わたしが悲しくないのはあなたが遠いから 公演情報 わたしが悲しくないのはあなたが遠いから」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-4件 / 4件中
  • 満足度★★★★★

    イースト&ウエストの両方を見終わる。

    (以下のネタバレboxへ)

    ネタバレBOX

    ほぼ同じ戯曲が同時に2つの隣り合わせの劇場で上演された。
    一部役者の行き来がある。

    2つを観て思ったのは、常に「一人称で語ることができるのは、悲劇に見舞われ命を落としてしまった人の隣にいる人」だということ。
    命を落としてしまった人たちは、一人称で語ることはできず、三人称で語られる。
    「隣の人(あなた)」となったときに二人称になってくる。
    「手をさしのべる」ということは、三人称を二人称にすることではないだろうか。

    「見ず知らずの人」ではなく「隣の人」となることで、亡くなった人々が、「わたし」にとって「実体」を持つ。
    それが「手をさしのべる」こと。

    この戯曲は、ほとんどがモノローグと状況説明によって構成されている。

    「わたし」と「あなた」の関係性は、東西両方の劇場で同等に扱われている。
    そのことで、世界は「わたし」と「あなた」としかいないように感じる。

    オニビの台詞から思うに、演劇(演劇に限らず当事者以外が行うすべてのこと)にできることは何なのだろうか。
    例えば演劇で災害やテロなどを語ることは、「手をさしのべること」になるのだろうか。
    それが「隣人」にできる唯一のことなのだろうか。
    共感は無理だから…か。

    「見ず知らずの人」を「あなた」にして、世界を観ることは大切なのかもしれない。
    「悲しみ」を「順番こ」に背負うことはできないが、「思うこと」「考えること」はできる。
    もどかしいけどしょうがない。
    少しでもこの世界を「良い世界」にするにはそれぐらいしかない。
  • メッセージのある作品で、それは正しいメッセージだと思ったけど、
    正しいだけでおもしろさとかガーンと来る感じはなかった
    ストーリーは通俗的に思えた 泣いてる人がけっこういて、
    通俗だから泣く人もいるだろうと思った
    通俗というか、、普通にいい話(普通の話)だなぁという感じでした
    いいんじゃないかなと

  • 満足度★★

    久しぶりの東京での公演なので、この作品を観るために新幹線で東京まで来ました。
    2会場で同時開催の両方を観ましたが・・・2会場では無くても良かったのではないかな・・・。
    勝手に期待していただけとはいえ、少しがっかり。
    本編も登場人物はもちろん、描き方も過去作品と似ていて、変わらず良いといえばよいけれど・・・。
    でもお芝居自体は涙がこぼれました。自分の思いとは違ったけれど、公演自体はすばらしい公演でした。

  • 満足度★★★★★

    ■シアターウエスト版/イースト版とも鑑賞/いずれも80分弱■
    “距離を考える演劇”という枠組に収まりきらない、とても深遠で柄の大きい舞台作品。そこに畳み込まれた柴流宇宙観、柴流運命観、柴流生命観はかつて見聞きしたことのない類のものでありながら、それでいて“さもありなん”と思わせる説得力に満ち、激しく心を揺すられた。これまでに観た柴作品で一番かも。

    ネタバレBOX

    シアターイースト版とウエスト版で脚本がほぼほぼ同じだったのは意想外。配役や美術コンセプトは違うとはいえ、これなら両方観る必要はなかったかも。

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