満足度★★★★★
重いテーマ、だけど最後まで笑える傑作
エピソード1と2を続けて観劇。それぞれ2時間弱×2の長さを全く感じない、楽しい時間でした。
この団体は役者さんの上手さもそうですが、こちらを引き込む物語の観せ方がホント絶妙なのですが、今回も期待を裏切らない舞台で、「連休の最後にいいモノ観た」感を持って帰路につくことがききました。
エピソード1は、代理母出産や不法滞在・人身売買などをテーマにしたお話。話の根幹はとてもシリアスで、かつ、中心となる夫婦の演技がスゴく熱を感じて印象的だったため、ところどころで涙腺が緩むんですが...主人公の医師・サボテン役の道井さん怪演や他の出演者のキャラが笑わせてくれるので、とても軽快にストーリーは進んでいきました(個人的には、ヤク中の「みくりーさん」の小ネタがやたらとヒットしました)。
ラストの展開が意外で秀逸。本作コピーの「さぁ、目を開けて進め。そして、最後まで笑え。」って、こんな背景で語られるんだと、スゴくグッときた傑作です。