『死なない男は棺桶で二度寝する』 &『オハヨウ夢見モグラ』 公演情報 『死なない男は棺桶で二度寝する』 &『オハヨウ夢見モグラ』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.2
1-20件 / 21件中
  • 満足度★★★★

    橋本瑠果さん出演。「死なない男は棺桶で二度寝する」の方を観劇。
    時代劇風の斬り合いから始まって、現代風のギャグシーンになって、どんな話なんだろう、理解できるんだろうかと不安になったりしました。
    血まみれだったり裸だったり、総理大臣とか相撲の横綱とか。めちゃくちゃなギャグだと思いますが、振り切った感じが良かったです。
    死なない男の秘密が理解できるようになってくると、話に引き込まれて行きました。
    終盤の小岩崎さんとのやりとりは感動しました。
    橋本瑠果さんはこの舞台では大した役ではなかったです。その後の活躍で注目したのですが、現在は女優引退状態。復活を熱望しています。

    ネタバレBOX

    六郎、以前は五郎、というネーミングいいですね。6回目の人生やり直しということが示唆されています。
    死なないということに気づいた人はその存在含めて忘れてしまうという設定。かなり都合が良いですが、うまく使ったと思います。
    総理の「六郎って誰だ?」でうまくまとめてくれました。
  • 満足度★★★★

    『死なない男は棺桶で二度寝する』
    タイトルのとおり、死なない男の話。『錆びつきシャックは死ぬほど死にたい』などとも共通する不死の哀しみを題材にした作品だ。

    ヒロインである信子が、偶然(?)知り合った1人の男。名は六郎。とても優しくて、でもちょっと世間からズレているその男には、ある秘密があった……。

    楽しいクリスマスパーティのはずが、半裸の男女が血まみれで飛び込んできたりする予想外の展開、破天荒なキャラクターたち、社会風刺すれすれのナンセンスさなど、笑いの要素をたくさん詰め込みつつ、物語はしだいに孤独や哀しみに寄り添っていく。

    主演の吉田翔吾さんは、可愛らしいルックスとどこか浮世離れした演技で死なない男の孤独を描き出していく。

    特に印象的だったのは、人魚の肉を喰らう場面だ。

    グロテスクな姿の悪臭を放つソレを、たらいからつかみ出しナマのまま貪る。妹を守りたいという想いに突き動かされて。

    ふだんの優しい印象からは想像できないほど壮絶な怒りと哀しみと焦燥と……。

    圧倒された。

    彼の秘密を知る男 大島。記者である信子は、精神病院で彼の話を聞く……。その内容の奇妙さと男の苦悩。横尾さんは他の作品でも似た感じの痛ましい役を演じて印象的だったが、ここでも物語の暗さを引き受ける役柄に説得力があった。

    さまざまな出来事を重ねて、終盤に登場する、小岩崎さん演じる老女がとても好きだ。この方の老け役は他の作品でも何度か拝見しているが、いつもなんていうか、メイクや髪以上に声や仕草が重ねてきた年月を感じさせる。

    この作品でも、過ごしてきた半生がにじみ出るような、素敵なおばあさんだった。

    忘れてしまったその人との日々。それでも、運命に逆らうように刻みつけた名前。

    いくつもの伏線が気持ちよくハマってラストの感動につながる。いろんな意味で綺麗な物語であった。

    観終わったとき、すべての登場人物が懐かしく愛しく感じられるのは、六郎の孤独と思い出に気持ちを重ねているからかもしれない。

    『オハヨウ夢見モグラ』
    こちらは短編集だ。ただし、短編の外枠となる物語があって、全体ではひとつのストーリーとも言える構成となっている。
     
    子どもの頃の事故が原因で、眠ったまま生き、年に1日だけ目覚めることとなった男の物語。目覚めた時に彼が語るいくつもの奇妙なお話がそれぞれ短編となっている。
     
    『きみはぼくのやさしいともだち』
    リストラされた武田が出会った若者 江尻の提案は、大金と引き換えに自分の友だちになってくれ、というものだった。
     
    金を使い続け、引き返せないところまで来てしまった武田は妻や元上司にも裏切られ……。
     
    武田を演じる加藤さんの、平凡な元サラリーマンとしてのとまどいや欲や打算に共感しつつ、その運命がどこへ向かうのか、ハラハラしながら観ていた。
     
    『無音はお前の耳にも届いている』
    マスター:渡辺裕太
    バーのカウンターで、マスターと客が交わす何気ない会話からはじまるとっても怖い話←語彙力(^_^;)
     
    マスターの静かな狂気と死んでいく正田の傍らで微動だにしない客。彼には聴こえているのか、いないのか。
     
    ホントに怖いのは幽霊とかじゃなく人間なんだよな、などと改めて思う。
     
    『いつでもいつもホンキで生きてるこいつたちがいる』
    冴えないサラリーマンの松本には、かつて人間ではない大切なともだちがいた。ある日、人間に駆逐されたはずの彼らが蘇って……。
     
    ま、なんていうかこういうの、この劇団らしいって気はする。怒られそうなスレスレの悪ふざけをしつつ、芝居も登場人物も一生懸命な感じにちょっとうるっときたりするのだ。
     
    『黒豆』
    これ一編で上演されても満足できそうな完成度とボリュームのある作品。

    加藤さん演じるブラック・ビーンは、クールなエージェントとドラーグクイーンという2つの顔を持つ。決めポーズがばしばし決まるカッコいい昼の顔と、セクシーかつナイーブな夜の顔の振り幅が素敵。

    妹のジェシカと同僚のソフィーを演じる増田赤カブトさんもタイプの違う役なのに、それぞれピタリとはまってチャーミング。
     
    物語の中で2つの顔を持つ男と、2役での2つの顔を持つ女。トリッキーな構成で、たくさん笑いながら、実はとてもロマンティックだったりするのも面白かった。
     
    『じかんをまきもどす』
    星新一のショートショートみたいな、時間モノの洒落た短編。でも、まきもどす様子を目で観る面白さは舞台ならでは、かも。
     
    そして、それぞれの短編をつなぐ軸となるストーリー。
    『モグラの見た夢』
    野口オリジナルさん演じるミツオは、年に1日だけ目覚めて、少年の精神のまま老いていく。
     
    眠りの中で集合知にアクセスしているのかもしれない、という医師の説明を背景に、彼の語るたくさんの物語が、それぞれの短編となっていた。
     
    目覚めるごとに、1年が過ぎている。気がつけば月日は過ぎ、自分も老いていく。無邪気な少年らしさは失わないまま、過ぎた時間は確実に彼の心にも積もっていったのだろう。そう感じさせる変化が切ない。
     
    母役の高橋ゆきさんをはじめとする家族や幼馴染の様子も笑いを交えつつ丁重に描かれて、ミツオのいない時間の経過を感じさせた。
     
    行き場のないそれぞれの想い。それでも、この物語は悲劇ではないのだと感じさせてくれる優しいラストがかえって涙を誘った。
     
    同時上演の『死なない男……』ともつながって、二本のPMC野郎を堪能した一日の終わりにふさわしいエンディングとなった。

  • 両作品観てきました。
    「オハヨウ夢見モグラ」では笑える話から怖い話、泣ける話までいろいろな短編集を見ることができました。
    「死なない男は棺桶で二度寝する」ではやりきれない切ないお話を。

    両方に共通するのは徐々にではなく、急に涙腺が崩壊したこと。
    もちろんそれまでの積み重ねはあるにしろ、一言のせりふ、一瞬の表情が引き金となりました。

  • 満足度★★★★★

    「死なない男は棺桶で二度寝する」「オハヨウ夢見モグラ」両公演観劇させていただきました。
    ポップンマッシュルームチキン野郎さんの舞台は初めてだったのですが、両作品共お話の濃さ、クオリティに驚きました。
    役者様1人1人の細やかな表情の変化や、動き、衣装チェンジ、役の切り替えが丁寧で、まるで魔法のようです。
    お話の中にもギャグが沢山盛り込まれていて、飽きることなく見ることができました。
    観劇数が増える度に新たな発見があり、何度も何度でも観ていたい!という思いでいっぱいです。
    とても楽しい、素敵なお時間をありがとうございました。
    次回の公演も楽しみにしています。

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/05/13 (土)

    座席1階9列

    ポップンマッシュルームチキン野郎『死なない男は棺桶で二度寝する』 シアターKASSAI

    今まで観劇したPMC野郎さんで一番好きな作品になりました。
    ストーリーの面白さはもちろん、それを引き立たせる見せ方、構成がすごく上手い。
    伏線の張り方、回収もお見事でした。
    シリアスとおふざけの振れ幅が凄く、爆笑したかと思えば息をのんで見入ってしまう場面があったり、思わず涙腺を刺激されてしまったり。
    2時間弱の上演時間中一度も集中力が途切れることなく観劇できました。

    ネタバレBOX

    人魚の肉を食べて不老不死となった男のお話。
    ラストで老女となったヒロインに再会する、というパターンはPMC野郎さんの他の作品でも何度か拝見した記憶がありますが、
    今回は記憶が消えてしまうというギミックがすごく効果的だと思いました。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/05/13 (土)

    座席1階9列

    ポップンマッシュルームチキン野郎『オハヨウ夢見モグラ』 シアターKASSAI

    2編目まで観た時点で今大傑作を目にしているのではないかとドキドキし始める。
    3編目からはいつも通りのPMC野郎さんのテイストに戻り、短編集の構成だということも理解できて、その興奮がやや落ち着く。
    各話が現実世界とリンクしてなにがしかの真相が明らかになったりする、みたい構成を期待してました。(伊坂幸太郎さんっぽい感じ)

    とはいえ、短編集としてももちろん面白かったです。
    私は『無音はお前の耳にも届いている』が一番好み。
    ブラックなオチがすごく良かった。

    前半がかなりシリアステイストだったので、後半のはっちゃけ具合とのギャップに違和感。
    あと、『黒豆』はちょっと長すぎかなぁと思いました。

  • 満足度★★★★

    価格3,800円

    「死なない男は棺桶で二度寝する」。
    PMC野郎は去年に続き二度目の観劇です。
    今回も笑えるシーンたくさん。
    途中一瞬退屈になりそうなところもあったけど、後半どんどん引き込まれ最後は泣きました。
    あのラスト好きです。
    ハッピーではないんだけど、どこか救われ良かったなと思えて。

  • 満足度★★★★★

    長編の『死なない男は棺桶で二度寝する』も、短編集の『オハヨウ夢見モグラ』も、どちらも楽しかった!
    開演前パフォーマンスはどちらも凄かった。。
    NPO法人さんの頑張りに魅せられました!!

    『死なない男は棺桶で二度寝する』
    不老不死の男が主役の長編。
    初めから笑いっぱなしでしたが、急にシリアスな展開に。単純なハッピーエンドではないけど、素敵なラブストーリーでした。

    『オハヨウ夢見モグラ』
    睡眠障害の男が見た夢を語る、短編集。
    それぞれの話は、世にも奇妙な物語みたいな感じ?「黒豆」では大爆笑!
    軸となるミツオくんの豊かな人生に感涙。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/05/11 (木) 19:30

    価格3,800円

    「死なない男は棺桶で二度寝する」観劇。最初はハチャメチャな要素を提示し、それを情感豊かに回収する様は見事と言うほかない。R18の回を観たが、ウエットなシーンが多いので、通常回よりもむしろバランスが取れて良かったかもしれない。全員上手い役者さんだが、主役の吉田氏はさすがに随一の芝居であった

  • 満足度★★★★★

    「オハヨウ夢見モグラ」を観ました。短編になっていてどれも面白かったです。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2007/05/10 (木)

    「死なない男は棺桶で二度寝する」を鑑賞。
    若干既視感なくもないが、キレの良いブラックなギャグと
    シリアスなストーリーの対照が鮮やかなのはさすが吹原作品。
    前半のおふざけタイムに、誰があのラストの涙を想像できただろうか。
    「死なない男」は世界一孤独な、そして世界一愛された男だった。

    ネタバレBOX

    開演前の全力投球も素晴らしく、
    (ほんと、全力の人を見るとどうして笑っちゃうんだろ?)
    「いいトシをして定職にも就かず…」という私の一番好きな格言(?)を聴くと
    ああ、またポップンの舞台を観に来たんだなあと心の底から幸せな気持ちになる。

    前半のユルさは、すべて後のシリアスな展開のためにあると言ってよいだろう。
    なんたって時事ネタの中に痛烈な批判精神を練り込んだ末に
    アメリカ大統領が日本の風呂屋で死んでしまうのだ。

    本題は、いい加減な日本の首相の友人でもあった一人の男、
    はるか昔に人魚を食らって不死の身体になった男(吉田翔吾)である。
    この男と結婚した信子(小岩崎小恵)が、夫の過去に疑問を持ったことから
    私たちは共に彼の過去を紐解くことになる。

    吉田翔吾さんの、浮世離れしたピュアな浮遊感が素晴らしい。
    ソフトな優しいキャラが、激しい憎しみを見せ、誰とも共有できない孤独を漂わせる。
    ポップンは全員が主役を張れるところがすごいと思うが、
    同時に全員を主役にしようとして作品を書く脚本家の愛情を感じる。

    NPO法人さんと井上ほたてひもさんの“バスタオル”や“相撲”の掛け合いなど観ると
    その演じていないような、素でやっているだけにも見える天然のボケぶりが
    本当に素晴らしく、リピートしても全く飽きない。

    相変わらず横尾下下さんの凄みのあるキャラには説得力があって
    ユルいムードから一瞬のうちに、観る者を暗がりへと突き落す威力を持つ。
    異様な風体といい、精神病棟にいる不安定さといい、
    「うちの犬はサイコロを振るのをやめた」の元兵士を彷彿とさせ
    そこが素晴らしいと同時に既視感を抱かせる要因でもある。

    ラスト、再びのピュアな展開に泣かされながら、
    この硬軟両極の鮮やかなコントラストこそが、ポップンの底力であり、
    魅力なのだと思い知る。
    他劇団がやろうとしてやり切れずに、役者の微妙な苦笑いにシラケて終わる、
    あの難しさを毎回やってのけるポップンに心から拍手!







  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/05/10 (水) 19:30

    価格3,800円

    「オハヨウ夢見モグラ」観劇。
    短編集だが一本一本が濃いので何本もの名作を観たような印象。無理なく笑わせ、無理なく切ない気持ちにさせられる。短い尺でこれだけ感情がゆさぶられるのが天才・吹原氏の真骨頂である。

  • 満足度★★

    「死なない男は~」を観劇。 この作品は笑いが少なめで 全体的に静かな印象。 
    話の内容もイマイチでちょっとポップンらしくないな~ って思いました。  
    次回作に期待☆

  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2017/05/09 (火) 19:30

    『死なない男は棺桶で二度寝する』見ました。終始いろんなレベルの笑いを取りながらステージが進行していったが、最後の最後が圧巻! ポップン史上最も深みのある素敵な作品。次作へのハードルをまたまた自ら上げちゃった感がパないです。

  • 満足度★★★★★

    『オハヨウ夢見モグラ』を見ました。「何かあったの?」とこっちが心配になるほど哲学的思索に富むショート作品集と思いきや、『黒豆』でそれを一気にぶち壊してくれました。それでいいんです。開演前の寸劇もあるので、2時間半以上の大熱演。

  • 満足度★★★★

    いろいろなストーリーが入り乱れ、
    終始笑える、楽しい作品と
    世代を超え、大切な人を守る、
    素敵でファンタジーな作品、2作品。
    シアターKASSAIなので、演者さんの迫力が
    感じられて、見終わって満足する作品でした。

  • 満足度★★★★

    「オハヨウ夢見モグラ」は少年の話す少し不思議なショートストーリで構成された短編集。寓話的な話や「黒豆」の様なこれぞPMC野郎って感じのエンタ系まであってお腹いっぱい。黒豆での加藤慎吾さんのセクシーさを拝むだけでもチケット代の元取れる感じ

    「死なない男は棺桶で二度寝する」は、やけにストレートに泣かせにきた場面や展開も多かったけど、今これ何の時間っていう感じの頭のおかしい時間も良い按配であって、ブラックな笑いも織り交ぜつつ全体的に楽しい印象が残った。総理や横綱の荒唐無稽さがやっぱり真骨頂だと思う

  • 満足度★★★★

    ■『死なない男は棺桶で二度寝する』鑑賞/約110分■
    初演は観ていないが、大幅に加筆・改稿して盛り込んだとおぼしき最新の政治ネタほか、ハチャメチャなギャグの数々に大笑!
    ストーリーは同巧のものが過去作品にあったためもうひとつ食いつけず。

    ネタバレBOX

    この劇団の不死モノは以前に何作か観ている上、そのうち一作にストーリーラインがかなり似ていた。人気劇団、すなわち、過去作品も知っている常連客が多い劇団。その点への配慮も欲しい。
  • 満足度★★★

    ■『オハヨウ夢見モグラ』鑑賞/約120分■
    前回の短編集には遠く及ばない印象。最も長尺のものが、ワチャワチャしているだけで実(み)のない作品なのが痛い。

    ネタバレBOX

    「きみはぼくのやさしいともだち」
    「無音はお前の耳にも届いている」
    短編らしい切れ味のある上記2編は面白く観ました。
  • 満足度★★★★

    鑑賞日2017/05/05 (金) 19:30

    オハヨウ夢見モグラ 短編集的作品、どちらかしか見られない方にはもう1つの死なない男は棺桶で二度寝するを個人的には押す。ポップンマッシュルームチキン野郎さんを初めて見る方にもこちらではなく同様。同じ日にに両方やる場合の公演順はこれで良かったのかちょっと疑問。

    ネタバレBOX

    千夜一夜的構成 黒豆はバンタムの方が個人的には好き

    今ひとつ同時公演でわざわざこの短編集をやった意味がわからない

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