満足度★★★★
無題1842(16-132)
17:00の回(晴)。
16:35会場着(外の看板が13:00の回のままなんだけど…)、左端の椅子席スピーカー前に座ります。
初日に来ているので2回目(リピートしてます)。土曜日、近くの図書館で「古事記講義(三浦佑之著)」を借り、にわか仕込みで学習(意外と効果あり)。ラップで聞き逃していたところなど少し追いつく。
原作があるもの、著名な戯曲、いろいろな劇団が採り上げている作品...の場合、まず、知らないことが多いのでたまに公演前に借りて読もうとするのですが、まったく身が入りません。どちらかというと事後のほうが多い。
古事記は、漢字only、その意味も21世紀とは異なるものもあり、注釈なしでは読めない難作。日本書紀との比較なども含め成立背景は複雑。アラビアンナイトみたいなものか?よい勉強になりました。
いつも感じるのは、ダンスは振付...ということで、この公演の前日、渋谷のスタジオでダンス公演を観ていたのですが、これがずっと定番の振付が続き、ちっとも面白くなかったのでした。
以下(まじめな)余談です。
白い布を背に現れたとき→ぬりかべかと思ったが、ぬりかべは妖怪だった。
「八野若(芝村さん)」→実は米国の神様(Wonder Womanの親戚とか)かと思ったがそれはアメコミだった+日米の神合戦になるのかなと思った(漫画版「デビルマン」みたいに)。
「目合う」→なかなかいい表記だと思った。
「80人の子」→新約聖書の冒頭みたいなものかと思った。
劇中、「八野若」との過激な展開がふっと元(冷静な状態)に戻ったのはなぜだろうと思った(効果切れ?)。
満足度★★★★
無題1839(16-129)
19:00の回(晴)。
18:30受付、開場...とありますが、実際には時間前に3Fへ上がった方が先に受付。企画監督にはお伝えしましたが、1Fで待つのか3Fの狭いロビーで待つのか、掲示してもいいのではないかと思います。
少し前、新宿シアター・ミラクルでは、1F到着順に整理券を手渡し、エレベータの乗り降り時にも混乱しないように配慮していました。
建物入り口と受付とが離れているようなところではそこまでしていただきたいなと思います。
また、先のお客さんですが、会場に入るや否や速攻、倍の数の客席(後から来るお仲間分も)を一気に確保していました。全部で9席、この会場では少なくはない席数です。観劇中おしゃべりをするのではないですし、予約しているのであれば座れないことはないでしょうし、見ていて小学校の運動会(席取り)のようで「???」でした。
ここから追記
ということで「古事記」ですが、一度手を出してすぐ頓挫しました。幸い「ヤマトタケル」に関するお芝居を何作か観たとき、ちょっとネットで事前研修。
神話の世界はなんでもありの渾然世界。そこを「血(縁、系統、同質)」とコトバの連打で攻めまくる作品。
18:45、18:55前説(アナウンス、70分)。19:05開演~20:19終演。
白装束こそ神事に相応しい。
前作「贋作・怪人二十面相」から5ケ月、大蔵さん、左藤さん、芝村さんは引き続き。宮崎さんは「地獄任侠観音烈伝(2014/6@バビロン)」、「紙風船(2016/4@眼科画廊=よかったので2回観劇)」。渡部さんは初めて。
天井の照明機器がビビルほどに低音を膨らませ、全員マイクでガンガンがなり立てるくらいにすると、「八塩折の酒 」を飲んだようなトランス感が湧き上がったのではないかと思うのでした。