大神家の一億 公演情報 大神家の一億」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.1
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★

     タイトルからしてパロディーなのだが、他にも映画をパロッた内容が随所に盛り込まれ、シナリオを重層化させている。

    ネタバレBOX

    だが、最も基本的な主張であるハズの格差社会自体を今一つパロッてみると非常に強いメッセージ性を持つように思う。その意味で、非正規雇用者の昏い情熱や社会の底辺で蠢く悔しさなどは出すより、痛烈に作品内でその位置を自嘲して見せることによって、アイロニーとしての毒で作品内のキャラクターをメタ化し痛烈なメスで観客を突き刺すような意識は弱まってしまった。観客へのサービス精神で悩むことも大切ではあるにせよ、作家の内的な葛藤を鋭い刃に磨きあげて欲しいとも思う。
     
  • 満足度★★★

    ストーリー的には面白いと思いましたが、設定や展開にある程度の現実味や必然性があってこそ“コメディ”として成立するのかな?、と感じた舞台でした。。。

  • 満足度★★

    タイトルは「犬神家の一族」を捩っているが、内容・ジャンルは全く違うもの、と当日パンフで作・演出の忍守シン氏が記している。もっとも説明のミステリーサスペンスを新感覚クライム・コメディとして描いているが、別の映画のヒューマン・ロードというジャンルの有名なワンシーン取り入れる、そんなパロディも楽しめる。

    物語の筋は面白いが、全体的な観せ方(演出・演技)が緩く、遊び心が過ぎたようで少し勿体無い。
    会場はブックカフェ二十世紀で、その店内には映画関係の本・雑誌が並んでおり、映画ファンには嬉しい場所であった。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、カフェ店内ということもあり、その内装を考えるとどこまで作り込んでいるか判然としない。劇中で使用するのは固定電話、プラスチック製の網籠が積み重なっていることぐらい。

    梗概…チラシ説明から、普通の家庭・大神家に「娘は預かった。返して欲しければ1億円用意しろ」と電話がかかる。しかし、大神家には娘が誘拐された自覚が無い。その代わり母親の姿が見当たらない。話が迷走し、更に話をややこしくする人物たちが現れ、事態は混迷の一途を辿る、というもの。
    犯人からの身代金要求は、父親が当てた宝くじ(1億円)が目的。その換金が出来たか確認する手段が、ベランダに”黄色いハンカチ”を掲げること。日本アカデミー賞第1回受賞作品「幸福の黄色いハンカチ」のワンシーン。上演前からこの映画の感動直前シーンの台詞「風呂屋の前にいるんだけど…」が流れている。

    映画のイメージを逆手に取った勘違い…「犬神家の一族」というミステリーサスペンスから「幸福の黄色いハンカチ」というヒューマン・ロードへぶっ飛び、ヘイトクライムという誘拐事件へ展開させる筋は面白い。また黄色いハンカチは”帰宅を待つ希望”から”危険を知らせる”というパロディはセンスが良い。

    誘拐犯はこの大神家の主人が工場長をしている勤務先の非正規工員。近々行われる人員整理の対象者になっている。また工場長が宝くじが当たったことを吹聴している。そんな採用・就労形態の区別・差別が垣間見え、さらには俺オレ詐欺という犯罪まで持ち込んでおり、世相を意識、反映した描きは鋭いと思う。

    脚本の面白さを十分観(演出・演技)せていないのが残念であった。
    自分としては、もう少し硬質感があると好かったのだが…。
    次回公演を楽しみにしております
  • 満足度★★

    鑑賞日2017/04/23 (日) 18:00

    とてもコメディーに真摯な劇団だと思います。
    まずは、お詫びです。「大神家」だったのですね。「族」と「億」の韻だけに目が行っておりましてそこ観ておりませんでした。
    誘拐されたのは、、、そしてその理由は、、、というのは、設定として面白かったのですが、設定自体に真摯な分(一定の合理性を確保しているので)、かなりラストがベタな展開過ぎて、、、ちょっと残念でした。

    ネタバレBOX

    1億円当選した宝くじを皆で奪い合うといった展開、それを最後は複数人が取り合う。
    いかに1億円を作るかといった上で宝くじに頼るとか、当たった宝くじがあるという前提でも、最後に笑ったのは誰かとか、話の展開の中で宝くじが忘れられていくとかいうような捻りがあればよかったのですが。
    最後は紙切れ1枚を全員で取り合うというドタバタは、学生の部活の粋を出ない感じがします。


  • 満足度★★★★

    人質役の方はとても頑張っていた感はある
    まあ芝居ならでは無茶苦茶感はあったが
    ラスト前はとてもよかった。

  • 満足度★★★

    2015年「売春捜査官」以来のまついゆかさん[ AKTstage2期卒]目当てに行ったが、こちらも元AKT研究生・丸藤さんが受付をやっているという、嬉しい出会いが・・。
    ツッコミどころが満載の90分だったけど、ブックカフェという特殊な場に助けられたかな。

  • 満足度★★★

    かなり無理めな展開でしたが、そこそこ楽しめるコメディ。いろんなパロディが入ってましたけど、「犬神家の一族」に関してはタイトルとチラシだけなのね。スケキヨ君出て欲しかったなー。成宮君ネタはどうも笑えないなー。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/04/23 (日)

    ちょっとB級な感じが(良い意味で)何とも面白かったです。ストーリーも楽しく温かく、意外性もあり、楽しめました。そして、役者さん達の一生懸命さが伝わるようで、とても好印象でした。劇場の不思議な雰囲気も良く、舞台とマッチしていました。面白かったです!

  • 満足度★★★★

    シンプルなコメディで、楽しませていただきました。元AKT研究生のまついさん、堂々とした演技でした。研究生時代よりかなり演技が上手くなっていますね。

  • 満足度★★★

    鑑賞日2017/04/22 (土)

    あまりにも安直な(笑)タイトルゆえ、過度な期待は抱かずにいたんですが…
    ベタとはいえ、正統派ストロングスタイルの破茶滅茶コメディでした。

    ネタバレBOX

    『犬神家の一族』のパロディならぬ、『幸福(しあわせ)の黄色いハンカチ』の有名なエピソードが随所に盛られたストーリーには、昭和生まれのオッサン、もうウルウルしっぱなし(笑)。さらには、1977年公開の『幸福の…』をピンと来ないであろう若い観客向けに、劇中、さりげなく、スケッチブックを用いての、作品世界の「オリエンテーション」?まで開催するとは!…なかなか巧みな脚本だと感心させられました。

    面識のある、まついゆかさんの、衣装!のみならず「突き抜けた」演技も拝見させて頂き、チケット代のモトが取れたどころか、5割増しの満足感を得ることが出来ました。
    素直に感謝いたしますネッ♪

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