公演情報
「図書館的人生Vol.4 襲ってくるもの 」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
3本立て。1本目はイキウメお得意のSFチックなヤツ(というかベタなSFモノ)と思っていたら、2本目から唸らされた。
「自分」という存在、自分の「自由な意思」とは? 言葉にできない「何か」の不安感を寸止め。
3本の作品(あるいはそのテーマ)が、それぞれこの先育っていくような印象を受けた。
満足度★★★
当日券にてイキウメ。
なのに、前方席を付与されるっていうね。
芸術のピラミッドの上層部を見上げていた。
私はまだそこには登れないけれど、見上げて知ることはできる。
いつかそこまで登れる時が来るだろうか。
照明というか、光と影が計算されていて美しい。
私は私の人生に向き合う。
満足度★★★★
短編集のイキウメ。
どうだろう。。。いいんだけど、ちょっと。役者も芸達者だし。
どうしても、獣の柱、太陽、散歩する侵略者と比べてしまうのは観客のエゴでは無いだろう。
それでも、十分に他のダブルキャストなんかを使っている劇団より面白い!
満足度★★★★
イキウメは今回で8回目。
毎回非常に楽しく観させてもらっている。
今回は短編集ということだったので、また新たな観点から観られるか、とも思ったが、いまひとつ、といったところ。
一つ一つは人間こころを描いているのだけれど、いつものSFらしさや、伏線を見事に回収するようなものは見られなかった。
それぞれの話がつながってはいるものの、それがそこまで効果的でもなかった。
客席に語りかけるというのも、前川さんの演出では珍しいような気もしたが、そこまで効果的ではなかった。
ただ、役者は秀逸だし、空気感を変えるところなどはさすが。
満足度★★★
鑑賞日2018/05/22 (火) 19:00
座席K列20番
2036年、2006年、2001年に一個ずつさかのぼって話を
展開する連作短編集。イキウメっぽさが希薄なのは、
それまでのどことなく漂ってた不気味さが消えているのと
3話におけるメッセージ性がかなり高かった点だと思います。
満足度★★★★
鑑賞日2018/05/22 (火)
良かったんだけど、 もうちょっとインパクトが欲しかったかな~。 何て言うか、イキウメらしい不思議な感じとか 恐ろしいような感じが 足りなかった気がします!
満足度★★★★
「図書館的・・」をNHKシアターコレクション(mmm..隔世の感あり)の放映で観たのがイキウメ始め。賽の河原とか(死後の世界)、台詞にアブダクションがやたら出てくるやつ(UFO目撃・接触。確かこれが獣の柱に発展)、自殺者の前に現われる奇妙な人達(輪廻転生サイエンス)など。あの時点から今日までの活躍を見ればやはり才能だったのだな、と感慨無量。
「図書館的人生」シリーズは二度目の観劇になるが、ある関連を用意はしているが三編とも独立した話で短編集である。判りやすいドラマだが「作り」の精緻さはイキウメの面目躍如。もっともイキウメ色(SF色)が減退した分不満の向きもあるやも知れない。
三編中完全なるSFは第一話目、自分の脳を箱に入れてしまった男の顛末だが、荒技な無理設定の無理をコミカル調で相殺するワザは手慣れたもので、実に見事な連係プレイ。
第二話は私が最も「図書館的」らしいと感じた(即ち気に入った)作品で、「不思議」度は最終的にはゼロとも読めるがそこに行くまで絶妙に引っ張り、余韻も絶妙。
三話目はほぼ日常ドラマ。夢の「不思議」が浸潤する様子もあり、「襲ってくるもの」の象徴的な「形」である物体が舞台にのしかかってくる(芝居の冒頭でフラッシュを焚いたような閃光が一瞬捕らえて以降出てこなかった<それ>が三話目で漸くお目見え)様子もあるが、不思議は仕掛けにのみあり、要は就活時期を迎えた主人公=女子学生が、同居する兄や交際中の彼との関係において予め摘み取られた「自立」の所在をめぐって悩み、試行するという、カテゴリーははっきりホームドラマだ。一見苦労の少なく脇が甘そうな彼女だが、兄や彼氏とのコミュニケーションの中に感じる違和感を無視できなくなる。やや古いモデルだが父権的で脆い男性像を仮託された兄や、優しさを交際関係(ひいては結婚)の契約要件のように差し出す平凡な彼氏の言動に対し、彼女は疑念を抱き始めるのだ。「優しさという名の押しつけ」(ひいては親切という名の管理)を、兄と彼氏が波状攻撃の案配でくり出すシーン構成がうまい。
イキウメ世界を構成した個性である女優二名の退団がきつい現状?でもあろうが、それ以上に時間が彼らに平等に与えるもの、即ち加齢の中で、前川氏の筆も変わっていく可能性がよぎる。普通のドラマも書ける前川知大、と言われる日も近い?(彼はいつだって人間ドラマを書いている、と私は思っているのだが)
満足度★★★★
いかにもイキウメらしい三つの短編集である。
総タイトルに「襲ってくるもの」とあって、いかにも禍々しいが、日常的に現代人に襲ってくるものの不可解さを芝居にしている。まずは現代科学。次は制御出来ない本能的行動。最後はコミュニケーション、ということになろうか、いずれも現代では完全に制御することはできない。そこを頼っているかのような、あるいは完全が可能であるかのように信じたい現代への警告と言おうか。過去になんどもこのようなテーマを扱ってきたイキウメである。そこは、この劇団特有の舞台にまとめている。
だが、今回の素材は、かつて、同じような短編から出発して、近未来的な面白い一夜芝居に仕上がった内容に比べると、奥行きがない。本質的に短編的な素材に見えた。
長年こだわって改変を続けてきた長編「散歩する侵略者」が昨秋の公演で一応「出来上がった」ので、ちょっと骨休めの公演だった。
満足度★★★
鑑賞日2018/05/15 (火) 19:00
イキウメの短篇集シリーズのvol.4。3話構成の1本目は、2036年、進行性の脳の病気にかかった脳科学者が、脳の機能をPCに移す話。2本目は、以前トラムで公演した長編を、エッセンスだけ取り出した短篇。3本目は周囲の優しさに違和感を感じる女子大生の物語。どれも巧く書けているし、3話が緩く連結しているように作られているが、何かいつものイキウメらしくない不満が残った。
満足度★★★
入り口で渡されるチラシ束の中に二つ折りのパンフレットがあって中に3つの短編の概要が100文字強で書かれています。
普段あまり考える気のしないお勉強を芝居にして、そこそこ笑いもとりながらの手腕は素晴らしいとは思うのですが、ストーリーそのものは物足りなく感じました。