イジメがあったという事実は確認できませんでした 公演情報 イジメがあったという事実は確認できませんでした」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    とてもありえそうな事件ですね。あそこまでリアルに表現されるとなんとも言えないですね。とても考えさせられる作品。みんな見て考えるための作品ですね。
    クレーマーの保護者役の役者さん、はまり役って感じ。実はもっと若いでしょうけど。
    とてもセリフをはっきりとし、わかりやすかったので、あっという間に芝居にのめりこんでしまいした。

  • 満足度★★★

    重い主張のあるドラマだった。

  • 満足度★★★★★

     この日光の三猿の「国」らしき普遍的真理観の欠如がストレートに表現された作品。

    ネタバレBOX

    良く海外の一神教信者が、信仰なしにどのように倫理が保たれるのか? と疑問を呈すると言われるが(自分は直接そのような疑問をぶつけられたことはないが)、在る意味彼らの質問は必然であろう。日本人の多くが、一定程度のレベル迄は自己規制するのは、この国の歴史が、相互監視社会であったからであろう。どういうことかといえば、豊臣 秀吉の太閤検地と刀狩りによって、国民の大多数を占めた農民は人別帳を為政者に把握された上、抵抗権を剥奪された。その後江戸時代には儒教の中でも殊に為政者にとって有利な朱子学が体制側の指導原理として採用され、思想的にも徹底して押しつけられた。重税などにより抵抗せざるを得ない状況に追い込まれても武器を持たぬ農民の反乱(農民一揆)が体制側に痛手を齎すことは基本的にできず、御上に逆らうことは即ち犬死を意味した。一方、五人組制度などによって罪は連帯責任を取らされたので、当然のこと乍ら、親が子を愛すれば、御上に逆らうことを止めさせることが愛情の発露であった。同時に連帯責任を負わされることが無いよう、人々は互いに互いを監視し合った。このことによって日本の大衆は、奴隷根性を身に付けたのである。この間の数百年、日本人の体質は変わらなかった。その結果が、今作に描かれたようなアリバイ作り、共同の隠蔽工作、証拠隠滅、生活を理由の社会的正義扼殺、人倫否定及び差別構造の正当化である。この態度は、大日本帝国の戦後処理にも表れていた。ドイツは地続きということもあり、敗戦後直ぐに占領軍が入った為、自分達が大戦中、連合国側に与えた様々な打撃についての証拠を処分する時間が充分無かった。こういった事情もあったことから戦後現在に至る迄、その負の歴史の清算をし続けて現在に至っている。だが、島国の日本は、連合軍が入って来るまで約2週間時間があった。この間、日本がやったことと言えば、自分達に不利な証拠を、昼夜分かたず焼き尽くすことであった。現在、証拠が無いものが多いのはこれが理由である。戦後日本史の実資料は、個人所有のものを後研究者が発掘したものが殆どなのである。後は、日本の支配を脱却したエリアから関係資料が発掘されたことも無論ある。何れにせよ、都合の悪いことは、嘘や詭弁、利害を同じくする者同士の共謀による秘匿及び証拠隠滅、口裏合わせ、アリバイ作り及び忘却という言い訳によって面々と受け継がれてきたのである。この事実をある小学校の苛めをテーマとして描くことで、F1人災以降の被ばく者差別、苛めと、苛めを苦に自殺を図った小学校6年の男の子の残した明確な証拠を焼くという恥知らずな行為迄描くことによって告発した問題作である。
  • 満足度★★★★

    いや~お見事!確かに胸糞悪く、暗澹たる気持ちになってしまう後味の悪い話でした。全国の生徒・学生、教師、父兄に観てもらいたい芝居ですね。学校(に限らずあらゆる組織)には問題が生じた時コンプライアンスを維持する能力に欠けるので、早期の警察介入、第三者による調査が必要なんだろうなー。

  • 満足度★★★

    ストーリーは嫌な感じが残るようなものなのだがそれほど嫌な風に感じなかったのは
    台詞のとちりや間の悪さが目についてしまい・・・
    少し前にテンポの良い学園物の舞台をみたせいか余計にそう思ってしまった。

  • 満足度★★★★

    今、見てきました。実際にありそうなお話ですよね。というか、あるんでしょうね。
    あってはいけませんが。。。
    本事柄に少し関わりもあるので、感情移入もありながら見てました。
    いろいろ考えさせられるいい作品だったと思います。
    役者の皆さんの熱演も良かったです。
    次回も期待します


  • 満足度★★★★

    ほんの小さな嘘から苛めが始まり!先生や親の前では笑顔その小さな助けて🆘見逃しそのそのまま飛び降り自殺、学校側は苛めあった事実隠すします!
    いろんな意味で悲しいすぎる

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/09/02 (土) 14:00

    非常に考えさせられる内容でした。役者さん達の熱演もあり、どんどん腹立たしくなり(良い意味です)どんどん惹き込まれました。苛められた理由が、本当に切なく、且つ現実的で、心が痛みました。舞台セットも良く出来ていて、雰囲気、会話共に、職員室でのリアル感が出ていました。観応えのある、考えさせられる深い舞台でした。

  • 満足度★★★★

    正直な人のダメさを身につまされるほどに表現されていました。
    息をつかせねテンポに夢中になって観劇してました。

  • 満足度★★★★

    初日観劇…面白い公演という事実は確認いたしました。タイトル通り「苛め」を取り扱った内容であるが、その原因・理由となったことの問題の深刻さに胸が痛む。
    ”神は細部に宿る”という言葉を聞くが、この公演舞台セットもしっかり作り込んでおり、視覚から物語に引き込んでいく。そして物語が進行する中で、情景が鮮明になり、また観客に心象形成させる空間になり、いつしか装置と内容が溶けて現実と想像が混然一体となる。
    冒頭、6年に一度しか咲かない蘭(ラン)の花を持ち出し、その隠された花言葉のようなものが、この公演の根底にあるテーマのようだ。苛めを扱うことから、公演では実際頭を叩かれるシーンがあったが、自分は別の意味で頭を叩かれるような衝撃を受けた。

    なお、気になることが…。
    (上演時間1時間40分) 2017.9.2追記

    ネタバレBOX

    この劇場は客席に段差があまりないため、演技でしゃがむシーンがあると後列からは観難くなると思う。今回も前3列はベンチシート、後3列が椅子席だった。自分は椅子席の最前列に座ったから観えたが…。舞台(板)にしゃがむ又は下手側のパソコンルームのシーンは観難かったのではないか。演出で工夫の余地があるのではないか。神も細部を見たいと思うのだが…。
    また、初日で緊張していたかもしれないが、台詞を噛むことが多かったのが少し残念。

    セットは、サクラ小学校の職員室。上手側に教師の机、ホワイトボードのスケジュール表、下手側には教頭の机。下手の客席寄にパソコンルームをイメージさせる空間。職員室と分からせるため壁で仕切られているが、そこには窓があり、その奥にもリアル感を持たせていた。

    梗概…生徒の一人が歩道橋から落ちた。自殺は事故か判然としないが、重体とのこと。この生徒は苛めにあっていたという噂もあり、それを苦にした行為ではという憶測が教員、職員室にいたPTA役員の母親の間で取りざたされる。生徒は父親の職業の関係などで転校を繰り返し友達が出来ない。この小学校では親友が出来て、とても喜んでいた。しかし、転校の理由は福島県双葉町の出身ということ。東日本大震災により放射能の影響を気にする子供の親達。友達が出来ても親の拒否反応が子に伝わる。転校生の嘘と素性を自分の子へ話した。その結果、嘘を言われたことが悔しくて苛めが行うようになる。親は苛められていた子が日記を書いており、それを回収したく学校に来ていた。これを本筋に、脇筋として別のPTA母がわが子が私立中学受験に有利になるよう画策(モンスターペアレンツ風)、ノートを回収しようとした両親は夫の出世のため押し売りボランティア。さらに苛めを受けていた子が脅されネット詐欺を働き、刑事が学校へ乗り込んでくる。
    それに対する教師の対応は、自身の保身のため「いじめがあったという事実が確認できなかったことにする」というもの。苛め=学校(教師)の落ち度は、インターネットでのバッシングに晒され、地位、職を失いかねない。現実の社会でありそうな対応。職員室での苛めがあったか否かの確認は、一喜一憂、漂流するかのような議論。苛めがあったことを示唆するような出来事を見逃し、対応も自分の都合・勝手なことばかり。

    蘭の花が咲くと不吉なことが起きる、その言葉の重み。今日にも咲きそうな…そして6年前に咲いたのが、2011.3.11という。東日本大震災から6年が経つが、その復興は進んでいるのか。既に過去のことのように忘れてしまっている自分に衝撃を受けた。単なる「苛め」ではなく、社会的な出来事を契機にした、世間の偏見へ鋭く迫る内容。

    この公演は、主人公(宮内千奈サン)の非常勤教師(正教員でない)と苛めを受けていた生徒の1人2役の熱演が良かった。当日パンフでは初めての主演と書かれており、その重責を果たしたと思う。他の役者も教師、PTAの立場など、しっかりキャラクターと役割を体現していた。すべての役がはまり役のようでバランスも良い。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    重たい内容の中に、ふんわりとしたかすかな笑いもあり、落ち着いて観ること、考えることができました。

    ネタバレBOX

    教育現場の問題は簡単に解決できないことと感じます。私たちが目を背けてはいけないテーマでした。いろいろなことを考えさせられるような、結末でした。しっかりと受け止めて、考え、そしてできることを行動に移すこと、ひとごととしてすましてはいけないこと、を考えました。ひとりひとりの人を大切にしようと、とても強く思いました。
    役者がこちら(観客席)に背中を見せることが多いので、セリフや表情がところどころ観れなかったのが残念です。職員室の机の配置が90度ずれていたらなあと思いました。回想場面で、前のほうで座ってやりとりする場面がありますが、後ろのほうの席では見えないので、ちょっとくやしく残念でした。立ったまま演じることは難しかったのかな。
  • 満足度★★★★

    きっと本当にこんな会話がなされているんだろうな・・・

    ネタバレBOX

    覚悟して見に行ったわりには肩すかしの感ありですが、逆に言えば安心して(?)観に行って大丈夫です。安心でもないか・・・腹は立ちます。

この公演に関するtwitter

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  1. 昨日「苛めがあったという事実は確認出来ませんでした」観てきました! 久しぶりのteamDugOutさん✨ 重い題材を大人たちのフィルターを通したことですっきりと見えてしまったのは、自分も大人の仲間入りをしたからなのかなあ…歳だけだ… https://t.co/1Za0JECKrX

    7年以上前

  2. 【白井ラテ@観劇レポ teamDugout「苛めがあったという事実は〜」】新聞で読んだ時キリキリしたけど舞台は楽に見れて残念。事件後もマイペースな息抜き?脱線、笑いが生理的に処理できず…。普通のエンタメなら許せる事が許せなかったから、社会問題は難しい…。でも意義はあると信じてる。

    7年以上前

  3. ほんの小さな嘘から苛めが始まり!先生や親の前では笑顔その小さな助けて🆘見逃しそのそのまま飛び降り自殺、学校側は苛めあった事実隠すします! … https://t.co/f9meRCFL6Z #teamDugOut #イジメがあったという事実は確認できませんでした #舞台 #演劇

    7年以上前

  4. 知人の成島有騎氏と石原茂史氏の出演したteamDugOutの公演「苛めがあったという事実は確認できません。福島原発事故から避難親子に対する誹謗中傷と苛めから端を発した自殺。それを隠蔽しようとする教頭と先生たち。陰惨で予告どおりいい気分にならない内容なのに、続く

    7年以上前

  5. 1つ目 初舞台でお世話になったteamDugOutさんの舞台を観にいかせていただきました! スタジオもゆうきにとっての初舞台の場所。 3年ほど前だから懐かしかった。 最後スッキリしない終わり方。 今の若い人には絶対見て欲しい… https://t.co/36Cedj8KQ4

    7年以上前

  6. イジメがあったという事実は確認できませんでした | 演劇・ミュージカル等のクチコミ&チケット予約★CoRich舞台芸術! https://t.co/piI6Gr3Iin

    7年以上前

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