四則演算 公演情報 四則演算」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-11件 / 11件中
  • 満足度★★★★★

    約束が守れました
    千穐楽の平日に、やっと行けましたが、行けてよかったです。彩の優しさ、哀しさが十二分に伝わってきた芝居でした。でも、里子が彩が持っていたナイフを自分で刺した時から、彩にも母親が自分を愛していたことを気付いたんじゃないかなぁ。最後に幸せそうに微笑んでいるように見えたのが救いでした。

  • 満足度★★★★★

    心をえぐられる
    土曜日の夜の回を観てきました。前半はインプロを含め笑わされたものの、後半は一転して重くつらい気持ちに。ストーリーはもちろん、中山さんをはじめキャストの方たちの熱演に圧倒されます。大里さんと中山さんのあるシーンでは涙が止まりませんでした(T_T)


  • 四則演算
    観たら確実に心を揺さぶられます。
    どうにかしてあげたいと言う気持ちが沸き上がり前のめりになるががどうすることもできない。
    とても刺激になりました。
    今日千秋楽。観てない方は是非。

  • 満足度★★★★

    初日観劇
    好き嫌いが出てしまう作品ですが、役者の熱量により
    作品に引き込まれます

    ネタバレBOX

    (集団asif~)の藤丸亮さんの作・演出で
    やっぱり方向性的に重かったです

    自分的には守里の双眸の方が
    人を食べるという方がまだ現実味のない話でしたので
    重くてもまだよかったですが

    やっぱり重い話はあまり好きではないかな

    ただ観劇した人と話したり、感想ツイートを見ていると
    このような作品が好きな人もいる事を知り
    いろいろな感性を持った人がいるんだなと再確認

    重いだろうと予想はついていましたが
    好きな役者の演技を観たくて観に行った訳で
    当然観た価値は十分ありました

    最後に他の方のコメントにも書いてありましたが
    公演中ずっとエアコンが効いていなく
    ちょっと暑かったかなという事と

    自分は遅かったのであまり関係ありませんでしたが
    開場の際の受付で準備等で問題があった事や
    公演前の飲食禁止、携帯電話等のアナウンスをし忘れたなど
    旗揚げでその初日という事を考えれば
    仕様がないとも思いますが

    そのあたりも事前にイメージして公演を打てると
    いいかと思いました
  • 満足度★★★★★

    脚本の演算
    芝居を見るって高くつくなあといつも思うんだけど、
    平均的な2500円のクオリティはとっくに超えていると思う。
    いろんなことがキッチリ符合するので、
    内容はグロテスクな感情を取り扱っているけど
    脚本の計算が気持ちいい。

    ネタバレBOX

    「グロテスクな感情」を取り扱う芝居はたくさんあるけど、
    たとえばエンタメとして取り扱いたいだけで終わる作品は結構多くて、
    そういうのはとても不快な感じで終わるのだけど、
    ちゃんと人間の中にあるどうしようもない部分を組み込んであるから
    観客は話に引きずり込まれていく。この感覚、好きな人はとても好きになると思う。
    まあ、それでもやっぱり強い悪意を人に向けるものは
    万人向けではなく、どうしても好みは別れるので
    見たくない人は強烈に見たくないというリスクを負っている。
    それをやる覚悟は潔いし、
    たとえば映像などの制約がある媒体では見られないものを見られる、
    という価値が、この舞台にはあると思う。
  • 満足度★★★★

    見応えあり
    重くて悲しいけれど、心に衝撃を衝撃を受けたい人おすすめです。
    中山さんと湯口さんの熱量半端なかった…。

  • 満足度★★★★

    刺さる。
    出演陣の熱演が素晴らしい。

    心も身体も叫んでいる。

    痛くてつらくて、それでも想わずにはいられない。

    胸の中が澱むけど、不思議な清々しさはどこからくるのだろう。

    個人的には、インプロを挟まないほうがよいと思いました。

    ネタバレBOX

    BGMの一部に、たぶん、某アニメのそれが使用されていたので、どうしても、そのBGMアニメのシーンが思い返されて、困りました(笑)
  • 満足度★★★★

    それは「さんいん」だ
    「四則演算」

    sugerless(中山泰香企画団体)第0回公演 at ART THEATERかもめ座

    去年の8月、as ifが初演した作品を
    カプセル兵団の中山が主宰する団体での再演、演出は藤丸のまま

    中山が、前回はas if常連月岡鈴の演じた主人公の彩役
    不幸が似合う月岡に比べると童顔な中山がどう演じるかと思ったが
    やっぱり女優は凄えね
    「鬼気迫る」と言ったらいいのかな

    同じく常連ポンポンペイン湯口がクソオヤジ役で出演
    最初は作り込み過ぎだよと思ったが崩れて行くにつれフィットして行く

    as ifからは端役全ての山田亮が引き続きの登板
    山田くんはそば屋子供ヤクザコンビニ店長施設の先生刑事と前回より一役多い6役
    や「出てるより着替えてる時間が多いんですよ」www


    >人生を足したり引いたり割ったり掛けたり出来たら何か変わるんだろうか。
    小学生で教わることを私は教わってこなかった気がする。

    扉が閉まる、心を閉める
    「私はあなたを監禁しました」


    前半のコメディ編二幕とインプロを挟んでのそこからのネガティブコメディへのジェットコースター
    藤丸節の落差の激しさの典型の作品

    前回の観劇記をそのままひくと
    >作演出の藤丸は、ネガティブコメディと銘打つだけあって、これでもかと不幸さを苦しさを絶望を描き、結末を観客の想像に委ねない
    4分の3あたりからどんどん救いがなくなっていくのだが結末までの間に何度でもここで終わるのかここで終わるのかというところがあるが、藤丸はそんな余韻を残すところでは終わらせない
    「そんな一番楽しいところを観客に渡してたまるか」という姿勢が見えて、オレには心に収まりがいい

    うん、この文は毎回コピペしてもいいかなw

    ただ、初演時の「ごきげんよう」のエピソードは改訂しなさいなw

    インプロでオレのペーパーが読まれたんだが、中山さん
    「やまかげの地震」
    うん、それはニュース的な意味で「さんいんの地震」と読んでほしかったなwww

  • 満足度★★★★

    四則演算の結末
    足したり、掛けたり、引いたり、割ったりした人生の想いはしっかりと届いていきました。そして衝撃的な結末でした。

    ネタバレBOX

    途中から展開が、話がうまくつながり、ストーリーがしっくりと感じました。最後の結末はどうなるのか、興味津々でしたが、・・・そうなるの?でもある意味、納得しました。汗だくの大きな声を張り上げて全力での熱演がすごかったのが印象的です。観ていて清々しく感じました。ただ、前半部分の笑いを誘う個所は、特に、客席の人の書いた紙をお題にして話す小話は相当つらい時間でしたが、個人的にはないほうが、全体が引き締まってよかったと思いました。
  • 満足度★★★★

    想い、重い物語...面白い!
    人に危害を 加え、相手の気を 引いて、思いを 掛ける、そして友情を 割って...そんなことをして廻り回って心が満ち 足りるのだろうか。

    物語は雑然・殺伐とした空間、緊張・緊密な雰囲気、登場人物の息遣い...独特なセンスが汗のように迸(ほとばし)る。大人の色香を漂わせ、カプセル兵団とは違う、新たな魅力を開花させた主人公・彩(中山泰香サン)。その脇を固める役者陣の演技も確かで濃密な物語に仕上がっている。

    人によって好みが分かれるかもしれないが、この嫌悪感はけっこう好みである。脚本(物語)はわかり易く、むしろ公演の魅力は演出と演技がしっかり合って、迫力ある展開が見所であろう。

    少し気になるところも...。
    (上演時間1時間30分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、地下倉庫という設定で周りの壁際にダンボール箱が積み重ねてある。中央にソファーとテーブルが置かれ、上手側奥に柵のような扉がある。舞台と客席の間を鎖(上演前・後)で仕切る。

    梗概...突然地下倉庫に監禁された夫婦。なぜこのような目に遭うのか、その理由が判らない。戸惑う2人だが、この夫婦(特に夫人)の過去が明らかになるに従い、犯人・彩の心情が痛いほど解ってくる。彩は孤児院(希望の里)育ちで、卒院時に院の先生から両親の所在地を知らされる。その所在地には自称小説家の壊れた父がいた。母はそんな父を支えきれず、彩を置き別の男と結婚し、子・鈴夏(清水りさ子サン)まで産んで幸せに暮らしていた。その鈴夏と彩は偶然にも親友関係にあり、自分の不遇を嘆き、愛情が憎悪、復讐(監禁)へ向かう。

    その狂気がすさまじく迫力がある。自分を棄てた母、それでも愛情で心の隙間を満たしてほしい。表している嫌悪、その一方、心情は生き生きと輝き美しく観えてくる。求め ねじれた母娘のサスペンスは観応え十分であった。

    人は救いや希望がないことを受け入れた時、気持が楽になるという。絶望から立ち上がる微笑みのことをユーモアと呼ぶらしい。翻って本公演の緩いインプロはユーモアにはほど遠いような。序盤と終盤での印象(演出)落差がねらいであろうか。できれば、全編を「想い」と「重い」で一貫して描いてほしかった。たとえそれが嫌悪の極みであろうと...。

    最後に、カーテンコールの際、前説での禁止事項(場内飲食禁止など)を言い忘れたと説明していた。当日(20日)の昼間に千葉県北東部を中心に大きな地震があったが、危機管理の点から、留意事項はしっかりとお願いします。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★★

    会社帰りに
    初日に行きました。お馴染みな役者様方、出演者7名中5名がよく知った方でした。数年前、集団asifの「迷中の学舎」を笹塚ファクトリーで観た時に、この人の作品は2度と観ないと思ったのに、「金の価値」や「守里の双眸」、先日の黄金のコメフェスまで観ているのはなぜだろう(笑)。会社から比較的スムーズに行ける会場だったので、千秋楽だけ行くつもりでしたが、増席したとのツイートを見て追加しました。満席でした。前半大笑いし、後半どんよりする。帰り道嫌な気分で家路につくパターンです。役者様方は熱演で会場もちょっと空調か暑かったので、舞台上も客席も汗ダラダラでした。千秋楽も楽しみにしています。ちなみに開演前にインプロ用のカードを書いて渡すのですが、自分が書いたものが使われるとうれしいです。読まれました。(^-^)

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