満足度★★★★★
永井愛さんがとても好きで、毎公演楽しみにしている。今回もまた素晴らしかった。
いつか、瑞生桜子さんが永井さんの作品に出演する事を願い夢見ている。永井さんの世界観に、とても合っていると思うからだ。
これからも見続けたい劇団。
満足度★★★★★
迫り来る見えない影、見えない敵。その圧迫感に息が詰まる。追い詰められた人間の目の前にある死への誘いと恐怖…いや、狂気。
俳優陣が素晴らしい❗見事に“らしさ”を発揮して、世界を立ち上げた。最も好きな俳優の木場勝己さんは最高に嫌らしかった。昇格した若村麻由美さんは女神😍
満足度★★★★★
鑑賞日2017/02/01 (水)
テレビ局の報道番組で取り上げた内容から始まる、横暴にも思える言葉狩り、その場の雰囲気を読んでしまうから次第に流される信念。
見終わった後に何故か背筋が寒々とするノンフィクション舞台ぽいけどフィクションな舞台、で通用する日常であってほしい。そして地上波で通常通り放送できる日を願う。
面白かった。
満足度★★★★
鑑賞日2017/02/08 (水)
座席N列21番
2016年2月に起こった、高市早苗総務大臣(当時)による「放送法違反を
根拠とした電波停止是認」発言を基としたブラックコメディです。
※当時の大臣側の言い分は以下の通り
https://www.sanae.gr.jp/column_details807.html
まさに時代の「空気」をそのまま反映している作品なので、高市大臣に当時
賛成した人も、反対した人も一度観て、自分の考えを整理するといい気が
します。
満足度★★★★★
衝撃的な舞台。空気というより時代の様々な圧力に抗おうとしつつ敗北していく報道の現場を描く。救いがないのは現実がそうだから。永井愛の根性を観た。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/31 (火)
普段は順位など意識しないが、今年のベスト5だな(すなわち今は断トツの1位)と、頭で呟きながら客席の通路を歩いていた。若い女性が涙を拭っていた。妙齢の如何にも芝居を見慣れた女性は皮肉の一つも言えず、立ちしな隣の夫に「永井愛、さすが。・・」と口にするのが精一杯のように言っていた。
現実に今日本で見られる事態をはっきり感じられるという事が無ければ、つまり切実な、自分たちの問題だと感じられる下地がなければ、この感想は出てこないかも知れない。
劇場の中で完結せず、刺された矢が劇場を出ても疼く。
満足度★★★★
色々問いかけられている自分。このままで良いのか?日々テレビから流されているニュースは本当に真実なのか??考えてしまいますねぇ。そう思わせてくれるのは脚本も演出もあるのですが配役も良いです。
満足度★★★★
昔あった懐かしい社会正義・糾弾劇である。だが、今のご時世で敵役も、かつてのように、雲上の人や影の人でなく、法律や組織が明確に糾弾されている。しかし、それでは一筋縄ではいかないところがあり、喜劇仕立て、風俗劇仕立てになっている。ベテランの作者だからそこはうまい。だがドラマの構造として、そもそも、倫理的なジャーナリズム精神と、具体的な法律や組織を対峙させても、笑や糾弾はできるかもしれないが、ドラマ的な成熟はないような気がする。笑って見られるがしらけるところもあるし、この程度のことはお客様が先刻ご承知である。そこがメディアが拡散した現代の難しいところだろう。作者は、新国立の芸術監督問題でよほど傷ついたのであろう。それは理解できるが、そろそろこういう素材から離れて、現代の「時の物置」を探してほしい。
満足度★★★★★
鑑賞日2017/01/22 (日)
あまりの緊迫感に硬直しっ放しだった。しばらく立てなかった。涙が流れた。震えが止まらなかった。手が痛くなるまで拍手した。本当は星10個付けたい、今までに観た中でも最高峰の作品。
放送開始直前の突然の番組内容変更に混乱する報道現場を描いた作品と聞き、てっきりドタバタのコメディかと思っていたら、下手なホラーよりもよほど怖かった。
例え映像化されてもテレビでは放送されないと思う。この作品が劇場上演できるだけ、日本はまだ大丈夫なのか。それとも、いつかこの作品も上演できなくなる日が来るのか。この国の行く末を憂わずにはいられなくなる。
世界が不安に覆われる中、改めて感じた演劇の力に、一条の光を見た気がした。
満足度★★★★
鑑賞日2017/01/28 (土)
価格5,600円
ぴあでは全公演完売の人気公演を観て来ました。内容以外で気になった事が3点ほど。①当日券も完売だった様で補助席が追加されたのですが、自分の席の前に縦に2人分補助席が追加され、その椅子の座高が高い為、真正面が見えないという残念な状態。②この日は開演後に入って来た方が数名いて静かなシーンだっただけに気になりました。③風邪が流行っている事もあって咳払いも多かった気が。内容に関しては個人的に少し難し過ぎて話の展開について行くので精一杯でした。悪い意味ではないのですが、笑いも泣きもなかったので、再会のシーンをもう少し長めにして泣ける展開でもよかった気が。
満足度★★★★★
なぜ間違っていることを間違っているという人が、
なぜおかしいことをおかしいと言う人が、
苦しみ、抑圧され、
なぜ不条理に立ち向かった人が、
平穏に過ごさなければならないのか。
現実をみせつけられて、
こんな世の中おかしい、
でも不条理なほうを飲み込まざるを得ない世の中に、
くやしくて涙が止まらなかった。
結構年配の方が客層に多かったけど、
若い世代に、みてほしい、そして共有したい作品でした。