フーとスリンと祷りの倣わし 公演情報 フーとスリンと祷りの倣わし」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.3
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★★

    初めて拝見した、菱路(ひしみち)コネクトさんの作品。
    国境沿いの村を追われることとなる異教徒たちのものがたりだが、ストレートプレイとはいえ、西欧風の民族ダンスとクラッピングでつづる、異色の、そして、ささやかな叙事詩の趣き。
    演じる若いキャストの皆さんの表情が、とても眩しく感じられた90分でした。

  • 満足度★★★★★

    良かった
    内容がとても分かりやすく、それでいて意味もある。とても良かった。

  • 満足度★★★★

    Aチームを拝見
     基本的には征服者と被征服者の話である。

    ネタバレBOX

    但し、今作で特記しておくべき点は、征服者サイドが1枚岩ではないこと。被征服者の闘争形態が非暴力、話し合い路線を採っている点。更にTVクルーというメディアが関わっている点である。
     一般的に国家というものの本質は空虚である。その本質を隠す為に為政者は様々な手管を用いる。例えば秩序とその手続きである法、例えばこれらを維持し続けるための強権としての軍などである。無論、これらの実質的手続き以外に領土だの国民だの通じる言語だの、通底する風俗習慣等によって、そしてこれらの幻想を繋ぎとめる幻想としての歴史などによって補完されているのである。
     ところで、これらは、本来人間が持って生まれた自由を束縛するものとして機能する。而も、自由を知り且つ実践する者こそ、国家にとって最大・最強の敵なのである。ここに暮らす原住者達は、この自由を知り且つ実践してきた民であるから、かつては存在した村長すら必要とすることのないほどの民主制を実現してしまっている。言い換えれば、イスラムのロヤジルガのような民主制と言い換えても良かろう。日本でもかつて、このような自治を持つ村が存在したし、基本的には村民の衆議一決を問題解決の条件としていたのである。
     だが、現在のイスラム圏が欧米の確たる敵と看做されてその自治を破壊され、抵抗する者達はテロリストのレッテルを貼られて惨殺されている実態は、今作のような解決は極めて難しいということをも示しているであろう。また、欧米の介入が彼ら自身の勝手な論理に従って為され、最初からイスラムに対するバイアスを梃に論理が組み立てられている為、誤った方向に歴史を動かしてきたことは、アフガニスタン、イラク、パキスタン、アルジェリア、リビヤ、シリア、トルコなどの実情を見れば明らかである。そしてこれら諸問題の原因もまた、欧米が作ってきたという史実を見れば、決して一部イスラムの過激化ばかりを責める訳にも行かないのである。
     演劇的には、様々な所で踊られる踊りに必然性が感じられなかったり、踊りとテーマとの密接な関係の出し方に難が在ったりと突っ込むべき点はあるものの、権力と対峙する方法としては寧ろ最強の方法を描いている点、国歌と自由市民との対立を描いている点、即ち力と自由の根本的問題に竿差している点を評価したい。
  • 満足度

    どうもね
    Aチーム公開ゲネ観劇。まず、制作の対応だが、開演後遅れてきた客2名を、わざわざ最前列に座らせるとはどういうことなんだろう。しかも30分近く遅れてきた客に対してもだ。この制作(または劇団)は、公開ゲネだから(チケット代が安いから)他の客の観劇を妨げても構わないという発想なのだろうか。また、配役表とかそれに代わる当日パンフレットもなかったのは公開ゲネだからだろうか。芝居の内容については、Aチームの公開ゲネを観ただけだが、正直リピートしたいとは思わない作品だ。以下ネタバレBOXへ。

    ネタバレBOX

    架空の国、村を想定しているものと思う。その村に偵察に来た兵士の腰には仰々しい剣をさしているが銃器の類は所持していない。しかもその兵士たちは国の大臣(そのほかに同行者はいない)に同行している。かたや登場人物にはテレビ局のレポーターとカメラマンがその村に取材にきたという。登場人物や時代設定が整合していないという印象。国家にとって好ましくない宗教を取り締まる目的、他方で村にとっては先祖代々行われてきた結婚のならわし、しきたりにすぎず宗教でないという主張との衝突。そして、村の人々はある決断を。脚本、演出ともあまり成熟していなく、あるキャストにいたっては台詞が聞き取りにくいということも残念な要素だ。
  • 満足度★★★

    話が
    全体の流れはわかるのですが、細かい部分での“説明セリフ”が長く聞き取りづらい事もありイマイチ入り込めませんでした。
    フライヤーも含め内容的にはお子様でも観劇出来る作品なのでしょうが台詞が理解出来ないかも。

  • 満足度★★★★

    人をやめる?
    汝に問う?・・・いつの時代のどこを想定しての話なのか、とても気になりました。

    ネタバレBOX

    バックに流れる音楽がセリフとうまく合っているせいか、とても観やすいかったです。ちょっとうるさく楽しいマスコミの二人組の女性はステキでかわいらしいのですが、ちょっとセリフが聞き取りにくかったのが残念です。

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