくるノアの方舟と絡めて、神の声らしきものが聞こえるようになった引き籠りの弟・タロウは、魂の形状も見て取れ、その形状から前世のことが分かるということで、信者が生まれてきた。
    熱心に魂の浄化を求める者・瀬村(ミシュマル)は、そのストイシズムによって世界を裁断し、周囲との人間関係を緊張させている。一方、現実に生活能力の乏しいメシア(グル)を頂点として、このままでは滅亡してしまう世界を救済する為には信者たちがガーディアンとなって彼の生活を支えるべきだと考える者・烏丸は、魂の浄化を通して自他の関係を改め世界変革に一石を投じようとする宗教のようなこの精神活動を、一種の経営理念の下に政治的に変質させ組織化してゆこうとする。また在る者・八幡(ヤヌーカ)は、インドへの旅で放浪の持つ本質、生きながらの死を通じて精神世界へ旅立ってきた者として独自のスタンスを保っている。またストイックに精神世界を追及するミシュマルの目付け役として参加したものの、ミイラ取り変じてミイラとなった浜(ピンケサン)、そしてタロウの面倒をみている姉(ハナコ)、自分が子供の頃から繰り返し見る夢とタロウの見立てが合致したことから前世の話に興味を持ち、傍目からはデートと看做されるような付き合いになりながら、タロウはあくまで友達と考える女(鳩山)と既に信者となっている者達との齟齬や彼女を連れて来た張本人である烏丸の嫉妬を通して紡がれてゆく物語は、緩やかな紐帯によって平和と安穏に満たされていたエデンの園に知恵が毒を注いだように、烏丸が方法的・政治的組織制覇を目指すことによって生まれた他メンバーとの距離感やよそよそしさ、ざらつく苛立たしさと烏丸の鳩山への嫉妬、タロウの鳩山への片恋という感情が崩壊を齎してゆく過程を描いて秀逸。ラストへの飛躍に必然性を感じられないことが残念である。このラスト部分は自分にとっては余分であった。日本の伝統的詩歌の形式として用いられる返歌のような効果を狙っているのであれば、もう一捻り工夫が欲しい。登場人物たちが、物語の進展に応じて衣装をキチンと変えてくる丁寧な作りもグー。
     
    注:信者たちの名の横についている()内の名は、タロウが信者たちに与えたホーリーネームである。
  • 満足度★★★★

    ニートの教祖と温度感バラバラの信者は、確かに今っぽいね。どひゃーっとした感じのラストはアリかナシかといえば、千石Yes‼高須クリニック。

  • 満足度★★★★

    Bキャスト。隣の部屋の会話を覗き見してるような、妙な気分にさせられた85分。

    ネタバレBOX

    無理矢理感のあるラストも可笑しい。
  • 満足度★★★

    Bキャストを観劇しました。小さな劇場で、役者さんと至近距離だったのと、役者さん達の自然な演技(会話)で、自分も、その場にいるような気持ちになりました。登場人物の性格の違い等が、面白かったです。ふわっとした独特な雰囲気の舞台でした。

  • 満足度★★★★★

    すごく面白かったし好きなタイプの作品だった。リピートできるスケジュール組んでなかったことを後悔
    屋代さんの脚本に漂う「死」の匂いが薄められた演出
    しかし可笑しみという部分は強調されていてプランとしては凄い成功していた印象。何回も吹き出してしまった
    日本のラジオが好きな人はもちろん、日本のラジオはちょっと苦手って人も一度こっちは観てほしい

  • 満足度★★★

    鑑賞日2018/05/26 (土) 18:30

    屋代さんの脚本を屋代さんぽくない、ふわっとした感覚で演出した感じで
    登場人物のテンションの中身のギャップとか差異がなかなか面白かった。
    靴下に穴が空いてるのに、頑張ってる姉の包容力がニート2人の箱舟であり神
    そんな気がしました。ガーディアンとかホーリーネームとか今聞くと懐かしくて
    笑える単語に落ちてきたんだなぁと感じました。

    ネタバレBOX

    詳細はコチラ、28日19時UP予定。
    https://blogs.yahoo.co.jp/minamonitokeruhikari/64204573.html

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