満足度★★★★
笑えるチェーホフ
チェーホフの原本を知らないので、どのくらい脚色されたのかわかりませんが、不条理なコントのような感じがして、ニヤニヤと笑えましたね。
満足度★★★★
白鳥の歌、熊、結婚申込
どれがどの作品なのかよく分かりませんでしたか、すばらしい演技に、すごいセリフの量と語り。
3作目は主役本人の事を演じられているかのように思えました。
満足度★★★★
洞穴
金でもなく、土地でもなく、何しろ人間なんだなぁとしみじみ。人間に見せるための劇場であり、役者であり。夢の光を容れるものの宿命としての空虚は、また可愛げと切なさとが同居するもののよう。「歌ってしまった」ある者は虚ろを'抱えて'追い続け、ある者は空ろと'なって'受け入れ続ける。生き生きと味のある独り言とくすんでもの悲しい独り語りが強いコントラストとなり、過去に光を吸い取られてしまったかのよう。不思議な'いま'が流れていく。