リアリティがあった
自分は小劇団の実態というものがよくわからないけど、現実がそのまま描かれていて、主人公の生き方そのものが舞台、見ていてはっきりとしたストーリー仕立てで面白かったです。
最後も観ている側としては、ハッピーエンドで終わったと思ってはいないけど、主人公にとってのハッピーエンドを迎えることができて良かったな、と。
満足度★★★★★
なんとかなるよ。
一人の社会人として、一家の主人として、子を持つ親として、この言葉を言うべき、あるいは言いたいタイミングは今まで何度もあった。そしてその度に「なんでこんな簡単な言葉が言えないのだろう? もう喉元まで出かかっているのに。。」
安易に言ってしまうと、なんだか無責任な感じがしてしまう。でも心のどこかでそうであってほしいと思っている。そんな葛藤をしている間に、つい口にするタイミングを逃してしまう。
未来志向のようで現実逃避のような、力強いようで弱々しいような、でも本当は勇気と決断に満ちた、それを伝えるべき相手を温かく包み込む魔法の言葉。
「なんとかなるよ。」
そういえば昔、母がよくこれを言ってくれたよな。その度に素直じゃない自分は『何を根拠に?』とか思いながらも、悪い気はしなかった。
そして、大事なこと。
今を境に過去を振り返ってみると、本当にすべてなんとかなっている、ということ。
おそらくこれからの自分の人生で、魔法の言葉が必要とされる機会はまだまだあるだろう。そんな時に、実際に発することができたなら、それは今日の日のおかげだと思う。
ヒロインのようこさん、いろいろと辛いこともあったでしょうが、舞台が終わった瞬間、主人公とようこさんの明るい未来を想像することができました。物語の続きが、目に浮かぶようでした。あの魔法の言葉に支えられながら。
満足度★★★
細かいところまで設定があれば
着替えについて
劇団員は着替える。主人公は着替えない。彼女は着替えない。
主人公はずぼらだからでもいいが、彼女が着替えないのであれば、劇団員の着替えはいらないと思った。もしくは、彼女に着替えをさせるべき。
音楽について
ゾーマってあれだけいってるのであれば、通常戦闘曲ではなくゾーマ戦の音楽を流すべき。分からない人にとっては一緒であれば、分かる人につっこみを残す方がよくないと思う。
あと、これはDQ3を選んだ弊害なんだけど、
lv99からlv1になれるゲームだから、実際は3年もやってればステータスがMAXという表現がいいのかもしれないのだけど、そのうえでlv99で何をやってるんだろうなっというツッコミ。
ダブルキャスト云々やノルマについては、面白いと思うんだけど
たぶんこれも、わからない人にはダブルキャスト部分がつたわっていないんだろうなっと。
各キャストについて
風俗の子の顔芸はよかった。ただし、やめるから解散しないでのところしか記憶に残っていないかな。
ニートの男性は、顔が常に引きつり気味。メリハリをつけて無表情でタンタンとしゃべりだすとか、気持ち悪さの表現の幅を広げてくれるといいなと思った。成長していってるならなおのこと。
製作の子は、おとなしすぎて物足りないな!
年金の男性は、にたにたしてていい感じです。ただ、ネガティブ部分の演技がもう少し感情あるといいのかな?舞台でどなってくださいのまえあたり、悩んでる感がなかった記憶があります。
彼女役はとてもいい感じの演技でみてて楽しかったです。
ただ、クズ女なので、暴力というよりはメンヘラ感があったほうがいいのかな?演技ではしっかりしてるくせに、誰の子かわからない(=二股以上?)くらい股開いてるんだしね。
スーツの男性はナチュラルで見てて安心してました。
ツッコミどころはあるものの、それなりには楽しめました。
駄文ですが、なんとなく思ったことをつづってみました。
満足度★★★★
日常の中の非日常
やっぱり、生の舞台演劇を観ると日常の中の非日常を感じられて良い。
いろいろ考えされ、立ち止まって自分の半生を振り返ったり。共感したり、え?と思わされたり。仕事の忙しさに流されている自分の日常。
良い意味でリフレッシュ出来ました。
これからも応援します。
また、呼んで下さい。笑
満足度★★★
反対なら
題名通り、味がしなくなったガムみたいな=惰性での展開の方がよかった気がします。
劇団運営に対する不満の吐露と本題は全く無関係ですね。
惰性として意識していないものの本当の価値
そんな方向で語って欲しかったです。
満足度★★★★★
面白かった!
役者さんそれぞれのキャラが立っていて、面白かったです。とりわけ、登場人物の気持ちを代弁する白服の男女2人は抜群でした。なにかを言うこと、そこへのためらい、受け止めが2chなどネット上でもつまびらかになってしまう昨今の環境を象徴しているかのようでした。
テレビや映画ではできない、演劇ならではの手法をまざまざと見せて、堪能させてくれた感があります。
充実!
ドラクエ3の懐かしい客入れ音楽とともに、思わず芝居に引き込まれる演出でした。
アングラ劇団員たちの葛藤、「ノルマ」や、バイト先など、ある種のタブーも衒わずに、生き抜いていくことの尊さを力強く描いていました。
ヒロインの妊娠3か月では性別はまだわからないかな、とか、ドラクエ3やにみんなどこまでついてこれるかな、なにより、小劇場界の閉じた世界をどこまで感じればいいのだろう、などさまざま思いましたが、それを凌駕する気合いと仕掛けのたくみさに、引き込まれてしまいました。
今回は演劇界のタブーに挑戦していましたが、次回は、またまったく違う世界を描いてもらえればと思いました。
最低最悪
この劇団は前回の(台風のあと川を見に行く)舞台もタイトルと内容が一致していませんでしたが、味がしなくなったガムみたいなも最初の前振り?が意味なく長く主催者と言う人が小学校の同級生の父親の話しをしたり上演間際の俳優が無駄に騒いだり、緊張感が伝わってこないし何故最初から最後迄ドラクエなのか?意味がわかりません劇団の雰囲気からドラクエの音楽も断りなしに勝手に使用している様で多々うるさいだけで昔の学生演劇のノリの感覚で商業演劇でお金を取るのは失礼だと思います。かなり大人の劇団員もいましたしもう一度何処かのワークショップで勉強し直した方が良いと思います。
満足度★★★★
いい感じに進化している感が
今回で4回目ですが、過去3回より重くなく、前回の「台風~」よりわかりやすく、前々回の「この素晴らしい~」でよかった黒子的演出も嵌ってて、ご愛敬(笑)のダンスもありと、とても楽しめました。重さと軽さと明るさと暗さがいい感じにマッチしていて、次回も期待してます。個人的にはドラクエⅢ、小劇場と、80年代の小劇場ブームを観ていた世代なのでうんうんと思いながら見ていました。
満足度★★★★
楽しめました
小劇団の悪しき慣習や現実をぶちゃけて、なかなかに消化(昇華)しております。好きな事やって、それで暮らしていければ文句ないのですがね。小劇団の問題を再認識させてもらいました。
満足度★★★★★
確かに「そこそこブラック」
楽しく拝見させていただきました。小劇場劇団のブラックな面の話もありましたが、物語のラストに見せていただいた大団円とはならない終結は確かに「そこそこブラック」という印象でした。結局は解決にはならない、これってケリがついたことになるの?という想いを与えられ帰路、思い返してみると、この終わり方自体が「そこそこブラック」なんだなぁと思ったり。
それにしても、冒頭、佐竹さんの前説は自分的にはちょっと楽しめました。そんな余計なお世話的な前説はねぇよと思いながら、ニヤニヤしちゃったのはちょっと不覚。それに、脚本・演出の町田さんの劇団員近況。結構な文章量があって、開演までの待ち時間を楽しく過ごせました。次回作も楽しみです。
満足度★★★★
シュールな...
公演も面白かったが、当日配付されたタブロイド版「マニンゲンプロジェクト Vol.12」の作・演出の町田一則氏の文章がよい。
本公演の説明にある、この世界はそこそこブラックです...は自虐または自愛ネタといった、いわば等身大的な物語。表層的にはシュールであるが、その根底には人間愛に溢れているような...。
「味がしなくなったガムみたいな」というタイトルとは違い、噛めば噛むほど味がするような、そんな味わいのある公演であった。自分は結構好きである。
(上演時間1時間48分)
満足度★★★
題材は面白く思えたが・・
切り込み方と表現がちょっとねぇ・・と思えた約90分
ドラゴンクエストⅢが懐かしいなぁと(^^;)
←使い方はユニークで気に入ったけどね~
満足度★★★★
今回は軽め
過去2回を見てかなり重い不幸話をテーマにする劇団なんだなぁと思いつつ
ハマりました。
今回は不幸は薄目だが、主人公の作ったような表情がかなりギリギリの精神状態で生きてるのが現れていたのでは。他の劇団員も色々と訳ありで
小劇団を続ける苦労が描かれており、私は見に行くことしか出来ないけど頑張れエールを送りたい。
満足度★★★★★
面白かった。
初めてこういうの行ったけど、面白かった🎵
主役の人がハマり役だったと思う。
舞台上の王子が可愛く見えて、チルってしまったwww途中は王子しか見ていない✨抱かれても良いと思ったし、AAクラックされても良いと思ったwww
内容は劇団その物を自虐的で自嘲する感じだったので難しい。エグさもありつつ、笑いを入れて緩和してくれているが、個人的には後半に向かうにつれ笑いはいらないかなと思う。もっとブラックにして客をどんよりして帰しても良いのでは?と思う。
それ以上に、現実はエグいはずだからwww
満足度★★★
初見
お初の劇団。前説で上演時間は108分と言っていたが、稽古の賜物か107分だったのはお見事(しかも初日だ)。で、内容は劇団関係者には受けるかもしれない(小劇場あるある的)が、まったく演劇に無関係な人にはシュール過ぎておもしろさが半減、かも。ま、ブラックと謳っているからウソではないが。SEの電子音は使い過ぎて、耳障りに感じた。