満足度★★★
もう少し物語性があれば...
物語は大きく2つの流れを交錯するように展開するが、その紡ぎ方が粗いように感じる。そもそも話を交わせるのが難しい、というか強引に関連付けているように思われたのが残念である。
この物語は、約50年前に人気を博した公演に「インスピレーションを受けて、現代の一つの親子の形を描き出した」と当日パンフに記されている(主宰・五十嵐朋江女史)。
セットは、キャバレーの雰囲気を醸しだし、役者も熱演していただけに勿体無い。特に、女優陣は妖艶な衣装にポールダンスまで披露していた。
満足度★★★
今の自分達だから出来る作品を
低予算でよく頑張ったセットだと思った。またレビューシーンも綺麗なお嬢さん揃いで、絵になる。しかし、肝心のストーリーの方は浅くて甘い。マリーとルイ、そしてマリーを愛する男。愛情が感じられない。各キャラの掘り下げが足りない。何故こういう行動をするのか?もっと突き詰めて物語を作っていくと、もっと深い世界が造れるのではないかと思うのだが・・・。背伸びをせずに今の自分達だからこそ出来る表現をした方が良いのではないかと思う。
満足度★★★★
無題1926(16-216)
17:00の回(晴〜曇)。
16:25会場着、もう並んでいる方が(日差しを避けて1列に)。16:30受付、開場、コの字(各2列)の舞台。
市松模様の舞台にポールと台座、赤いソファ、ミラーボール、輪になっているのはひものれん?
こちらは3回目、「透化石恐竜の夢、プリズムの目玉(2013/1@新生館)」「人皮の本と舞い天狗(2014/3@シアターシャイン)」、今回も芝村薫さんが出演していらっしゃるので観に来ました。
初めての方が多く、
伊織ジュンヤさん「天皇ごっこ~母と息子の囚人狂時代~(2015/8@APOC)」。
折原啓太さんは「ラフレシア(2013/10@明石)」が初めてで数作。
芝村薫さんは先日「白昼夢 盆外公演(2016/8@南千住)」を観たぱかり(今年、白昼夢で3作)。
ポールダンスは年に1回くらい観る機会があり、今年は浅草ゆめまち劇場「MONSTER」5月公演でエアリアルシルク、ポールダンスの空中戦がありました。その「ポールダンス指導」として齋藤優衣さんのお名前があったので調べてみると「Ribbon(2012/4@HOPE」ですね。あとは「リーディング公演「終のほとり/引力の撮影」(2014/12@ぶな)」。
比較的広いアクティングスペースにポールを配し、そこをカヌーのようにすり抜けるので広さとスピード感が保たれ、(コの字の)横から観ていると前後の動きも活発でした。
お話しはとてもまっすぐで「こうなるんだろうなぁ」そのままでした。ですので、最後、工場のところにあまり驚き(意外性)がなく、「あれれっ?」という感じが残ってしまいました。何かもの凄いことが潜んでいるのではないかな...と期待していました。
歌とダンスはショー仕立ての作品らしく、床の模様、照明、衣装も綺麗でした。
白いシャツにサスペンダー、横浜国大(三日月座)「1999年の夏休み(2016/8)」とも通ずる透明感(もちろん映画版とも)。
タイトルに何か隠されていたのだろうか?