満足度★★★★
引き込んで伝える力に脱帽です
エピソード2は、1よりもグッと医療色が強くなったお話。そこに、幽霊というオカルト要素も加わったちょっぴりダークなファンタジー&ミステリー調のお話でした。だけどサボテンと中心とした、ちょいちょい笑いを突っ込んでくるノリは前作通りの面白さです。単なる小ネタキャラかと思った「テンパーくん」が、後半の重要な場面のキーになる話の繋がりは、ビックリさせられました。
ただ、エピソード1が過去作の再演だったせいか、非常に作り込み・練り込まれた感があった一方で、2の方は途中で少し繋がりがぎこちなさげな印象もあったかな。こちらは話の展開に乗っていたので、それほど気にはなりませんでしたけど。ラスト近く、主役となる患者の主治医が思いを語るくだりは、演劇のスゴみを感じた印象的なシーンです。
いずれにせよ、シンプルではない(から面白い)ストーリーを、散漫にならずにこれほどに観客を引き込んで伝える劇団の力には、ホントに感心させられた公演でした。
満足度★★★★★
重いテーマ、だけど最後まで笑える傑作
エピソード1と2を続けて観劇。それぞれ2時間弱×2の長さを全く感じない、楽しい時間でした。
この団体は役者さんの上手さもそうですが、こちらを引き込む物語の観せ方がホント絶妙なのですが、今回も期待を裏切らない舞台で、「連休の最後にいいモノ観た」感を持って帰路につくことがききました。
エピソード1は、代理母出産や不法滞在・人身売買などをテーマにしたお話。話の根幹はとてもシリアスで、かつ、中心となる夫婦の演技がスゴく熱を感じて印象的だったため、ところどころで涙腺が緩むんですが...主人公の医師・サボテン役の道井さん怪演や他の出演者のキャラが笑わせてくれるので、とても軽快にストーリーは進んでいきました(個人的には、ヤク中の「みくりーさん」の小ネタがやたらとヒットしました)。
ラストの展開が意外で秀逸。本作コピーの「さぁ、目を開けて進め。そして、最後まで笑え。」って、こんな背景で語られるんだと、スゴくグッときた傑作です。
満足度★★★★
観てきた!
SHOPPING MOLE 2 ポポフゴーストの救命曲線 を観劇。
前作の2年後のお話。
主人公以外にも1からのキャラが何人か居るので、
話が独立しているとはいえ1から観ておいた方が良いと思います。
今回のキーワードは統合失調症、尊厳死、キメラ、幽霊など。
途中でネタにも使っていましたけど、バチスタっぽい医療ミステリー。
どんでん返しもあって大変面白かったです。
2で印象に残ったのは勝浦役の八城さんの演技。
統合失調症の症状がどんどん悪化していく変化を上手く表現されていたと思います。
満足度★★★★
観てきた!
SHOPPING MOLE 1 パンドーラーの代償 を観劇。
代理母出産、試験管ベビー、堕胎、人身売買。
こんな重いテーマでコメディやるの!?って感じですけど
締めるところは締めているので基本コメディでもそれぞれの問題がしっかりと描かれていました。
あんな重い空気の中であのテンションで笑いをぶっこめる道井さんはやっぱり凄いなぁと思いました。
終盤の展開にも一ひねりがあって良かったです。
かなり私好みな展開でした。
私の観た回はキャストの一人が体調不良により欠席だったため、
特別バージョンの内容だったようです。