ワレワレのモロモロ 東京編 公演情報 ワレワレのモロモロ 東京編」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
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  • 満足度★★★★

    ハイバイの岩井さんの戯曲は、自分の体験・歴史を語ることが多い印象だ。
    それを周囲に広げて、それぞれが体験した「ひどいこと」の体験集。

    ネタバレBOX

    8本のタイプの異なる「ひどいこと」が、面白くって切なくて、泣けたり笑えたり、の2時間半(休憩含む)。

    どの作品も導入部は落語の「まくら」のようであり、自分が語る(演じる)ので落語のようでもあった。

    自分の体験を語ると言っても、そこは作品なので、結構面白くなつている。
    「ひどいこと」のレベルによっては、まだ「作品として他人の目」で見つめ切れていない出来事もあるように思える。そこはウンと戯画化して広げているようだ。

    岩井さんの演出を垣間見るような作品があったが、あれもストレートに岩井さんではなく、「面白要素」を盛っているに違いない。
    違いないが、演じたご本人はどうだったのだろうか。

    現実にリンクしているエピソードなので、関係者の中にはくらくらしてしまう人もあったに違いない。平原テツさんのエピソードとか。

    それにつけても平原テツさんには売れてほしいと心から願った。
  • 満足度★★★★★

    面白い。

    ネタバレBOX

    出演者のぷらいべーととかで起こったことを演劇化した8本に小品。
    あっさりした「ほほえみのタイ」も掴みはよかった。イヤなことがあると頭にトンカチを思い描く「トンカチ」も、演劇作品にありそうだなと。母親のキャラ性とかも演劇っぽい。
    「『て』で起こった悲惨」はプライベートではないけど、ただただ面白かった。スナックで働く年増なきよこさんを描いた「きよこさん」は、妙にドラマ的で厚みがあった。
    一番気に入ったのは「深夜漫画喫茶」。阿鼻叫喚な客とひねて冷めたバイトの先輩とバイトの新人、チンピラな客という組み合わせで、コメディしてた。新人が鋭く先輩の見抜くオチも好き。
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/12/22 (木)

    出演者8人による8編の体験談を基にした短編良品な面白い舞台だった。
    その中の1作、ネグレスト気味な母の話は、その出来事を笑って見るほどは肝が座っておらず、個人的に見る未熟さがあるんだろう。
    平原さんは私の中では実力ある役者さんなので、これからもっと活躍の場があるはず!
    良々の酔っ払ったお父さんの横暴さは九州男のあるある感満載だったが、ノストラ〜の部分は教室の部分にあたるのか。
    永井さんの悲惨な体験にちょっと笑ったけど、舞台作るのって本当大変なんですな、演出している岩井さんの激しさは素の部分で演っているだけのなのか、それとも演じてるのか、どちらなのかわからないくらいの素晴らしい威圧感があった。
    岩井さんの戯曲はあのショートショートだと奇妙な話にも思えたが、違うアプローチを加えて、もっと長く見たくなった。
    川面さんの話には、短編ながら登場人物の人柄の魅力と話の中に引きこませる筋に少し目頭が熱くなった。
    後半4作は特に面白く感じたが全編面白く、10分ほどの休憩が入ってもあっという間の2時間半だった。

  • 満足度★★★★

    鑑賞日2016/12/22 (木)

    初ハイバイ。よかった。私の好きな静かな笑い。観劇後のモヤモヤ感。自己投影の嵐。もう一回観る?って言われたら、ノーやけど、新作でたでって言われたら、速攻予約するわ。

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