同想会 公演情報 同想会」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.9
1-10件 / 10件中
  • 満足度★★★★

    わかりやすい
    投稿を失念。すぐに書いたつもりが・・スミマセン。
    ヨロタミさんの舞台は、池袋演劇祭で大賞受賞作を再演される際に、観に行こうと思ってた。評判が良くて、大賞を受賞して・・ってどんなお芝居をするのかわくわく。ストーリーがわかりやすい。先が読める展開なので、ドキッとするミステリー感はあまりなかったけど、面白くてわかりやすいからいい。観てよかった。

  • 満足度★★★★

    同じ想いを
    共有出来ていたとおもっていたのが、ちょっとのすれ違いで..... 

    ネタバレBOX

    結構ブラックな結末、もやもやを残しました。
  • 満足度★★★★★

    抱かれて泣くには余りに年老いた
     無名女流詩人の書いた一行である。だが、余りに厳しい。

    ネタバレBOX


    自分は、切ない心が好みである。現実に踏み荒らされた悲惨は、自分の好みにするには余りにも残酷で耐え難い。その点、今作に登場する恭子の切なさは堪らない魅力である。無論、恭子と真に向き合う慎一にも同じレベルの重さがある。この両役を演じた役者2人の演技が、自分にはもっともインパクトのあるものであった。実際、恭子役にも慎一役にも非常に大きな存在感と心の痛さを感じさせる切なさがあった。恭子の恭の字には、礼儀をもってへりくだる、とか礼儀正しく慎むといった意味がある。慎一の慎の字にも慎む、念を入れる、欠け目無く気を配るなどの意味が内包されているのは無論のことである。
     さて、今作シナリオでは、D6と仇名される6人組を唯一馬鹿にせず、キチンと向き合ってくれたのは学級委員の恭子。D6の中で親の虐待から施設に預けられそこで育った慎一。
     だが、恭子は実父に中学時代からレイプされていた。この悩みを相談された川村は、結果的に恭子と関係を持つが、二人の関係を示唆するデータを見せられた川村は年度途中に他校へ移る選択をした。その後を引き受けたのが慎一である。が、彼が自身の命を的にした恋にも作者は醒めた目を忘れていない。何となれば慎一の苗字を浅井としているからである。だが、これは恐らく作者の本音ではあるまい。観客の意地の悪い疑義に対して煙幕を張っていると自分は考える。
     延々と続く舞台は、自分にとっては、この2人を巡る、置き去りにされた者らのエクスキューズと取れた。作家の狙いもそこにあろう。主体的に行動する者をアリバイ的(・・;・・)に評価する取り巻きの持つ欺瞞性をこそ、告発する作品であるのだ。
  • 満足度★★★

    まじめな劇団なんだと思うが…
    ミステリー仕掛けのコメディ?というにはかなり深刻なテーマを扱っていた。笑える場面は沢山あったが、コメディにするにはキツすぎる内容であった。もちろん、2時間シビアな場面ばかりではシンドイと思うけど、真剣に向き合うことに照れてしまっているのか、ずらしすぎだと感じた。
    気になったのはLGBTの描き方。ゲイと性同一性障害がいっしょくたにされていたり、「オカマ」で笑いを取るのは好きではない。

    ネタバレBOX

    鳥谷が殺人を行ったとするには動機がイマイチな気がする。
  • 満足度★★★★

    観てきました
    一番に感じた事は、詰め込みすぎ。二番めに感じた事は、ミステリー感がうすいこと。でも、十分に楽しめました。

  • 満足度★★★★

    “ヨロタミ・カラー”
    全体的に、コメディとしてストーリーは展開していくのですが、
    おバカで笑っちゃうシーンとシリアスでヘビーなシーンとの落差が凄いです。

    設定に、盛り込み過ぎや、少々強引なところを感じもしましたが、
    これも、“ヨロタミ・カラー”の不思議な魅力には不可欠なのかもしれませんね。

    私の好みからいうと、ミステリーな要素がもっと欲しい。

    さらに、どんでん返しも欲しいところではあります。

  • 満足度★★★★

    とても期待していましたが・・・・
    同窓会ではなく同想会のタイトルにした意味が解りました。虐待 近親相関 自殺 (殺人) 性転換 現代の いろいろな問題を盛り込みすぎているかなと思いました。舞台ひだりて屋上の設定は面白いのですが、一番前でみせていただいたので少し観ずらかったですね。

  • 満足度★★★

    坂本さんのオネエは良かったですが。。。
    池袋演劇祭 大賞の劇団さんということで、とても期待していってしまいました。

    今日はわざとか本気かわからないのですが、滑舌悪かったりかみも出演者の多くがかんでいて大賞とった劇団さん。。。とは思ってしまいました。

    ストーリーが不自然すぎて、ちょっと感想は困りますね。

    案内や外でのお出迎えなどはとても良かったので、次回に期待します

  • 満足度★★★★

    ヨロタミらしい笑って泣いて...ないけど面白い
    劇団の特長...本公演もシリアス、コメディのシーンが混在する。もう少しで落涙する、もしくは爆笑する一歩手前で異なるシーンへ転換する。

    物語は、あえてリアリティにするわけでもなく、あくまで社会で課題・問題もしくは話題になっていることを盛り込んだ娯楽劇という感じである。だから挿入される歌やダンスも、失礼ながら本格志向ではなく物語の中の緩衝的な役割であり、イメージ構築といったところ。それでも飽きさせることなく、観せる”力”がある...ということは不思議な魅力があるということ。

    また、この劇場は入り口から客席奥には行き難くなっているが、中央に通路となるスペースを確保する。集客数からすればもったいないところであるが、観客本位の気配りが好ましい。

    本公演は、高校時代のクラスメイトが同じ想いを抱えて生きていること。その15年という歳月を邂逅する、ミステリー・コメディである。

    ネタバレBOX

    セットは、いつもながらしっかり造り上げている。まず、下手に舞台となる山奥のヴィレッジ、中央にはヴィレッジのテラスのような瀟洒なテーブルと椅子。上手は他のヴィレッジへ通じる小路があるようだ。この舞台とは別に回想シーンに当たる高校の屋上が下手に張り出して設けられている。始まる前、自分はそこが大きくスペースになっていることから、何らかで使用すると思い、真中の席を確保した。座る場所によっては観にくいだろう。また些細なことだが、自分が観た回(初日)は髭が落ちそう、ダンスで椅子を倒すなど気をつけるところあり。

    芝居は、高校時代に仲が良かった6人が集まるところから始まる。もっともこの同想会メンバーとの恋仲にある人物(2人)も現れる。この2人は前説も担当した湊未来(坂本直季サン)と黒枝芙奈美(南井貴子サン)であり、劇団歴が長い人。この2人が濃い冒頭シーンを演じて...。

    梗概はチラシ説明を借り「高校時代イケてなかった男たち、D6のメンバーが15年振りに再会する、ただ一人、自殺してしまった男を除いて。 恋人が出来たと浮かれる者。収入格差に嘆く者。持(痔)病に悩む者。本当の自分をさらけ出す者-未だに納得の出来ない者。 そんな彼らに疑問が生じる…」というもの。

    この公演には、家庭内暴力...というか犯罪、その被害者がこの6人の憧れの女生徒・土屋恭子(西園ゆうゆサン)であり、家庭内の(父からの性暴力)相談を受けるが、当時はどうすることも出来なかった。この女生徒に親身に相談に乗った教師が退職させられるなど、父親は学校(PTA会長)など、地域や教育現場での影響力を誇示していた。6人の中で施設からの通学者・浅井慎一(大矢三四郎サン)、このメンバーのリーダー的存在を自認する鳥谷猛(中澤隆範サン)が、彼女との関係を巡り争うようになる。そして土屋が死に、浅井が自殺した。その(卒業)後、メンバーは15年間会うことがなかった。この同想会の発起人は誰、そして何の目的で、何がしたいのか...その緩いミステリー感が面白い。

    公演には、オカマ・性転換をした人など微妙に表現が違うが、そのマイノリティの人達も登場し存在感を示す。
    また正規・非正規社員の待遇の差がもたらす問題、貧富の拡大、詐欺まがいの仕事など、今社会へチクリと批判する。本筋はしっかり観せるが、その中には、笑いというオブラートに包んだ批判の数々。そこが押し付け教訓ではないが、単なる笑いだけにしない、強かさがある。

    次回公演も楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    目論見通り
    観客がこう思うだろう、こう感じるだろうと思って脚本を書いて演出をしていると思われるので私が今思っている事はきっと脚本家の目論見通りなのだと思います。

    まさかこのお話で号泣するとは思って作っていないだろうと。

    そういう意味では分かりやすいいい芝居だったのだと思います。

    だから評価点は高いのです。

    褒め言葉として使ったことないですけど使わせてください。

    『胸糞悪い芝居でした』

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