暗中模索の日々
震災から5年、失われた故郷と避難生活を短歌に託して想いを詠む。
郷土愛や生活の糧を失う辛さはよく理解出来る、つもりだが、どこか他人事のような暮らしをしている者としては、当事者達にかける言葉もすぐには思い浮かばず。計り知れぬ暗中模索の日々からの脱却を願わずにはいられない。
実直なドキュメンタリー舞台を見た、といった感じだった。
満足度★★★★★
挽歌
震災の傷は、あまりにも大きすぎ、 乗り越えられる壁さえも、見失ってしまう。それでも、微かでも、明るい光が見える時がくる事を、信じられるような素敵な作品でした 。
***申し訳ございません追記します***
満足度★★★★
今
狭いようで広い日本。あれから5年。忘れてはいけないこととは、未来のために声を上げ続けなければならないこととは…。色々なことを考えさせられた。この舞台を今、観ることができて良かったと思う。安田成美さんと高橋長英さんをひとつの舞台で観ることのできる贅沢というか、今、観るべきです。
満足度★★★★
避難民の現在
原発の恩恵を受け、原発に故郷を奪われた人々。
登場人物達の、事故から5年経った「今の想い」が各人漏れることなく心に響いてきます。
あの忌まわしい惨事が否が応でも思い出されてつらくなってきますが、忘れてしまってはいけないのですね。
最近問題となった避難民いじめの元凶となる誤った考え方も提示されていました。
作品の最も重くて深い役どころを高橋長英さんが担い、短歌に故郷の想いを託す聡明な女性、安田成美さんが全体をまるで柔らかい光で照らしてくれる様に救いとなってくれました。