かたつむりは明日も夢をみる 公演情報 かたつむりは明日も夢をみる」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-3件 / 3件中
  • 満足度★★★

     短編3作によるオムニバス公演(追記後送)

    ネタバレBOX


    1.「ふたりの生活」:2組のカップルが登場する。1組はユリとケンゴ、姉弟である。ユリはニート。姉が「表では結構上手くやる」と言っているケンゴは、姉の罵詈雑言と弟の前では恰もオブローモフの如く怠惰で、自らは何もしない姉の面倒を見なければ“姉は表で他人にどれだけの迷惑を掛けるか知れない”という「理由」から姉の面倒を見続けている。だが、自分の言葉に矛盾があることに気付いていない。∵外では結構上手くやっているのであれば、ケンゴが姉の面倒を見続ける必要は一切ないのである。ここから、ケンゴが姉の世話に拘るのは、彼のアイデンティティーが、この点に掛かっているからだということが簡単に分かってしまう。
     もう一組は同棲しているカップル、女はキララ、男はタクミ。タクミは、凡庸極まる連中が凡庸を毛嫌いするのをそのままそのキャラとしたような大学生で、ケンゴの友人だが、ケンゴが姉に我慢しきれなくなって殺害することを期待している。期待通りになれば、殺人犯の友人という珍しい立場になることができるからと考えるアホである。
     まあ、ケンゴは、己のやっていることの矛盾というか無意味に気付いていないのであるから、彼の頭の中では、姉の怠惰にウンザリしていると同時にその姉の面倒を見ることでアイデンティファイしている訳だから、此処にはアンチノミーがある。
     一方、1話の最後で、キララはたくさんの羽毛をまき散らすのだが、これは、本当は人間同士のカップルではなく、タクミが飼っている小鳥(オウムなど人の言葉を真似ることのできる鳥なら猶更よい)との間に交わされた独白だとキチンと示していたら、これはこれで都市に生きる独りの若者の狂気に近い孤独を表して面白かろう。
     何れにせよ、描き方が中途半端で矛盾を矛盾として書けていないのは、脚本家が、自分の頭で充分考えていない証拠だろう。作・演が分かれているのであれば、演出家はこういった点を作家に対して言うべきである。
  • 満足度★★★

    やけにテアトルジュンヌという劇団からの客演が多くて、若い子ばかりだなと思ったら、テアトルジュンヌは立教の演劇サークルで、今回のユニットのお二人はそちらの出身なのですね。内容は短編3本立てでしたが、うーん…1勝1敗1分けでしょうか。

  • 満足度★★★★

    短編3本立て。
    個人的には2話と3話、
    浜崎俊亮さんの世界観が好きでした。
    ご自身も3話目に出演されていて、
    まさかこの人が作・演出をしているとは!と
    最後にビックリ(一番のビックリでした:笑)
    オットリとした風貌からは想像できないエッジの効いた世界観を持っている人。
    作・演出はもちろんのこと、役者としてもすごく可能性を感じました。
    ぜひ長編に挑戦して欲しいです。

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