紅き野良犬 公演情報 紅き野良犬」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.7
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

    個人の特徴
    それぞれ、際立った特徴があってよかった。
    顔をすぼめる、足をひきづる・・・。
    衣裳がわりと似ていたので、はじめは誰が誰だか分らなかったが、
    とても個性的だった。

    チャンバラないのは個人的にはさびしい。

    ネタバレBOX

    半裸の三浦さんに「風邪ひいちまえ」は笑った。
  • 満足度★★★★

    密度が濃くてたっぷりと惹きこまれる
    いやぁ・・・、おもしろかったです。
    時間の感覚を無くして見入ってしまいました。

    ネタバレBOX

    役者の方の動きがすごい・・・。
    体から農民の雰囲気が湧き上がってくるよう・・・。

    舞台の雰囲気が役者の所作で見事に作られていく感じ・・・。
    細かい工夫もしっかりと機能していて・・・

    その雰囲気の中で、物語の語られ方が安定していて
    本当にうまい。
    霧が次第に晴れていくような感じで
    観客がどんどんと物語の奥に引き込まれていく・・・

    理屈ぬき、極上のエンターティメントを楽しませていただきました


  • 観ました
    「時代劇風」に、なるほど。

    ネタバレBOX

    「水を使うので」と防御用のビニールを渡されるも、
    最後の最後、忘れた頃に水が飛んできてびっくり。
    油断してた最前列のかたが若干不憫。
  • 黒澤風時代劇サスペンス
    時代劇を時代劇として感じる要素について考えさせられました。

    舞台装置も、役者も面白いので、
    一層に作・演出の冒険?挑戦の姿勢が際立ちます。

    迫力があり、風の使い方など細やかな演出にドキドキしました!
    いろんな怖さがつまっていて、楽しめました。

    ネタバレBOX

    今年たまたま、キリシタンものを数冊読んでいたので、
    ちょっと軽いかなぁ・・・とも思いましたが、設定のバランスは良かったのではないかとも思います。
    しかし、その時代の状況の描き方が、衣服の状態が一番過酷で際立っており、個人の過酷さは感じたのだけど、時代の空気感というか価値観というか、そういうところがちょっとわかりにくかった。
    個人の価値観の幅の広さが現代的に感じたのだろうか??

    どこまで時代劇にするのかって難しいものです。

    農民の方言の重さと、所作の軽さ(現代的なところ)のバランスはちょっと個人的好みとしては残念でした。

    本気で背筋凍るシーンもあり(驚きました)
    ドキドキしながら観ておりました。
    面白かったです。
  • 満足度★★★★★

    迫力とストーリー、満足。
    JACROWは初めての観劇。狭い舞台ながら隅から隅まで有効に使った迫力のある演技は見事でした!また井戸の使い方や風が吹いたときの草木の動きもリアリティがあって、ほんとに感心しました。農民の衣装のボロボロ加減もディズニーランド以上(?)のリアリティ。まるで江戸時代からタイムスリップしたような出来だ。ときどき臭った(一番前で見たので)のももしかして演出なのでしょうか?
    受付で販売されていた台本、買っておけばよかったと今後悔しているところです。次回作品公開のときでも購入可能ですかね?じつは「落下生」が気になってます。

    ネタバレBOX

    ジャニーズも顔負けの、薬売り(忍びの者)のバク転には驚いた!
  • 満足度★★★

    演出が凄くてカッコイイけど、ビクビク(>_<")
    舞台が小さい場所だったけど、樹の揺れ具合や、井戸の怖いところなんか、
    効果音も照明も舞台って場所じゃなくて、風景映像を観ている感じに、
    キレイにまとめてくれていた。
    映画のシーンを観ている感じに、場面場面がキレイなんだけど、
    役者さんたちの演技も舞台効果も迫力ありすぎて、
    音楽と光りにビクっとして、怖いシーンは特に恐かった。
    (ホラーは苦手(;へ:))

    殺陣なしでも十分な迫力で、人の心は怖いと思った舞台だった。

    ネタバレBOX

    ストーリー中の事件に悪意が強過ぎて、
    悲しい話ばっかりになっていた感じ。(事件だからしょうがないけど・・・)
    始めの方にプッて笑えるところもあったのに、
    後半はハラハラしどうしで、
    次コワイシーン来るぞ、という前振りもあって、ドキドキの舞台だった。
    (殺傷シーンは音だけが多いんだけど、
    色々あって、恐くて観ていられなくて
    少し気分が・・・(つд`;)マジ迫力ありました)

    好きなシーンは、忍者の人たちがいるシーン。
    この人たちのシーンは、
    笑いの間がもう少しって思ったところもあったけど、
    どれも面白く見てられた。忍者がばれるところもカッコ良かったし☆

    あと、浪人でしょ。「この村の用心棒だ」とかいう台詞がカッコ良かった。
    時代劇の椿三十郎みたいな感じも少ししたけど、
    ヘナチョコ過ぎなところが多かったので、
    最後のバトルまで、どう観たらイイのか迷った。

    ラストシーンでは、対決する間が少し長いなぁと思った。
    何か意味があるのかと、ちょっと待ってしまって、
    そのまま終わったから少し消化不良。。。

    結局、事件は暴かれるけど、でも村人たちは?正義って?
    「死」が多く、色々考えてしまって、
    観る舞台がキレイで、
    役者さんたち皆が皆、凄くリアルなのに(特にお百姓さん達)、
    よく分からない感じがした。少し難しかったです。( ´△`)
  • チャンバラやんない時代劇。
    当時は身分の上下関係が現代よりもあからさまだった訳で、そこに事件が起きたら人間模様もあからさま。今後テレビで時代劇を見たくなりました。

    ネタバレBOX

    今回は視覚による世界観の提示が◎。舞台美術がしっかりしてたし、衣装やメイクもナイス。役者は特に男性陣がいい味を出してた。あと、農民の臭気。嫌悪感を抱く人もいるだろうけど、個人的にはプラスポイント。
  • 満足度★★★

    説明文は過剰だな
    時代劇とはいえ、テイストの底流はかわらず。時代劇の目新しさと引き換えに、個々のキャラが薄いきがした。

  • 満足度★★★★

    素晴らしいじゃあないの!JACROW
    芝居は前面の画面に説明文が流れるところから一気に始まる。この時点で今回はヤルナ!と感じたこの舞台。そんでもって説明文の内容が・・・(^0^)

    以下はネタバレBOXにて。。

    ネタバレBOX

    その内容はキリスト教をちょっともじったモリシタン教とか、徳川をオクガワともじったり、年表に沿った説明を真面目にふざけて流すのであ~る!(^0^)

    今回は時代劇という設定通り、何が素晴らしいかって百姓の衣装や人物の設定がリアルで素晴らしい。それから衣装だけ褒めてる訳じゃあない。役者の面々。どいつもこいつも(失礼!)とにかく百姓や浪人や野武士に見える!

    もう最初からワタクシ、ニヤついてずう~っとニヤつきっぱなし!

    どの役者も素晴らしいけれど特にお杉役の菊地未来、凄い役者です。チック症のようにホホをヒクヒクさせて演じるその百姓の女房役は神がかってました。

    さて、内容です。
    モリシタン教を敬う百姓数人がこの地に住みつくがこの教徒達は迫害を恐れて身を隠すようにひっそりと暮らしていた。ある日、教徒の一人の万造は深い井戸の中に隠された黄金を見つけたことから他の百姓達にそのことを秘密裏にして、その黄金を自分のものにしようと企む。黄金が見つかりそうになったり状況が不利になったりする度に邪魔者の村人たちは殺されてしまい、その結果、万造以外誰も居なくなってしまう。
    井戸から顔だけ出して話すセリフが聞きとりにくい。それ以外は役者は迫真の演技で、ワタクシはひじょうに満足感がありました。

    黄金の守り人である浪人と万造の戦おうとすうのシーンで芝居は終わるが、この終わり方に照明が絶妙に交じり合い美しいシーンだった。

    ちょっと笑いを盛り込んだ不条理劇!お勧め!(^0^)


  • 満足度★★★★

    時代劇「風」っていうだけに
    確かに時代背景とか考証とか、歴史に基づいた確かさとかは排除している。でも今ではない時代の見せ方はかなりじっくり作りこまれていて、その世界の中に入ってしまう。歴史としてのリアルを追わない分、その時代に生きる人々の生き様や考えや追い求めるものははっきりと見えてくるんです。

    ネタバレBOX

    隠れキリシタンになぞらえた隠れモリシタンたち。表立っての対立はないまま、次々死人が出る。中盤でその犯人と理由が見えてくると、ぐっとおもしろさとハラハラが。守りたいものやこだわるところは、同じ時代に生きて同じ宗教を信じていてもそれぞれ異なる。そういう人間どうしの関係の描き方がいい。

    時代劇であろうがそうじゃなかろうが、人間そうは変わらない。だからおもしろい。

    でも設定を時代劇風にしたことで、その思いが浮き彫りにされたのではないかとも思えます。

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