昭和島ウォーカー 公演情報 昭和島ウォーカー」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 2.6
1-7件 / 7件中
  • 実演鑑賞

    満足度★★★★

    ヨーロッパ企画25周年記念興業で、イノッチがサプライズ登場したことから、本作の存在を知り、気になったためにDVDを購入し、鑑賞。

    ロボットが日常生活に溶け込み始めた近未来。
    その製造の下請けを担当する田舎の町工場に、亡き工場長の一人息子が帰ってきた。
    ある失敗から大きな危機に陥った工場を立て直すため、作業員たちはある作戦を実行する。

    全編を通して面白いかというと、まずまずというのが本音だが、クライマックスでそれを上回る感動と興奮があるため、鑑賞後の満足度は高かった。

    クライマックスで「実は工場のメンバーにはこんな秘密が……」なサプライズがあったり、ラストに舞台装置が登場したりと、脚本はいかにも「ヨーロッパ企画」の上田誠さんという感じ。

    "あるもの"を自立させ、みんなで操縦するラストシーンは素晴らしく、メンバー全員が揺れにあわせて動く"集団行動"は、まさに「見えないものを見せる」演劇の真髄でグッとくるものがあった。

    また、この演出や前述のサプライズ展開などは、上田さんの(現時点における)新作『リプリー、あいにくの宇宙へ』にも通ずる要素で、そこにこそ、作家性があるのだなと感じた。

    また、DVDでは特典映像の内容が濃かったのも嬉しかった。

    舞台裏メイキングでは、ラスク工場を営む上田誠さんの父が楽屋挨拶にやってくる様子が映されているのだが、「工場のことに感心なかった子がなぁ」と泣きながら喜んでいる姿に感動した。

    また、公演の様子を見ながら、次回作の構想を練る上田さんに、出演者である京野さんがお姫様役を要望するエピソードも印象的。

    「それなら、全く身支度が整わないマリオ(イノッチ)との舞台をやるのはどうか」と上田さんが提案するのだが、のちに彼が映画マリオの吹替監修を務めることを思うと感慨深いものがあった。

    また、上田さんと同じくヨーロッパ企画の劇団員である角田貴志さんは『映画 すみっコぐらし ツギハギ工場のふしぎなコ』を手掛けることになるが、そこはかとなく、設定に近いものを感じた。

  • 満足度★★★★

    笑いながら学ぶ生産管理の基礎
    普通に(ちょっと豪華な)ヨーロッパ企画だった。
    「インテル」は観てないのだが、ここまで美術などにお金をかけずに、チープな感じでもこの面白さは変わらないのでは、とも思った。

    内容的には、「5S」だの「マジメ」だのといった生産管理や品質管理にかかわるような用語説明が、実に丁寧にされていて、このまま生産現場用の研修ビデオになるのではないかと思ったほど。そう思いながら観ているとちょっと苦笑してしまった。

    そんな内容だったが、お客さん(ファン・・たぶんジャニーズの)のなんと温かいこと! 楽しむつもりでやってきて、きちんと笑ってくれる。一緒に観ているこちらも、肩の力を抜いてそんな温かい波に乗ることができれば、普通に笑える(爆笑ではなくて)のだ。

    そんな、あくまでもヨーロッパ企画の舞台として観た。

    ネタバレBOX

    本末転倒かもしれないが、ヨーロッパ企画に今回初参加の新人さん(あえてそう呼ぶ)は、誰が演じてもよかったような気がした。「この人がこの役でないと、やっぱりダメだな」ぐらいな感じがあれば、かなりよかっただろう。

    ただ、そのおかげで、劇場は満席で、毎回(たぶん)スタンディングオベーションが起こり、出演者たちのモチベーションアップにつながっているのではないかと思う。

    でも、日経新聞の評(ひどいネタバレあり)や同新聞の別の日にあったコラムの「テレビ局でも注目」みたいな記事を読むと、そんな初参加の新人さんたちの力を借りずに、この規模の会場を連日満杯にできる日も(・・・連日は無理かな)近いのではないかと思った(・・・さすがに毎回スタンディンオベーションはないと思うけど)。

    あうるすぽっとを結構一杯にしていた(全部の日かどうかはわからないが)「ゴーレム」と、この「昭和島」は、ひょっとしたらヨーロッパ企画のターニングポイントの年(演目という意味ではなく)の狼煙かもしれないとも思った。

    このチケット料金はかなり高いと正直思う。その分★は減るところだが、それなりに楽しめたのでそのままにした。
    さらにイトウさん(ex.ロボピッチャー)の音楽も楽しんだということも加味した上での★の数である。
  • 満足度★★★

    確かにチケット高い。。。
    普段のヨーロッパ企画の公演の3500円(くらいだっけ?)に比べると
    8500円というチケット代の高さに迷ったが
    見に行ってきました。

    まあ、基本的に
    そんなにいつものヨーロッパ企画と変わらないように感じました。
    井ノ原くんも割と違和感無し。
    ただ、ビデオカメラやスクリーンなど舞台美術全体に
    お金かかってるなあ(ある意味無駄に)という印象。
    舞台の面白さとしては、過去のヨーロッパ企画よりおちるかな?

    それに、グローブ座で井ノ原くん出演とは言え、
    一般発売分はS席であっても、2階席・3階席よくて1階席の後ろの方しか
    出さないというのはどうかと思う。
    グローブ座は見やすいとはいえ
    8500円であんな席しかないんじゃねえ。


  • 満足度★★

    期待ハズレ?
    キャスト・脚本・素敵な舞台セットのわりには、楽しめず。
    残念ながら、チケット8500円は高いと感じました。

  • 満足度

    なんだかなあ・・・
    キャストの組み合わせ自体はおもしろそうだなあとおもったのに・・・
    ジャニーズファンの笑い声にひいてしまって、なんだかたのしめず、舞台上でおこっていることが白々しく感じてしまいました。あの舞台でスタンディングになるのなら、もっと面白い舞台がたくさんあるのになあ、なんて思いながら帰りました。

  • 満足度★★★

    楽しめる…
    ジャニーズ、ファンたちが1階席を席捲する中、
    炸裂するのは「ヨーロッパ企画」テイスト
    イノッチも楽しそうに、ヨロキカ世界に身を置いている。

    ネタバレBOX

    しかし、どうもヨロキカ「企画」には収まりのつかないテイストをもつ
    粟根、中山、京野あたりの演技が、
    ユルユルだからこそよいヨロキカ世界と収まりが悪く
    かえって散漫な感じにはなった。
    カンパニーだけなら、もう少し面白くなった可能性があるだけに
    ちょい他流試合はきつかったかな、と。

    でも、ヨロキカの面々、大舞台でも勝負づよさを見せるようになった。
    ファンはそれなりに満足できるだろう。

    でももっとユルユルを
  • 満足度

    舞台をナメてるのか?
    話題のヨーロッパ企画。
    興味あるから行かないか?と言う友人に連れられ観劇。

    しょーじき、つまらなかった。70%は寝てたかな。
    「笑ってください」「感動してください」と言わんばかりの、ありふれたごくごく普通の脚本と演出。
    照明・音響効果がまったく意味をなしてなく、感心したのは金かかったんだろうな、という舞台美術のみ。舞台でやる意味あったんだろうか。
    役者陣も下手糞ばかり。
    これで8500円なんて詐欺に近い。

    客席の9割以上が女性でした。

このページのQRコードです。

拡大