大風呂敷 公演情報 大風呂敷」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
1-9件 / 9件中
  • 満足度★★★★★

    ギュッと
    面白かった!観て良かった!!どの作品もそれぞれの個性が出ていて、そりゃ演出も違うからね~。総合的に観ても主宰の山森信太郎さんが全てに出ているので大風呂敷感ありで。しかも大転換も作品として見ていて面白かった!!本公演ではどうなるのか楽しみです。

  • 満足度★★★★★

    ヒゲ千万!
    エスプレッソ感あふれる!贅沢で満足な120分。内向きにストラグル「怪」と「便」の急を、外向きにおもんぱかる「惑」と「学」で包み込む構成が優しい。ジオラマ的ワクワク、特に「怪」前後の’大転換’を布越しに透かし見るのは愉しかった。演目に合わせ客席空調を配慮してくれたようで、有難かった。次回は’小’風呂敷を開いて欲しい。

  • 満足度★★★★★

    微妙に物足りない。
    どれも完全に出来上がっていた芝居だったが
    尻切れトンボの気分。

    ネタバレBOX

    劇チョコと十六戦地の名前にひかれていきました。
    どれも各劇団風味。
    十六戦地はこのあいだの出し物と同じ内容。
    おとなしくしている嫁が怖い話。どっかで、みたなーっていう気分。

    劇チョコ系の出し物は、
    いつもの戦争ものなのだが、一幕だけで物足りなかった。

    演劇関係者が多く、注目の劇団なのだなと思うが
    個人的にあまり好きでない役者さんが口上のゲストだった。
    どの劇でも過剰なセリフ回しで浮く人。

    4つの中では
    大便意が単純に面白かったし完結していた。
    ほかのものは、尻切れ的。

  • 満足度★★★★★

    髭に亀と鶴とかいて髭亀鶴(ひげきかく)!
    上演時間は、事前告知ありで休憩なし120分。

    スタッフ陣が浴衣姿に下駄で、
    公演ロゴの雰囲気に合っていて良かったです。
    (開演前に幕に映っているロゴも
    よく見たら紋がまわっていて細かい…)

    挨拶+日替わりゲストによる『大口上』、
    『大迷惑』『大怪獣』
    『大便意』『大學まで出したけれど…』
    の順に上演するオムニバス。

    各作品を繋ぐ間の時間は
    舞台装置を組み直す「転換」があるのですが、
    そこも完全暗転にせず
    「大転換」という形で見せる方式にしていて、
    あっと驚く仕掛けもあり面白かったです。 

    旗揚げ準備公演でこのクオリティ。
    今後も楽しみです。

    ネタバレBOX

    以下は自己ツイッターをもとにしています。


    >『大迷惑』
    これぞ(私が思う)演劇、って感じの
    「景色でピンとこさせる」って演出が好きでした。
    彼が「そう」なのだと感づかせるのがうまいなと思いました。 
    拳を合わせるのをやめ、
    唄う和也くんに泣かされました。
    後悔したくない、という隆太郎を見て「それでイイと思うよ」って言いそうな表情も良かったです。


    >『大怪獣』
    この作品の為だけに、
    畳とフスマが用意されてるという豪華さ!
    元々、柳井さんの作品はスピーディ展開なのが楽しくて何作品も観ているのですが、
    さらに速い展開でした。
    でも早回しじゃなくて、
    きっと登場人物の心情や言葉をひとつの行動に変換・集約するのが
    上手いんだろうなぁと思いました。
    後半の、夫の腕をだらんとさせた感じや、
    ゆっくり振り向くときの表情に込められた様々な感情や、
    そこから想像させられるこの家の未来にゾクゾクしました。


    >『大便意』
    初っぱなのシーンの、
    相手役かのように佇む便器にまず笑って、
    彼の心にいる、という感じのトレーナーの行動や
    その後の緊迫の修羅場展開にも笑い、笑いっぱなしでした。
    ちょうど席の関係でばらまかれる写真が見えたのですが、
    ちゃんと撮影されたもののようで面白かったです。
    (目のどアップとかどんな状況だろう・笑) 
    クライマックスの演出が荘厳で、でも彼女さんの行動でオチがよめて
    感動とニヤニヤが両立する面白さがありました。
    すごくイイ意味で、酷い話でした(笑


    >『大學まで出したけれど…』
    婚約者を「幸せ」にするために、
    あえて自分の心情に反する発言をしなくてはならない勝さんの表情、
    観ていて心が痛みました。
    そのあとの出征&万歳のシーンも
    「役者ではない人たちに演じることをさせていた」という状況で、
    役者さんたちはそれを演じているんだなぁという感覚を受けて、
    演劇的に奥深いシーンだなと思いました。
    (母と婚約者の「勝のためにあえて笑顔になっている」姿も、
    ギリギリまで「納得できない」というような父親の表情、
    そのどちらにも泣かされました)
    今なら「そんなの変だ、
    最後くらい本音で話したい」って言えるけど、
    当時は言えなかったんだろうな…と思うと切なかったです。


    役者さんたちが作品ごとに役を演じ分けるのを観るのが楽しかったです。

    なによりすべての作品に登場している「髭さん」こと山森さんの演技もさることながら
    挨拶などから見える芝居への姿勢もすごいなぁと思いました。

  • 満足度★★★★★

    厳しいご意見もあるのかもしれないが...
    前説っぽい?大口上で、山森さんの話を山×手×情×の方が厳しく行っておられたけど、山森さんスキです!3.14hやタテヨコやらムシラセ関連やら、相当手広く活躍されてて、作品を選ばず活躍されている。山森さんの魅力が満載って感じです。4作品もとても楽しめる感じ。本公演?が楽しみです!

  • 満足度★★★★★

    粒ぞろいの傑作ばかり
    4つの短編はいずれも発展させれば立派な1本の公演になりそうな粒ぞろいの傑作ばかりだった。特に面白かったのは「大便意」。抱腹絶倒の裏には、ばかばかしく見えて実は計算された笑いのツボが仕込まれていたように思う。そして最初の「大口上」と舞台セッティング時の「大転換」は観客の心を掴み一時も退屈させない、というサービス精神に富んだ演出。
    これが”旗揚げ準備公演”というのだから”旗揚げ公演”はどんな進化を見せてくれるのか、とても楽しみだ。

  • 満足度★★★★★

    大音響
    「大満足」の観劇でした。

    ネタバレBOX

    「大口上」 凄い登場ですね。谷仲さんにやってほしかった。
    「大迷惑」 和也にとっては迷惑って事ですか。
    「大怪獣」 黒崎家には「美奈」という怪獣がすでに上陸していた。
    「大便意」 オープニングから笑った。ちょっと感動すらした。(私だけか)
           バストの大きさに嫉妬する、香織役の福永さんが可愛い。
    「大學~」 本音と建て前。万歳が虚しい。

    「大転換」 見事!
  • 満足度★★★★★

    今後も楽しみ
    出演者のレベルも高いが、作・演出がいいとやはり違うことを再認識させられた公演であった。旗揚げ準備公演ということであるが、今後が楽しみな劇団である。ただ遅刻ギリギリや遅刻の客がとても多い。これは今後の対応の課題である。

  • 満足度★★★★★

    グッジョブ!
    遊び心たっぷりで、なおかつそれぞれ素晴らしかったです。

    ネタバレBOX

    旗揚げ準備公演とあってか、山森信太郎氏が複数の作家・演出家さんによる四つの様々なジャンルの作品に登場する遊び心たっぷりのお祭り的短編集。

    『大口上』  ゲストとともに山森信太郎氏が口上。

    『大迷惑』(脚本・演出 釘本光(HOTSKY))  12年前に一声掛けなかったために友人を自殺で失った男が、生活に困っていそうな女性に有難迷惑かもしれないけれど、それでも一声掛けてみようと思い立つ話。

    (大転換)  お芝居ではありませんが、舞台をひっくり返したりして如何にも地方の旧家の座敷を組み立てる様は素晴らしく見応えありました。

    『大怪獣』(脚本・演出 柳井祥緒(十七戦地))  漁船が何艘も沈没した網本の家で真相が明らかになっていく、如何にも十七戦地らしいミステリー。

    『大便意』(脚本 白坂英晃(はらぺこペンギン!) 演出 保坂萌(ムシラセ/ごはん部))  大事な時に下痢を催す男の悲惨なコメディ話。頑張ったのに、結局は漏らしたことで彼女を取られてしまいました。可愛そうですが笑いました。

    『大學まで出したけれど…』(脚本 古川健(劇団チョコレートケーキ) 演出 日澤雄介(劇団チョコレートケーキ))  昭和19年、一人の若者が出征する前夜の話。家族と許嫁を残し、死を覚悟して出征する男の心情を何の捻りもなく描いた話。

    人情派、土着的怪奇風ミステリー、お下劣コメディ、歴史の一ページ、それぞれ特徴ある作品で楽しませてもらいました。素晴らしかったです。

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