『ストラック・アウト・ライフ』ご来場ありがとうございました! 公演情報 『ストラック・アウト・ライフ』ご来場ありがとうございました!」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-7件 / 7件中
  • 満足度★★★★★

    鑑賞日2016/08/25 (木)

    マリーシア兄弟らしい作品。男の友情はとても良いです。ポカリの粉とか、クスリ要素も満載。毎回気持ちの良いスタッフさんにも感謝しております。

  • 満足度★★★★

    独特の雰囲気がよい
    野球になぞらえた人生の話。といっても高校卒業から20年。年齢にしたら30歳後半になったところ。台詞にもあったが、人生100年、野球にたとえれば3回裏といったところ。人生という試合はまだまだ続く。
    さて、人生1回裏での約束、それに拘っていた20年の思いが、この小さなロッカールームで氷解していく。その過程がぎこちなく、気まずく、照れくさく、まだ青春を引きずっているような雰囲気がよい。
    芝居の魅力は、この何とも表現しにくい独特の雰囲気、そして人生の滋味が感じられるところ。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、球場のロッカールーム。スチールロッカー3連とベンチ4台、ゴミ箱というシンプルなもの。物語は会話で成り立っていることから、その演技力やバランスに注目することになる。その点、序盤こそ台詞が聞き取り難く、テンポも緩かったように思うが、全体を通してみると実感が伝わる。
    この小さい空間で男優6人がけっこう濃い演技を行うが、そのバランスもよく会話劇を楽しめる。非現実な...と思われる展開は、野球少年のその後の生き方を描いた、もしくは準えた人生譚と思えば矮小なこと。

    約束事(甲子園出場をかけた地区予選決勝時)は、今思えば他愛ないように思えるようだ。しかし、当時の特別な状況下では、そういう気持になるのかもしれない。当人同士のそれぞれのわだかまりは年月を経ても埋まらない。それは相手を思ってのわだかまりであり、誤解である。それを周りの仲間が気を使うことによって、仲が良かった関係に亀裂が生じる。物語的には、大きな盛り上がりはないが、逆にリアルな空気が漂う。

    ポカリ粉末と薬物の勘違いシーンは、中盤(野球で言えば、5回いや誤解)以降ひっぱり過ぎの感はあるが、誇張した笑いネタとしては面白かった。ただ、この勘違いがいつ解るのかという点に興味を持ってしまう。その意味で脇筋が濃くなり過ぎたのが残念。

    ここに集まるキッカケは、高校時代の補欠選手のある事情。郵便ではなく、それぞれの自宅(実家)のポストに直に投函している。誰が集まるのか分からない状況。
    自分の思いは、とりあえずレギュラーメンバー9名には手紙を出し、その結果本人を含め6名が集まるという設定でもよかった(そうであったかもしれないが明確に伝わらなかった)。その来ていないメンバーの消息に触れることによって、また違った人生観の広がりが持てたのではないだろうか。ただし、簡単な説明(台詞)にしないと、物語が分かり難く散漫になる危惧もあるが...。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度

    1800円でも高い
    ポカリの粉と覚せい剤を間違えるとか、メジャーリーグに挑戦する男が肘を痛めたから逆の腕でって・・・

    学芸会レベル。
    作演はちゃんと演劇を勉強するべき。

  • 満足度★★★★

    料金考えると~星は一つオマケするですよ(^ー^)
    まったり進行が気にはなったが・・・
    もう一歩踏み込むとBLものになりそうな
    危うい男の友情ものですかな

    う~みゅ まぁ嫌いでないなぁと思えた95分

    ネタバレBOX

    9つのロッカーを舞台奥に配し
    アルミベンチ4つ置いたシンプルなセットです
    =球場の選手控えロッカールームが舞台

    中高と野球に明け暮れてた
    元&現野球児たちが
    汚い字で綴られた再会を願う手紙にひかれて
    ここに集い過去に今にと繋がる自分たちの物語を繰り広げる
    ロッカー群像劇ですかね

    ちょい白い粉のエピソードを引っ張り過ぎで
    開演がセオリー通りに5分遅れてー
    けっこう平たく遅々として進んでゆく話の速度にちょい退屈感出ましたが
    まぁ おおむねメインの友情エピソードは感動でき
    会話のみに登場の元マネージャー=ヒロインとか
    微妙に張られた伏線の回収とかは良く出来ていたなぁと感心♪

    この妙な まったり感も味かなぁと思えた作品でした
  • 満足度★★★★★

    スタッフが良い!
    いつもそうなのだが、こちらの劇団は受付の女性、劇場内の案内人々が気配りが出来笑顔も素敵で何度行っても気持ちが良く観劇させてくれる。
    ストーリーはマリーシアらしい男の友情もので笑いありホロッとさせられるところありつっこみありで楽しめた。帰りに白い粉入りドリンクを飲みたくなったのは私だけではないだろう。

  • 満足度★★★★

    男の友情って良いですよね!
    今回は予定が合わず観に行けないかと思ってたんですが、たまたま下北沢の近くで仕事があって早く終わったので、なんとか観に行けました!

    前回のティーチャーズルームも良かったんですが、今回の作品の方が個人的には好きでした!
    コメディというかコント的な要素もあり、ちょっぴり感動もあって、男の友情っていいなぁと思う作品でした。
    野球のことはあまりわからないですが、私も高校の頃に応援で甲子園に行ったのを思い出して懐かしさを感じました。

    若干、声が聞こえにくいところもあったので、そこが気になってしまいました..

    もう一度観に行きたいと思います!

  • 満足度★★★★

    人生3回裏
    かつての高校球児たちが20年ぶりに集まる。
    ただ懐かしいだけではない、屈託を抱えたまま時計を巻き戻す6人。
    所々に“人生の価値観”が散りばめられていて、軽い話に終わらないのが良い。
    オーソドックスな流れの中で思わずこちらもうるうるしてしまうシーンがある反面、
    若干もどかしい場面や、台詞の噛みが見られたのは残念。
    メンバーのチームワークの良さがそのまま表れていて
    いくつになっても「男子の部活」っていいなあ、と思わせる。


    ネタバレBOX

    舞台は野球部の部室、正面にロッカー、手前にはベンチが4脚。
    ヘタな字で書かれた手紙を受け取った、かつての高校球児6人が久々に集合する。
    地元の少年野球チームの監督をしている明司(大浦力)、
    そこでコーチをしている太陽丸(土屋洋樹)、
    “ブ”のつく国で幸せに暮らしていた泰次(紀平悠樹)、
    高校時代は補欠だったが、マイナーリーグで契約した京一(森優太)、
    そしてかつてはピッチャーとキャッチャーとしてコンビを組んだのに
    あることがきっかけで疎遠になっている勘介(森山匡)と俊夫(狩野健太郎)。
    思い出をたぐり、懐かしさに浸りつつ6人は考え続ける。
    一体この手紙を書いたのは誰なのか、何故今皆を集めたのか…。

    適度な謎解きをはさみながら、最後は素直な心情にほろっとさせる、
    そのストーリーはとても魅力的で登場人物ひとり一人に共感できるものがある。
    泰次の鷹揚なキャラはとても素敵だし、幸せの定義を考えさせてくれる。
    勘介と俊夫が素直に語るところでは、想定の範囲内にもかかわらず涙が出た。
    思いがけない京一の告白とその後の展開は、この劇団らしい温かさと
    “やっちゃえニッサン”的な前向き思考に満ちている。
    男子の不器用な思考回路とダメっぷりが随所にあって、そこがまた好きなところ。

    残念だったのは若干流れが滞る場面があったこと。
    例えば“白い粉”は早々に客にネタバラシされていたにもかかわらず
    かなりの時間を費やして(ひっぱたいたのは大変よかったけれど)
    泰次の口から改めて言わせている。
    すでに判っている観客からすると、力んだ台詞に期待値も笑いも半減してしまう。
    種明かしは遅い方が良かったのではないか、もったいないと感じた。
    もしくはもっとスリムに、ひっぱたいて短時間で種明かしとか。

    また野球を知っている人にはすんなり入るかもしれないが、
    疎い人には、勘介・俊夫の肝心な“屈託の理由”が解りづらい。
    声を張らないリアルな会話はとても好きだが、効果的に届けるには
    もう少し工夫が必要ではないかと思った。
    もっと届けばもっと笑いが起こるはず、と思う台詞がいくつかあって
    マジもったいない。

    相変わらず可愛い受付のお嬢さんといい、案内の青年といい
    制作さんが感じよくて、劇場も好きだし、本当に楽しい。
    私の好きなフラワーカンパニーズの「元少年の歌」を思い出した(^^♪


このページのQRコードです。

拡大