オールドアクターズソング 公演情報 オールドアクターズソング」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-5件 / 5件中
  • 満足度★★★★

    笑えるチェーホフ
    チェーホフの原本を知らないので、どのくらい脚色されたのかわかりませんが、不条理なコントのような感じがして、ニヤニヤと笑えましたね。

  • 満足度★★★★

    白鳥の歌、熊、結婚申込
    どれがどの作品なのかよく分かりませんでしたか、すばらしい演技に、すごいセリフの量と語り。
    3作目は主役本人の事を演じられているかのように思えました。

    ネタバレBOX

    役者の知り合いなのかしら、演じはじめたら大きな声てずっと笑い続けるなんて
  • 満足度★★★★

    「白鳥の歌」の落魄感がグー
     チェーホフの作品から「白鳥の歌」「熊」「結婚申込」の三篇をセレクトしたオムニバス公演。

    ネタバレBOX

    上演の順番は、其々の回に変わるのかも知れないが、自分の拝見した時は「白鳥の歌」が最後で初めに「熊」であった。「熊」「結婚申込」については上演台本にチェーホフの翻訳との大きな違いは無い。「白鳥の歌」に関しては可也原作とは異なった部分が入ってくる。シェイクスピアの「リア王」から嵐の夜の場面が演じられるのだ。ところで、シャイクスピア作品には数多くの道化が出てくるがその呼称としてクラウンが用いられるのはリア王のみだったと認識している。道化を表す言葉には様々な単語があり、最も格上とされるのがクラウン、即ち道化の王である。シェイクスピアが「リア王」にクラウンを登場させるのは、音的には王冠にも重なることもあるであろうが、肝要な点は、「リア王」では、狂った王が道化、逆にその王にまともな意見を言うのがクラウンであるという主客転倒が起こっているからなのである。その点を強調することで人間存在の有為転変、人生の諸行無常、そして我ら人間の根底で蠢く存在の奈落を示唆し、落魄感を十全に示すことに成功している点を見逃す訳にはゆかない。近代以降の人間が抱える根本的な問題を見据え、提起したチェーホフの本質もまた、この人間存在の奈落に依拠しているとしたら、脚本王シェイクスピアを引き合いに出しても悪くはあるまい。
     惜しむらくは、自分の拝見した回は、噛む場面が多かった点だ。
  • 満足度★★★★

    洞穴
    金でもなく、土地でもなく、何しろ人間なんだなぁとしみじみ。人間に見せるための劇場であり、役者であり。夢の光を容れるものの宿命としての空虚は、また可愛げと切なさとが同居するもののよう。「歌ってしまった」ある者は虚ろを'抱えて'追い続け、ある者は空ろと'なって'受け入れ続ける。生き生きと味のある独り言とくすんでもの悲しい独り語りが強いコントラストとなり、過去に光を吸い取られてしまったかのよう。不思議な'いま'が流れていく。

  • 満足度★★★★

    シンプルだからこそ
    プロポーズを描いた作品の体当たり演技が映えていた。こっちの心臓も止まるかと思いました。

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