孤独の観察 公演情報 孤独の観察」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-16件 / 16件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/07/15 (土) 14:00

    価格2,700円

    月に平均、2~3公演観ていますが、役者に知り合いがいるわけでもなく、
    家が劇場から近いわけでもありません。
    そんな中、シアターノーチラスの作品はここ数作品、全て足を運んでます。
    重い題材なので観終わった後に笑顔で劇場を後にするわけではありませんが、
    不思議と心地よい感覚で帰途に着きます。
    いつまでもそんな公演を続けて行って欲しいと思います。

  • 満足度★★★★★

    対面スタジアム型のシートで中央の舞台にはイスがあるのみ。
    余計なセットや装飾が無いだけに、役者さんの演技が全て。
    現在の式場、回想の学校、様々なシーンと各人の心内が丁寧に描かれ
    物語の世界観に引き込まれてゆく。
    複数になった瞬間から存在するヒエラルキーとコンプレックス。人がそこにいる意味と葛藤。
    自分はどうだっただろう・・・過去の自分と今の自分、そして舞台上の人々がクロスしてゆく。
    サイコサスペンス的で、泥臭くも人間的な感情がぶつかり合う巧みな物語が秀逸。
    自分の生き方を振り返させられた。

  • 満足度★★★★★

    とても面白かったです!人間って一人じゃ生きられない生き物だし、かと言って、人によって自分を使い分けたり。人はほんとの自分を探す為に生きてる、そんなことを感じさせられる内容でした。ひなさんの雰囲気がすごく印象的!また観てみたい!

  • 満足度★★★★

    拝見させていただきました
    「ひな」役の女優さん
    上手すぎ!!
    素なのか! って思ってしまうほどでした

  • 満足度★★★★★

    真ん中の舞台を挟むように客席があり、最前列奥に座ったため、まるで自分も同じテーブルで話を聞いているような気がした。仲良し5人組グループ(建前上)のヒエラルキーをまざまざと見せつけられ、嫌なら離れればいいのにともどかしさを感じ・・・誰も幸せになんてなれない話なのに見終わってから「面白かったぁ」と思ってしまった。

  • 満足度★★★★★

    100分という長時間、気を抜く隙もないほどに五感をフルに活用、観応え抜群の観劇でした。たしかに、自分の小・中学校時代も、こんなふうだったなーと回想。実際、仲良しグループのたわいない噂話のおかげで、親友を一瞬にして失った経験も思い出しました。社会性のある話題やニュースに真摯に向き合い、決して美談にしない冷静な脚本に脱帽です。わたしは目下、今村さん(のこれから)を観察中です(笑)。

    ネタバレBOX

    比奈さんの存在とその姉(成美さん)の関係自体もあやうい綱渡り。人間関係は、友人だけでなく、家族であっても、その距離感はのびたり縮んだり。いつ崩壊してしまうのか、そのバランスをどこまで保つことができるのか・・・つねに必死なのだなと感じさせられました。
  • 満足度★★★

    それぞれの人間模様と関わりを群像劇を通して描いた作品で、役者さんんも演じる役の個性を引き出していたと思う。
    結婚するカップルの描き方にはやや無理を感じる部分もあったが、説得力のある舞台であった。

  • 満足度★★★★

    友情という名の押し売りならぬ押し付けが厭らしく描かれる。このシアターノーチラスという劇団の真骨頂…ざわざわ心が落ち着かない、その心情がしっかり観て取れる秀作。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台は挟み客席、中央が舞台(結婚式場の控え室という設定)通路。そこに丸椅子が数個置かれているのみ。物語は、高校時代の友人が結婚することになり、12年振りに再会するところから始まる。昔話に花が咲かせ、その会話姿は円陣を組むよう。客席からは表情が見え難い。人の性格など、すべてが分かる訳でもなく見える部分、見えない部分があることを暗示しているようだ。円陣を組むような親しさを見せるが、その内心は厭らしさが渦巻いているよう。

    梗概…同級生同士(新郎・新婦)が結婚することになり、親しかった女性友達(30歳)が集まる。しかし、高校三年生の時、グループのメンバーだった女性が通り魔に襲われ亡くなった辛い思い出がある。自分たちは仲間…なのにあの時彼女を一人にしたという負い目のような感情。実のところ、高校時代の”友情”は、名ばかりの役割・分担がありグループ内に優劣、優越・迎合があったことを思い出していた。友達がいないこと…孤独と孤立といった恐怖心を煽ったこと等。そんなところに12年前に亡くなった友の姉が現れ…。

    女性同士の嫌悪、意地悪といった些細な言動、仕草が心の棘になる。その個々の感情の揺れ、その波紋がぶつかり合うように広がり不穏な雰囲気を醸し出す。女性同士には絶対的な悪人は登場しない。それだけに陰湿さの表現は秀逸であった。

    結婚式場の控え室に丸椅子のみはあり得ないだろう。本来はソファーなどを置くところであるが、それでは人物の動きが止まり、表情も一方向から見ることになる。あえて丸椅子で動きやすくすることで、(心)落ち着かない様子を表現させる。また人間の多面性を見る、その”観察”する視点を固定させない演出も見事。帰り際に作・演出の今村氏と話をした時、苦肉の策だと言われていた。

    物語に男性2人が登場するが、1人は同級生・新郎である。もう1人は招待した同級生の亭主だという。唯一過去の柵に囚われない。暴力性をチラつかせ場を騒がせる。この第三者的な発言が核心を突いたり外したりし物語を動かす重要な役どころ。
    気になるのが、この重要な男をどうして招待したのか(または出来たのか)。この男の登場・存在が不自然なのだが…。

    友情…”友達でしょ”という悪魔のような囁き。いつも一緒に行動し、拒絶することも難しい。そんな不自由な友情物語を描いており観応え十分であった。
    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    とても面白かったです!人間って一人じゃ生きられない生き物だし、かと言って、人によって自分を使い分けたり。人はほんとの自分を探す為に生きてる、そんなことを感じさせられる内容でした。ひなさんの雰囲気がすごく印象的!また観てみたい。

  • 満足度★★★

    巧みな構成。緊張感のある濃密なドラマだった。

  • 最初から最後までスリリングです。見ごたえがありました。

  • 満足度★★★★

    この劇団いつもながら期待を裏切りませんね。この手のエキセントリックな群像劇は滅法うまい!今回も大いに堪能しました。

  • 鑑賞日2017/07/13 (木) 19:30

    価格2,700円

    同調圧力や無自覚の攻撃が人を傷つけるという、人間の残忍性の本質を描く作品。
    テーマや問題に真摯に向き合う姿勢が良いと感じた。
    本当はもう少しメリハリがあったほうが観易くなるのだけど、話の展開上、致し方なし。

    ネタバレBOX

    途中で犯人がわかってしまったのだが、登場人物は少ないし、推理モノというわけではないのでこれで良いのであろう。
    ヒナの姉は、母親にしたほうがもっと説得力が増すのではないかと思った。
    瀬戸の夫は美味しいところを持って行く役で、ズルい。
  • 満足度★★★★★

    日常に散らばっていそうなちょっと不安定なコミニュケーションが少しづつ積み重なって、後に大きな恐怖の塊となり崩れ落ちてくる様な人間関係ホラーな作品。
    この作品、もし女性仲良しグループでワイワイ観劇しに来た場合、お互い無口になって顔をこわばらせ劇場を後にするケースが続出するのではないだろうか。
    女子グループのいびつなパワーバランスと過去の殺人事件の経緯が絡み合って見どころ満載。隅から隅まで楽しめました。

    作・演出は男性の方にも関わらず、いろんなタイプの女性の人間性がエグいほど見事に描かれています。
    見どころは男性陣も一役買っていますが、男は「女同士の世界」とは決して交わる事は出来ないのだなーと、男と女の壁をしみじみと感じさせました。

    贅沢なほどにリアルで臨場感ある空間。
    臨場感優先で俯瞰しにくい構造ですが、自分でカット割りする楽しみがあります。
    この劇団さんの特徴であり最大の武器なのでしょう。

    上演時間は予定よりちょっとだけ増えて、最終的に1時間40分の作品。

  • 満足度★★

    初めて見る劇団でした。この作品の「観察する者」は殺された女性の姉のことだったのだろうか・・・ 観察されていたのは妹なのか殺した男性なのかと気にはなったが それよりも私の心に入ってきたのは自称「女友達」の不快な存在であった。アレって友達なのか?あんな押し付けられたモノを友情と呼べるのか・・・ あれでは1人でいた方のがよっぽどいい。チャットの世界の方がよっぽど楽しい。私も孤独の時間は好きである。

  • 満足度★★★★

     9年前に起きた大量死傷・刺殺事件にインスパイアされて綴られた今作。

    ネタバレBOX

    人間関係を築く力を失ってしまった現代の決して少なくは無い人々の孤独・孤立と、寂しさを抱えて苦悩する人間との差異を正確に見極めて描く秀作。果たして我々は寂しいのか? 或いはそれすら感じられない程孤立し、漂流していることにも気付かぬほど関係を欠いた存在なのか? ものと人の境界を問い掛ける作品でもある。深読みをすれば、関係を欠いた人間はそも人間という範疇に括ることができるのか? という問題迄提起さえしていると解釈することも可能だろう。
     物語は、高校卒業12年後の結婚式場の待合場所で展開する。新婚カップルは高校の同級生同士。高校時代は唯のクラスメイトだったのだが、3年前に偶然出会ったことから交際に発展、結婚に至ったという経緯だ。新婦には高校時代4人の友人が居ていつもつるんでいたのだが、内1人が高3で亡くなっていた。比奈という名であった。引っ込み思案の子で、それが嵩じて人付き合いがまともにできず、ネット上で繋がる誰とも知らぬ人々とチャットで連絡を取り合う時だけ活き活きしていた。そんな彼女に懸想していたのが、この度結婚することになった新郎の雅也である。雅也の孤独も孤立の深さから、他人との正常な関係を築くには至らぬものであり、その意味で人間的な人格形成は疎外されていた。雅也は、こんな状態から比奈に恋心に似た何かを本能的に感じたというのが正確な所であろう。何れにせよ、ストーカー紛いの行為に及んでいたのだが、その深い孤立から、恋に恋するというレベルの相手へのアプローチのノウハウも分からず、ぶきっちょにもストーカー紛いの行為に及んでいた訳だ。
     ところで仲良し5人組で既に結婚したのは、涼子1人。問題は、涼子の夫がDVを揮うことであるが、涼子は、子供の頃から皆の引き立て役。内心皆から一段低く見られることに悔しい思いは抱きながらも納得せざるを得ない、と諦めかけていた。然し無論のことながら、その心の奥底では悔しくてならなかった。そんな彼女を対等の人間として扱ってくれた初めての人こそ、彼女の夫であった。暴力を揮うことはあっても、見下されるより対等の存在として自分に対してくれる夫を決して憎む気にはなれないのであった。確かにDVは良くない。それは当たり前のことである。然し、内心軽蔑しながら、友人面する欺瞞は果たして正しいか? を問うならば、どちらの関係が人間に幸せを齎すかはかなり難しい問題であろう。新婦、亜季を除く2人(親分肌の千絵、研究者を目指すセリ)は独身のままである。
     高校時代の夢が実現しているか否かは語られないものの、2人を含め皆性格が変化したとは感じられない再会であった。これら結婚式関係者以外の登場人物が1人いる。亡くなった比奈の姉、成美である。彼女も集まった他の人々の殆ども、比奈の死についての真相は知らない。ただ、比奈が無差別殺人を犯そうとしていた人物の犯行を止める為に、約束していた8月12日の涼子の誕生パーティーをドタキャンした時、厳しくそれを追求し、参加しないなら、今後、皆が比奈を無視し続けることを突き付け、何で誕生会を欠席するのかについて詰問した千絵の詰問の状況について、皆で一緒に行動していれば比奈が亡くなることはなかったと口裏合わせしているのは、如何にも在りそうな共犯関係であり、実際に罪を犯している訳ではないものの、その事実が各人に問い掛ける道徳的問いに悩む姿は必然であろう。同時に、比奈の姉が12年間、妹の死について「犯人」と思しき人物を追い掛け回し、かなりの手応えを得、状況分析から確信するに至った妹の死の容疑者が、3年前偶然に出会ったことになっている新婦との出会いの真相も示唆されている点、比奈が亡くなる場面の再現シーンなどから見えることは、殺人犯より重い病を患っているのは、寧ろ孤立する孤独者なのではないか? という重大な疑義である。この疑義については作品をご覧あれ。
     客席が舞台を挟むサンドイッチ構造になっており鰻の寝床のように長辺の比率が著しく大きいので、客席によっては、役者の演技している表情が見えない。(例えばオープニング直後の女子たちが全員集まって件の話をする時などだ)本筋に関わるシーンなので無理に椅子に掛けず立ったままでの会話にしても良いのではないか? 自然な雰囲気を出すのなら小さな1本脚の丸テーブルを用意してドリンクセットでも載せておけば良い。こうしておけば、役者が顔をあちこち動かしても不自然にはなるまい。科白の順番で、どの観客にも観易い配置を取れば良いのである。それから、役柄によっては、高校卒業後自分の語った夢を実現したか否かが、ハッキリ見えた方が効果的な役柄もあろう。こういった所に注文を付ける演出をしてゆくと、更に深い作品に仕上がるのではなかろうか?

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