満足度★★★★★
1ヶ月経つ節目に
思うことをブログに書いたモノを「ネタバレ」に貼ってみました。なので、ここにはオンタイムで感じたことをつぶやいたツイッターを貼っておきます。◆初日。ついに観たよツイート。美術が素敵だった。ショーのウォーキング👠でのオープニングで、一気にテンション上がる❗キラキラ✨オーラは流石は女優😘2時間とは思えない濃厚な時間。嬉し恥ずかしから、心抉る告白まで。彼女たちと生きてみたらいい。◆音楽の選曲もイイ🎵 マイルス・デイビス🎺もイイ。ワタシの結婚式の乾杯時に使ったビートルズ「愛こそはすべて」が見事にハマる。そして、短いけれど『ディアハンター』の曲が絶妙で鳥肌❗◆一番イキイキして見えるのは宮山知衣さん。「ヴァルヴァ・グラブ」もそうだけど、全編感じる。他のモノローグを聴く姿が7人みんな素晴らしい。その中で、宮山さんがとても優雅。そして楽しそう。自然と目が行く。視線を奪われるんだよなぁ😌◆渋谷はるかさんは揺るぎない世界を持っている。一瞬にして飲み込む。息を呑んで、彼女が身を削るように絞り出す言葉に耳を傾ける。道徳的通念によって刷り込まれた性への関心に対する嫌悪に身を焦がし、もがき苦しみ、そして恐る恐る手探りで自分を解放していく…その告白から血の滲むような心の痛みが伝わってくる。渋谷はるかという女優さんの真骨頂。ヒリヒリする時間だ。このモノローグを体感するだけで価値がある。男としてどうあるべきかを考えよう。マスターベーションのようなSEXではいけない❗男よ立ち上がれ❗◆女性が純粋に快楽を求めることがあってイイ。当然の権利だ。それをしっかりと認識させられ…少しの動揺を自覚した。ベッドを共にするなら、互いの快楽を享受できる行為でなければならないのだなぁ。反省と責任が渦巻く🌀◆小暮智美さんは、シーツを闘牛士のように翻し、見事に行為を立ち上がらせた。右足がまるで別のイキモノのように饒舌。立てた赤いソフトチェアに首だけ乗せて、クリトリスだった人とは思えない😁◆最も酷しく聴く人の心に刺さるモノローグで、吉田久美さんをひとり残す演出は酷だったが、抗えない状況と恐怖を連想した。シーンとして痛々しさを感じた。◆老女の保亜美さんが話途中で帰ろうとするのが可愛くて可笑しい。彼女が閉ざしてしまった人生を思うと泣けてくる。尾身美詞さんのアレは会場中が大ウケだった。楽しんでやるしかないだろうけど…思いきっなぁ。美詞さん、クセになるでしょ⁉◆安藤瞳さんが舵取り役。全編を通して、サウンド・オブ・ミュージックのマリアのポジションだな。◆取材、アンケート、独白を元にしたテキストは、演じる者にも観る者にも痛みを与える。彼女たちはその痛みを体感しながら語る。そして、自らのモノローグを迫られる。まさに身を削って板に立っている。彼女たちの覚悟を目撃した。◆2回目での最大の発見は、吉田久美さんを残して出ていく6人のこと。舞台に後ろ髪を引かれながら扉を閉める様子に恐怖を感じた。彼女が語るのは、慈しみと嫌悪、清らかさと穢れ、愛情と憎悪、安らぎと恐怖…それらが引いたり押し寄せたり、割り込んだりしながら語られる。その支離滅裂にも思える文脈の混乱が、彼女の肉体と精神を破壊したことを物語っている。ある意味、彼女は生きながら死んでいる。いつか、平和で美しい村を取り戻せることを願う。◆前楽。観納め。3回観て解った。物語は舞台の上で生まれているという真実。上演すること、回を重ねることでドラマが生まれてる。◆「お怒り」の赤裸々告白に、メンバーも自分自身も突き動かされ、作品も人生も歩み出す。それが他のモノローグを変えていく。キャストとモノローグがどんどん一体化していくのが見える。初日で既に高みに立っていた渋谷はるかさんに引っ張られたのも間違いないが…吸収してどんどん変化し向上し同化するキャストに敬服。安藤瞳さんが圧巻。「毛」の立ち姿、その語りかける温度と響きに神が宿っていた。その神は13歳の彼女にもちゃんといて…マリア様に抱かれていると思った。◆劇団のように「方向性を定め、色を持ち、こんな作品を作る」というコンセプトではなく、可能性を探り様々なタイプの作品に挑戦してみる。だから、次はどんな姿を披露してくれるのか、どんな作品に出会わせてくれるのか、彼女たちの七変化から目が離せない。◆そんなオンナ7人の七変化を応援しょう。次はどんな色の彼女たちが観られるのか、考えただけで楽しいではないか。演劇の大海原に航海するOn7が作る引き波は美しく広がる気がする。そう、彼女たちはまさに演劇の宝船🚢に乗る七福神👼
満足度★★★★
なるほどVAGINA
On7がこの題材をやれば、この風景になる。「あそこ」が口を利いたら何と言うか?・・というアンケート。様々な「あそこ」を巡るエピソード。女性解放の歴史は浅い。米国の黒人だって半世紀前まで「権利」が損なわれていた。障害者の人権も、児童労働についての考え方も、戦後の話だ。・・劇中のある高齢の女性のエピソードに、今や懐疑の対象でしかない「進歩史観」が、もたげてくる。人間は時代が進むとともにより賢くなり、正しい社会を形成できるようになるのだ・・的な。
だが実際には人らしくあろうとする人々が声を上げた結果としての現在があるに過ぎない・・進歩が自然現象のように起こるのではないわけだ・・当然だが。
最後まで凛々しく演じた女優たちに賛辞。
冒頭の「あそこ」の言い方・方言集を聞けなかったのは残念(モニターでは聞き取れなかった)。
古い呼び名には長く培った文化の蓄積があるに違いなく、それが実際に発語されるとどう響くのか・・と。
満足度★★★★
だよね
と頷きつつも、隣に座られていた男性の方たちと笑いのツボが違ってる。そうか、こう思うから笑うのか…などと妄想を膨らませたり。出来れば客席も女性に限定して観る回があっても面白かったかも。とにかくずしんと、そしてしっかりと作品を受取りました。自分を知ることは必要ですよね。男性のものは見易いけど、女性のは隠れていますからねぇ。On7の役者さんたちはみな輝いていて素敵です。
満足度★★★★
「ま○この話」
約1時間55分カテコ2回込み。女性器について女性たちが独白する米国有名戯曲の最新版を谷賢一さんが翻訳・演出。現代日本にフィットさせたり古代日本語を反映させたり、新訳の恩恵絶大。美術、照明、楽曲が雄弁。分厚い虚構が真実味を支え飽きさせない。振れ幅大きく明暗の差が鮮明な演技で、観客に積極的にアピールするのが良い。発語の技術と強い意志の賜物と思う。戯曲にはない告白コーナーにいい意味でショックを受け涙。新劇の劇団所属の30代女優7人の勇気と実行力に感服。「○○系あえぎ声」も楽しかった!
満足度★★★★★
みほと(美火戸)って
言葉の語源に思わず、日本語って素敵だなぁと思う。「女陰」とか「あそこ」とかという表記より畏敬の念が込められているし、後ろめたさを感じさせない。
今後ぜひ、全国共通の呼称として定着してほしい。
この話を上演するにあたり、年月を要したという彼女たちの思いは、男の目線からみても、凄く共感できる。安藤瞳さんが語っていたように世の中の皆がここから「生」を受けたのに、口にすることや存在について堂々と議論する機会は少ない。
On7たちが熱く語り、演じてくれた舞台を観れたことは充実したひとときだった。
満足度★★★★★
ま○この話
下北沢でポスターを貼らせてもらえなかったと言う話がありましたが、これが「ち○この話」でもやっぱり貼らせてもらえないのでは無いかと思いましたが。本編も面白かったですが、素で語られた部分も本音が聞けて良かったです。どんな男性と出会うかはとても大事だと思いましたし、アンケートにもそう書きましたが、帰る道すがら考えました。そうじゃない!(もちろんそれも大事ですが)小さい頃からま○こ(と言う呼び方でなくてもいいのだが)はとてもプライベートで大切なところだけど、恥ずかしかったり卑猥だったり汚いところではないということを教わらなければならないのだと思いました。もちろん男女ともにです。
無題1874(16-164)
19:00の回(豪雨~曇)
19:03開演~20:25終演。
コの字の客席、舞台向かって下手側の指定席。
On7は「Butterflies in my stomach(2013/2@サラヴァ)」以来。
すみません、ぜんぜんあいませんでした。開演後30秒、この演出はあわないなと。
役者さんたちは大熱演でしたが、そうすればするほど違和感が増す、という悪循環。
満足度★★★
LIVE感!!
私はゲラゲラ笑ってましたが、座席にも多少左右されるかな。
役者のアドリブや細かな表情を拾えるアリーナ席と正面スタンド席では楽しみ方が異なる。
カジュアルに楽しめるものを期待して足を運んだが、予想外に重たかった。
万雷の拍手となるシーン[エンターテインメント要素]の比率をもっと増やしてほしい。