正しい顔面のイジり方 公演情報 正しい顔面のイジり方」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★

    記録

  • 満足度★★★★★

    かの有名殺人逃走犯のノンフィクションドラマ。一人の女性を複数の女優さん達が演じるのだけど、構成がすごくうまくて、実に見事!堪能しました。

  • 満足度★★★★


    フィクションだとは判っている。
    けれど、実在のヒトを題材にした以上、やはり迫真をもって、時系列で観ないわけにはいかないのだ。ドキュンメタリなのだ。


    「ネタバレは控えてください」ーとのこと、実相は藪の中としよう。だがしかし、群像劇と呼べなくもないし、女と男のメリーゴーランドと呼びたい それは感情をシリアスに乗せているのである。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2018/04/07 (土)

    下北沢シアター711にて「正しい顔面のイジリ方」というインパクトのあるタイトルの作品を観劇。スマッシュルームズ&SRさんの作品観劇は「痴女を待つ」「寒い日に薄着だと寒い」に続き3本目。タイトルも然ることながら統一感のある個性的なフライヤーも魅力の一つと感じています。タイトルから何となく整形に纏わるストーリーなのかなと想像はしていましたが、当日配布のリーフレットを読むまでは松山ホステス殺害事件を元にした物語ということはピンときませんでした。なるほど。 5組の男女がそれぞれのストーリーを進行していく非常にテンポの良い作品で、かと言って一つ一つのストーリーが浅いということは一切なく、濃密で且つ緻密に計算された展開ぶりは適度なスリルと高揚感を与えてくれました。10人の役者さん全員が最初から最後まで常にステージ上にいて、別の人物役やモノ役、セット転換など様々な役目を果たしていたのも斬新でお見事でした。箱の移動やジェスチャーだけで様々なシーンを創り上げることが出来るのは凄い。同じシーンでも別角度からの目線で見せる工夫もあり見応えがありました。とにかくアイデアに満ち溢れた作品という印象です。各役者さんが発する方言もとても自然に聞こえました。偽名・整形を繰り返して逃げ続けた女の物語。フィクションなので当然実際の事件とは異なる部分はあるものの、仕掛けが多い凝った謎解きのようで楽しめました。

  • 満足度★★★★

    書こうと思ったことはすべて BIGBABY さんが的確に書かれていますので繰り返しません。
    ここでは素人の観た10人の俳優さんの寸評を書きます。

    ネタバレBOX

    福田和子時代
     佐藤来夏:根っからの悪人振りがさまになっていた。
     小川諒:振り回される優しい旦那が自然。
    高井初美時代
     小林知未:どこのバー、スナックにも必ずいそうなホステスさんが見事に出現。名セリフを振りまく。
     中島晃紀:下り坂になるとメンタルの弱さが顔を出す小悪党をうまくこなす。
    小野寺華世時代
     佐藤千夏:ドヤ顔のポーズをどんどん決める。(低音部にちょっと難ありだが)歌も良い。
     滑川喬樹:老舗和菓子屋の何もできないボンボン役も良いが刑事役もピッタリ。
    倉本かおる時代
     あおのゆきか:ここだけキャラ設定が異なり悲壮感の漂う役。この役と陽気な被害者役をしっかりこなす。
     河原雅幸:破滅に突き進む男の美学が心地良い。
    中村有希子時代
     國津ヒロ:(捜査の進展に注意を集めるためか)キャラ設定が希薄でやりにくいところをルックスで補う。
     市川フー:八百屋でも魚屋でも飲み屋でも何でも説得力のありそうな俳優さん。刑事役も堂に入っている。

    これらの5つの時代が唯一交錯するのが和菓子屋のボンボンが高井初美と飲むシーン。ここは難しく私はずっと???で終演後しばらくしてようやくわかった。ここで見染めて妻にするという流れを読み取れというのはちょっと無理ではないかと(源氏名云々というセリフはあったけれど)。

    初美の名セリフの例:
    絶望して自殺しようとしている男に向かって、
    “あんたが思っているどん底をちょっと掘ってみい、うちがおるけん。”(記憶曖昧)
    追記:
    The worst is not, So long as we can say, 'This is the worst.'.
    「これが最悪だ」と言えるうちは最悪ではない。(シェイクピア“リア王”)
  • 満足度★★★★★

    構成の妙が光る

    ネタバレBOX

    まずこの題材を5人の女に分けて演じるやり方は、時系列を順を追って進めることが一番簡単である。
    しかし時間軸を並列させることによって、全てのドラマがクライマックスへ向けて盛り上がっていく。
    抽象的なセットも効果抜群で、視覚的にも面白かった。
    舞台ならではの表現に私は拍手を送りたい。
  • 満足度★★★★★

    舞台を見終わったあと、フライヤーの女性がどんどん主人公に見えてきたのはとても不思議な気持ちでした。

    ネタバレBOX

    次々と整形と偽名により様々な人生を送った主人公ですが、このようなストーリーを描く場合は時系列的に進行させるのが一般的な手法だと思います。しかし今回はそれを捨て、それぞれのストーリーを横一線に並べて出会いから破局までを同時進行させていく、という展開手法はとても斬新でした。
    複数のショートストーリーを組み合わせた展開でしたが、待機スペースの役者さんをサイコロの移動や小道具の授受に絡ませる、といった小気味良い効果により、全く間延びせずに観れたのが素晴らしかったですね。
    また主人公を1名ではなく5名の役者に演じさせ、役者さん達がそれぞれの持ち味をしっかり活かしたことにより、その都度違う顔を見せたところも素晴らしかったです。
    演出面においても、サイコロと大小の“棒”をいろいろ見立てて使い、例えばサイコロはテーブルや椅子として使うのみならず、死体を見下ろす穴の上、営みの場所、ベランダ、といった様々な“箱の顔”を見せ、これが主人公の “七つの顔”に絡めたようで素晴らしい効果を生みだしていました。場面場面に緊張感をもたらした照明さんや音響さんもとても良い仕事をされたと思いました。
    特に印象深かったのはラストシーンですね。主人公は実際は服役中に病死したのですが、舞台では夫と笑顔で対面し、だます為の“顔”ではなく、妻の“顔”と母親の“顔”を最後に見せたところで終わらせたところに当劇団の“思い”を感じました。
    本当に素晴らしい舞台でした。ありがとうございました。
  • 満足度★★★★

    チラシの説明_欲望のままに生きる罪深き女の逃亡生活。整形を繰り返しては男を手玉に取り、嘘を塗り重ねていく_から当日パンフに書かれている、ある事件を連想するが…。もちろんフィクションであり、1人の女性が逞しく、強かに生きる様を分かり易く描いた物語。1人の女を違う観点で多角的に観せるため、舞台セットに工夫が凝らされている。
    (上演時間1時間45分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、セット中央にランウェイのような一段高い場所を設け、そこにBox4つ。上手・下手側に役者が座る(その場所は変わる)箱馬が置かれている。後ろ正面は収納Box棚のような壁面。演じる時以外は、両側の箱馬で待機し、第三者的立場もしくは俯瞰している感じだ。

    梗概…5人の女が1人の女を描く、言い方を変えれば1人の女が生き延びるために色々な人生を経験する。その特異な生き様を先の舞台セットや演出でしっかり描き出す。本人_主婦・福田和子が殺人事件を起こし、逃亡生活を送ることになる。スナックのバイト、和菓子屋の若奥様、ラブホテルの従業員、保険外交員で寿司屋の常連客と姿を変えての逃亡劇。指名手配書(世間)を欺くため整形手術を繰り返し、男を手玉に取り嘘の上塗りをする。

    当日配付された作・演出の中山純平氏の挨拶文にもあるとおり、「松山ホステス殺人事件」を元にしている。劇中では「整形は人生を謳歌するもの」と嘯く。
    逃亡劇は必ずしも時の経過に沿って順々と展開する訳ではない。立場や暮らし、その時々の状況の変化に応じた女の強かさを印象付けるため、敢えてセットは作り込まずシンプルなものにしている。固定した舞台セットにすれば情景もそれに捉われ、時の経過や女の逃亡生活が浮き上がってこない。場面転換の容易さが、時々の女の逃亡生活_時間を行き来させ重層させ、テンポ良く観せるなどセットと演出を連携させる工夫は見事。

    気になったのが、主人公・福田和子が逃亡期間(時間)中に子供と電話で会話をするが、逃亡期間と子の成長と辻褄が合っていたのか。もう1つは、目立つことを嫌い日陰者でいたいと自分で言いつつ、(地域)カラオケ大会へ出場するというある種の矛盾した行動が…。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★

    主人公の名前から、あああの話ねと想像がつき、その仕組み(?)もすぐ分かりました。土台はあれでもフィクションですと言う断り書きはありましたが、なんかちょっと違うんじゃないかと・・・

  • 満足度★★★★

     ちょっと変わった舞台美術である。(花4つ☆) ネタバレ追記2018.4.9

    ネタバレBOX

    板を構成する部分には横6×縦8の比率で箱馬をビッシリ繋いだような形で底上げされた舞台が作られ、奥には、細めの角材を組み合わせて横6天地5の比率で正方形を並べた枠が作られている。舞台上手には、矢張り箱馬が等間隔に奥から5つ観客席側に向かって伸びるように置かれている。対面は、奥の1個だけが欠けた4個であるが、1つ足せばシンメトリーになる。こんな置き方をされている理由がある。下手奥が唯一の出捌けになっているからである。開演と同時に入場して来た役者達は、下手奥に設えられる箱馬を1つ持って入ってくる仕掛けなのである。
     このような作りだから演じていない役者は、板から降りて箱馬に座る。
     この2段構えの構造が、作話にも見て取れる。物語が、明らかに2段構造になっているのである。一つは作中で演じられる役者達の捻りの入った演技の相互関係についての構造であり、もう一つは、この推理劇が観客に対して挑む知恵比べという遊びレベルでの構造である。
     早い段階でネタバレしてしまわぬように書いているが、謎解きは面白くついつい引き込まれてしまった。この辺りの脚本の展開、演出の手際の良さ、そして役者陣のそつのない演技は見ものである。

     ネタバレは、無論、観れば観客にも終盤でハッキリ分かるのだが、描かれている女は、実は1人だということだ。つまり、殺人者であるこの女は、逃亡する為に整形手術を繰り返しては、様々な男と関係を持ち今迄暮らしてきたのである。登場する女優達総ては、この女が整形した各々の顔を持つ役柄の女優であると同時に作中人物としての逃亡する犯人の擬態即ち、容姿を含めた“演技”であるということができよう。
    シェイクスピアではないが、人生は演技なのである。ホントの自分を探すなどということが、結構作品化されたりするのだが、そんなものがある訳もない。有為転変そのものが、総ての事象の実相なのであり、演技をすることが仮面を被ることと同義であるなら、仮面を取ってもその後に残っているのは仮面でしかあるまい。素顔などと信じているものが、どこかに在る訳もあるまい。一般に素顔という幻想が成り立ち得るのは、それが不定形の混沌か、或いは有為転変する変化そのものであるからに過ぎない。実存レベルで観るならば、それは存在をずり落ちてゆく昏い穴そのものであろう。
     演じられるのは以上の事実を良く理解したしたたかな女が、男をたらし込んで上手く世の中を渡ってゆく話だ。一種のピカレスクものと言えよう。大人が楽しむべき作品である。
  • 満足度★★★★

    ゲネプロを観覧。最初、予想していた女5人のそれぞれの物語、背景の話ではなく、あの物語ね。ということが前半を終わったところで判明。役者さんも熱のある演技で、それなりに良かった。でも、ラストシーンは私はいらないと思う。タイトルに引っ張られてるのか、脚本家の意図がそこに有ったのかは計り知れないが、そこまで紡いできた重い雰囲気が一気に潰れた感じがした。少し、残念な後味でした。

  • 満足度★★★★

    ゲネプロ観劇

    なかなかに面白いセットの作りと
    生命力溢るる女性の強かさが描けていたなぁと思えた
    1時間45分の作品

    ネタバレBOX

    若旦那の2面性を出すのに必要と思えた
    女性の腕を叩くシーンにて
    ちょい強すぎてないかしら・・・とか思えたデス
    (女優さんが痛そうにしてたから・・・)

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