『ストラック・アウト・ライフ』ご来場ありがとうございました! 公演情報 ド・M(マリーシア)野郎の宴「『ストラック・アウト・ライフ』ご来場ありがとうございました!」の観てきた!クチコミとコメント

  • 満足度★★★★

    独特の雰囲気がよい
    野球になぞらえた人生の話。といっても高校卒業から20年。年齢にしたら30歳後半になったところ。台詞にもあったが、人生100年、野球にたとえれば3回裏といったところ。人生という試合はまだまだ続く。
    さて、人生1回裏での約束、それに拘っていた20年の思いが、この小さなロッカールームで氷解していく。その過程がぎこちなく、気まずく、照れくさく、まだ青春を引きずっているような雰囲気がよい。
    芝居の魅力は、この何とも表現しにくい独特の雰囲気、そして人生の滋味が感じられるところ。
    (上演時間1時間40分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、球場のロッカールーム。スチールロッカー3連とベンチ4台、ゴミ箱というシンプルなもの。物語は会話で成り立っていることから、その演技力やバランスに注目することになる。その点、序盤こそ台詞が聞き取り難く、テンポも緩かったように思うが、全体を通してみると実感が伝わる。
    この小さい空間で男優6人がけっこう濃い演技を行うが、そのバランスもよく会話劇を楽しめる。非現実な...と思われる展開は、野球少年のその後の生き方を描いた、もしくは準えた人生譚と思えば矮小なこと。

    約束事(甲子園出場をかけた地区予選決勝時)は、今思えば他愛ないように思えるようだ。しかし、当時の特別な状況下では、そういう気持になるのかもしれない。当人同士のそれぞれのわだかまりは年月を経ても埋まらない。それは相手を思ってのわだかまりであり、誤解である。それを周りの仲間が気を使うことによって、仲が良かった関係に亀裂が生じる。物語的には、大きな盛り上がりはないが、逆にリアルな空気が漂う。

    ポカリ粉末と薬物の勘違いシーンは、中盤(野球で言えば、5回いや誤解)以降ひっぱり過ぎの感はあるが、誇張した笑いネタとしては面白かった。ただ、この勘違いがいつ解るのかという点に興味を持ってしまう。その意味で脇筋が濃くなり過ぎたのが残念。

    ここに集まるキッカケは、高校時代の補欠選手のある事情。郵便ではなく、それぞれの自宅(実家)のポストに直に投函している。誰が集まるのか分からない状況。
    自分の思いは、とりあえずレギュラーメンバー9名には手紙を出し、その結果本人を含め6名が集まるという設定でもよかった(そうであったかもしれないが明確に伝わらなかった)。その来ていないメンバーの消息に触れることによって、また違った人生観の広がりが持てたのではないだろうか。ただし、簡単な説明(台詞)にしないと、物語が分かり難く散漫になる危惧もあるが...。

    次回公演を楽しみにしております。

    1

    2016/08/29 19:21

    0

    0

  • ご来場いただき、ありがとうございます。
    また、前回に続きご感想のメッセージありがとうございます。
    作品の雰囲気など、お褒めいただき、本当に嬉しいです。
    間延びしてしまった所など改善点もありますが、ご指摘の通りです。
    もっと、良い作品を作っていきますので、次回も是非いらしてください。
    またのご来場、劇団一同、心よりお待ちしております。

    2016/10/01 09:58

このページのQRコードです。

拡大