満足度★★★★
ブラックもまた
いいですねぇ。なんで、あんなに人間描写というか心理描写が良いのでしょうか。映像と演劇とのバランス、選曲、何をとっても良いですね。まぁ、私好みといえばそれまでですが。ブラック・ホワイト、微妙な違いがこれまた良かったです。
満足度★★★★★
ブラック→ホワイト 観ました
わが闇が近年ケラの最高傑作って思っていたら、また、ケラやりました。サンドロビッチすげー。♯さん♭さんは、ナイロン史に残りますね。なかなか心の安定なんて得られないだろうけれど、それも含めて受け止めていいもんつくるぞおっていう心意気が胸に刺さった。
満足度★★★★★
セット券で両バージョンを
20日にブラックチームを、23日にホワイトチームを観てきました。
物語の骨格は同じなのですが、肌あいがチームで微妙に違う・・・。
確かに片方でも十分楽しめるのですが、両方のチームを見ることによって見えてくるものがありました。
何年か前のケラ作品では、ある種のトーン徹することのすごさに圧倒されていたのですが、ここしばらくの作品では極上のクオリティをもった幾つものベクトルの絶妙のバランスに舞台全体の溜息がでるほどの洗練と広がりを感じるのです。
そこまでに役者一人ずつの力が至ったこともあるのでしょうけれど、なによりもケラ氏自身がさらに進化をつづけていることの証しのようにも感じます
満足度★★★★
シャープなギザギザ・ブラックチーム
こまごめとなりさんのレビューに「最近、作り手の苦悩を見せる作品に触れる機会が多い気がする」とある。僕も同感だ。「作り手」の苦悩の多くは、「作り手」に向けて、苦悩を訴えるもの。「作り手」という人たちが、それだけたくさんいるということだろう。「作り手」たちの内で閉じた、不健全な市場だと思う。
だから、満員の本多劇場で、ナイロンの芝居を観ていると、観客の多さに、安心する。この作品も、「作り手の苦悩」を描きながら、きちんと、僕ら、観るものに向けて、作られている。2バージョン同時公演なんていう、観客に負担を強いる公演も、喜んで受け止める、作り手ではない、観客という人たちも、たくさんいるのだ。
満足度★★★★
シャープさんフラットさん ホワイトチームを観た
ブラックチームの内容のが個人的には好きだ。
でもホワイトチームの内容がベースでアレンジしたのが、ブラックな気もする。
ホワイトチームは若手の劇団員が頑張っていたので、
ブラックチームの感想で劇団らしい公演を期待したオイとしては嬉しかった。
大人計画の色のある役者と違って、堅実な芝居をする役者たちだった。
松永玲子が彼女らしい役で活き活きしていたし、
なぜかとても多く来場してた年配の客にもウケていた。
なんで年齢層が高かったのか、とても不思議だ。
ただオイの目には松永玲子かアンサンブルから浮いて見えた。
それは彼女の芝居が断然良かったからなのかもしれないが、
とにかく交じり合わない空気が見えた。
サトエリを舞台で観るのは2度目だったが、
小池栄子と違ってオーラがなかった。
その分チームに溶け込んではいた。
それを狙ってオーラを消してるのだったら凄いが…
満足度★★★★
やっぱりいいねぇ。
ホワイトチーム
何がって、そりゃナイロン100℃ですよ。心の中に響く。。。タイトルどおり、、、調和が取れないことってありますよね。不調和音。さて、ブラックも楽しみです。
満足度★★★★★
【ホワイト】苦悩が閉ざされた場所。
否応なく作家当人の思わせる半自伝的な物語だ。
本当であるか嘘であるかということは抜きにして、目を離さずにはいられない。
最近、作り手の苦悩を見せる作品に、触れる機会が多い気がする。
その中でも、随分深々と潜り込んだ作品であるようだ。
キャスト・スタッフの仕事に非の打ち所はない。
これだけのクオリティで出されたからには、背筋を伸ばして観るだけだ。
2時間40分の覚悟を持って観に行かれたし。
この悲喜劇は、簡単なカタルシスの方向に行くことを許さない。
どこか物語から放り出されるようなラストに、呆然としてしまった。
(たぶん、3時間くらいを想定していたからだと思う……)
ブラックも観劇します。
満足度★★★★★
悲しくても笑う。
ブラックチーム観劇。
このクオリティで結末が違うといわれるとホワイトも観たくなってまうなぁ。
内容はかなり痛々しくて、でも見せ方はそうではなくてじわじわとソレを感じさせる・・・
芝居の内容とこの芝居自体の作りがリンクしていて、あぁまさに自伝的な芝居なんだなぁと思ってしまいました。
満足度★★★★
ブラックチーム鑑賞
昨年の「わが闇」が余りにも良かったため、期待して鑑賞。
笑いを盛り込みつつも、作家の苦悩やそれを取り巻く人物たちの悲喜こもごもを描いた素敵な作品でした。大倉孝二さん、気難しくて難解な役所を好演していて素敵でした。マギーが味のある演技で舞台に彩りを与えてくれます。
ただ、この内容にしては長いですね。。。
2時間40分、休憩なし。
でも、ホワイトチームも見る予定なので、こちらも楽しみです。
満足度★★★★
ホワイトチーム
終わり方が個人的には好きですねぇ~。今回の客演はナイロン作品らしくない印象を受けました。新天地ってとこかしら??ブラックチームも見たかったです。
満足度★★★★
シャープさんフラットさん ブラックチームを観た
最初に満足度は4つ星にしているが、
クオリティーは余裕で5つ星である。
ただオイの趣向であったり、わが闇のインパクトと比べて
あえてワンランク落とした。
来週ホワイトチームも観に行くが、ケラ作品への期待は変わらない。
ケラの考える面白さと実際にウケる面白さのジレンマから出来た
芝居に感じた。
ところどころのナンセンスを含みつつも
落ち着きのある旧来の芝居っぽい作品だ。
その分、笑いや激しさや展開を求めるオイには長くも感じられた。
観劇後、ケラの作品について考えた。
ケラはどんどん(少なくとも外見は)普通の人が演じる芝居に
進んでいて、
リアリズムの追求をしているようでもあり、
短編集で一緒に作品提供をした別役実っぽくもなっている。
オイはお客さんにエンターテイメントを届けたい。
だからキャラクターの立った役者がキャラを活かした演技が好きだ。
皆川猿時しかり荒川良々しかり。
実世界のリアルでなく、演劇的アリが好きでやりたい。
だから大人計画が一番好きになる。
ところでKERA MAPのチラシが入っていた。
プロデュース公演なので芸能人やら舞台役者やらである。
だったら今回のナイロン本公演は芸能人は要らなかったんじゃ!?と思う。
マギーと住田だけ出れば充分でしょ。
別に小池栄子も佐藤江梨子も嫌いじゃないけど、
せっかくの劇団の公演なんだから…とオイは思う。