公演情報
「エフェメラル・エレメンツ」の観てきた!クチコミ一覧
満足度★★★★
お掃除ロボット「ルンバ」に感情移入するに至らなくても、見た目が人間そっくりで「人の心」までインストールされたロボットとなると・・・ヒューマノイドロボット、SF作品でありながらかなりリアル感をもって心に迫ってくるのは、現実がまさに近づいてきているのと、登場人物たちのロボットに抱く感情に強い説得力があるからだろうと思えます。
段階を踏んでステップアップしていく興味深いロボットの中でも、蘭妖子さん演じる旧型ロボットは強烈なオーラを放っていました。
未知なる領域に手を出していく人間、原発廃炉問題と併せて投げかけてくるものが多く、人の心の複雑さを改めて思い知らされた作品でした。
満足度★★★★
鑑賞日2017/09/25 (月) 19:00
近未来、人間とヒューマノイドが共生する世界を描く。原発事故の後始末にヒューマノイドを使おうとする一方で、母親役のヒューマノイドを作ろうとするロボット学者、また、家政婦として好みのヒューマノイドを作ろうとするロボット学者、等のさまざまな場面が出てくるが、まだ違和感がある第1幕。その20年後を描く第2幕では、違和感はなくロボットにしかロボットが認識できなくなっている。第1幕80分で14場、第2幕75分で11場という、短いシーンの連鎖で物語を描こうとしたことで、わかりやすく、印象的な舞台になっている。役者陣の衣装やメークも注目である。
実演鑑賞
満足度★★★★★
感情はプログラミングすることができるのか?AIは学習によって感情を獲得できるのか?私たちはそれを知ることはできそうにない。アンドロイドあがさがそれはもう美しかったです。乳母ロボットも個性的で素敵でした。
満足度★★★★
川村毅のスマッシュヒットである。80年代から鍛えられた小劇場魂。今だ老いず。
素材は使い古されたディック以来のアンドロイド物なのだが、この時期に見ると今の迫力がある。そこが演劇の怖ろしいところだ。
美術はクレジットがないから川村本人か。いつも川村の舞台は整理が行き届いていて、見ていて気持ちがいいが、今回も二百人足らずの小劇場の舞台に、廃炉の中から宇宙まで巧みな転換で見せていく。照明はベテランの原田保。音響が藤平美穂子で、いいスタッフを駆使するところなど、最近の若手の小劇場の及ぶところではない。さすが!!
堅い椅子で休憩はあるものの3時間は辛いが、飽きずに見てしまう。俳優も客演はあるものの、ベテラン新進でそれぞれの力を出している。
第三エロチカの80年代から、独自の演劇の世界にこだわってきた演劇人の作品に接すると、ある種の感動がある。MODEのカフカや、松本雄吉のジャンジャンオペラなど、唐や蜷川の大きな成功のもとに隠れた小さな宝石の輝きに触れたような懐かしさである。