溶けない世界と 公演情報 溶けない世界と」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.6
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  • チェーホフ作『かもめ』を現代に置き換え、役柄の性別を反転させることにより、女性が働くのが当たり前になった今の問題を前景化。キャリア形成や生殖をめぐる男女の駆け引きが面白すぎて興奮!単純な翻案ではなく設定や物語も創作し、セリフが文学的。それでいて原作の肝の部分をきちんと汲み取っているのも素晴らしい。シンプルな空間にLED照明が映える。踊り、歌、ラップ、身体表現、手話も雄弁。作・演出の藤原佳奈さんは30代女性。今後に期待。

  • 満足度★★★

    チェーホフ 『かもめ』 をモチーフにしているせいか、話は少しわかりづらいけど、出演者と演出は秀逸で、見所ありました。

  • 満足度★★

    鑑賞日2018/04/26 (木) 14:00

    価格3,000円

    十二角形の上に二十四角形を乗せた二段の台が特徴的な装置を使って繰り広げられるイマの日本を舞台としたチェーホフ「かもめ」の翻案……と言うより「かもめ」をモチーフとしたオリジナル、の方が的確? 「人名やモスクワをそうしましたか」と頬が弛む。
    美しかったり妙案(綱とか)だったりの照明も印象的。

    ただ、開演が7分押しても開演前、終演後を通じてそのことに全く触れないのは減点要素。黙っていれば観客は気付かないとでも思っているのかな?(毒)
    押すこと自体はやむをえない事情もあろうから仕方がないとは思うが、その対応がなっていないのは困りもの。(よって☆は2つ減じた)

  • 満足度★★★★

    語りが多い気がしました。

  • 満足度★★★★

    本公演は初めての劇団。以前15MMで短編を拝見し、尚且つ今回小角まやさんのご出演ということで観劇。以前みたイメージが波長が良い劇団だなというイメージだった。「すき」「きらい」でいうと「すき」な作品だった。
    軽い「あ~、わかる、わかる、私もそうなのよ」といった共感を促す感じよりも、観ている側にじわじわと「この気持ち、自分も持ったことがあるな」と浸透してくる。と、書くと「重い」と感じる方もいるかもしれないが、私は2時間ある意味「楽しかった」という感覚を持った。語弊があるかもしれないが、「物語」は「物語」である。人間の卑しい部分や、弱い部分、滑稽な部分、他が見えなくなるくらい人を好きになる部分、嫉妬、諦め、憧れ、独占欲、それらが「物語」としてきちんと伝わってくると、楽しいのだ。そう、「観る側」は楽しいのだ。
    だって、当事者の苦しみを客観的、傍観してるから。あの2時間の「物語」が強ければ強いほど、没入できて、まるで、あの湖に自分も落ちてしまった様な感覚にさえ、なる。

    ネタバレBOX

    登場人物はチェーホフの「かもめ」の登場人物が下敷きとなっている。
    勿論、それを知らなくとも、物語を楽しめる。

    劇中に
    様々な「男」と「女」が登場し、「蜘蛛」も登場する。

    今回、セクシャリティの描写がボクシングに置き換えられていた場面がある。
    そこでの、主導権が女性からであった事や、
    自らの容姿にコンプレックスを持った女性が道化になる事で
    他とのコミニケーションを円滑にしている事や、
    観ていた自分の心が少し、ざわざわした場面だった。

    今世界は少しずつ
    「発言」することに関して変化し始めている
    声なき、声をあげる事が昔は出来なかったが、少しづつ、変わってきている。

    そんな流れを、今作の登場する様々な女性たちを観て、ぼんやりと思い浮かべた。

    障害を持つ姉とその姉を羨ましく思って居た妹。
    表だっては、波立たない湖も
    湖底深くは色んな想いが沈んでいるような気がした。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/04/26 (木)

    26日ソワレ(110分)を拝見。

    ネタバレBOX

    チェーホフの『かもめ』に増改築を施したようなストーリーは、様々な立ち位置の登場人物達&蜘蛛!による、恋愛観・人生観のせめぎあい、といった趣きか。
    難解なシーンも少なくはなかったが、かといって、決して取っ付きにくいわけでもない。むしろ、理解が充分届かないなりにも、セリフ・身体表現・照明・劇伴から、目や耳や体感で作品のメッセージを感じ取れた気がする。素人にも「演劇観たなぁ!」という実感をもたらしてくれた。

    あと、劇中、手話を交わすシーンがあることとの関連か? 最後列の座席に、聴覚障がい者のために、字幕タブレットの用意。小劇場演劇の会場では初めて目にした。
    予算的な事情はわかりかねるが、ハンディキャップを持たれた方にも演劇を体感して頂く、こうした対応がもっと広まれば、と強く願う。

    最後に配役を記しておく。
    蒔田世子(まきた・せいこ。小説家志望。姉に複雑な感情を抱く。モデルは「コースチャ」)
    …小角まやさん(アマヤドリさんなどの舞台で何度も拝見している、真摯な演技が印象深い役者さん)
    蒔田透子(世子の姉。妹思い。聴覚障がい者。蜘蛛の研究家)
    …佐藤幸子さん
    新名一平(苦労知らず?な俳優志望。世子→鳥越へ心移り。モデルは「ニーナ」)
    …照井健仁さん
    鳥越りん(複雑な内面を持つ、売れっ子作家。モデルは「トリゴーリン」)
    …佐藤蕗子(さとう・ふきこ)さん(昨年の『哀しい夢すら、忘れてしまう』で知った、声と所作に色気のある役者さん)
    有川次男(世子の叔父。著名な名優。モデルは「アルカージナ」)
    …安東信助さん(何度も舞台を拝見しているのに、初めて観た『HNG』での役柄が強烈過ぎてwww、その際の印象がなかなか拭えない、個性派俳優!)
    志村えみ(世子が宿泊しているペンションホテルのオーナー)
    …百花亜希(ももか・あき)さん(qui-co.さんの公演で何度か拝見した役者さん)
    志村ほりあき(えみの夫でホテルのシェフ。後天的聴覚障がい者。透子の不倫相手。モデルは「シャムラーエフ」)
    …滝寛式(たき・ひろしき)さん
    増谷実(ホテルのバイト。世子に片想い)…小林樹(こばやし・たつき)さん
    緑ジュンコ(気のいい、スナックの娘。後に実の妻)…前原麻希さん
    マリリン(異常に長生きしている蜘蛛)…藤井咲有里さん(本作品のキーパースン? 白眉の「怪」演!)

    【追記】
    当パンのスタッフリストに、「手話指導」として、忍足亜希子(おしだり・あきこ)さんの名が!
    映画『アイ・ラヴ・ユー』のヒロインさんと、ウン十年ぶりにご縁がつながり、ちょこっとだけ胸アツになった。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2018/04/26 (木) 19:30

    シンプルに切なくて好みです。あらゆる「個」は分かりあえない事が前提の私にとって、分かり合おうとする過程にこそ価値があり、それは同時にとても切ないものなのだと再確認できる美しい舞台でした。

  • 満足度★★★★

    過去作品を観ておらず、初観劇なので一概には言えないのだけれど…音楽や照明等、演出全体から受ける雰囲気は、クロムモリブデンを少しばかりwetにしたような印象。

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