雨夜の月に 石に花咲く 公演情報 雨夜の月に 石に花咲く」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.4
1-12件 / 12件中
  • 満足度★★★★

    お見事!
    会場に入ると、ちょっとレトロな居間のセット。シンプルだけど細部にもこだわって見事です。これだけでも期待十分ですが、内容も素晴らしい。候補者と彼を取り巻く人たちの群像劇になっているのですね。みんなの思いが伝わってくる文学賞受賞作発表日の狂想曲、大いに楽しめました。

  • 満足度★★★★★

    郷愁を感じる
    田舎の情景を描かせたらピカイチ。
    今回も、田舎の家を舞台に、とある1日を描いていました。ドタバタとして描くのではなく、ああ、こんな感じなんだろうなぁと納得出来る範囲で丁寧に描いているので好感が持てます。
    今風の躍動感ある舞台も良いが、少し古臭さを感じる緩い感じのこの舞台も良いと思います。

  • 満足度★★★★★

    元気やエールをもらえるお芝居
    SPIRAL MOONさんは銀幕心中に続き,2度目の観劇です。東京から2時間かかるまだどこかに残っていそうな昭和ののどかさと,現代の慌ただしさがちょうど良く組み合わさっていて,魅力的な空間でした。仕事などで壁に当たっている人にはぜひ見てもらいたい,元気やエールをもらえる作品でした。

  • 満足度★★★★

    おそるべし?
    リアリティがあって観てるぶんには面白いけど、役者さんは大変だと思った(笑)。チャレンジングな演出だなぁと。

  • 満足度★★★★★

    批評精神
    文壇やマスコミに対する批評精神溢れる面白ステージでした。人間と作品、そして作家という職業について、あれこれ考えさせられた1時間半。

    ネタバレBOX

    金物屋のおじさんがそのまま引退し、幻の作家になってしまったパターンも見たかった。
  • 満足度★★★★★

    みんな良い声してますね。
    脚本というか演出というか、出演者全員にそれぞれ活躍の場があって、良い舞台でした。演技は活気がある(多少大げさ気味ともいう)のに全員のセリフが実に聞き取りやすく、テンポよく話が進むのであっという間の80分でした。

    ネタバレBOX

    場面転換無で舞台上にだんだん人が増えていくという構成なので、チラシに載ってた俳優さんが全員登場したところで、もうこれ以上誰も家に入ってこないという事が判ってしまいました。なので結末も予想がついてしまうのが残念。わかっていても、勿論おもしろいですが、なにかチラシの出演者欄を使って観客を騙すというやり方を次回作で使ってみてはどうでしょうか。
  • 満足度★★★★

    雨夜の月に 石に花咲く
    昭和の良き時代を思わせる舞台セットいいですね。壁に飾ってある金物屋の広告看板は右から左に向かって書いてあるものと、ファックス型電話の電話のアンバランスさは面白いですね。
    記者たちの会話のやり取り、うまく作られているなあって感じでとてもよかったし、面白く観させていただきました。
    主人公の金物屋の亭主のなんともいえなない顔の表情と語りうまいですね。
    外の壁にある扉はなんなのだろうか、使ってほしかったなあ。

  • 満足度★★★★

    狂想曲...協奏曲のように共鳴して
    たゆたゆの人とエゴの人のチグハグとした思いが妙に可笑しい物語。
    舞台美術は、 SPIRAL MOONらしい丁寧な作りで、物語を展開する上でとても大切な役割を果たしている。そして気になるのが、この叙情(諺・故事)的なタイトルなのだが...。
    (上演時間1時間25分)

    ネタバレBOX

    舞台セットは、地方の金物店の座敷。正面には両開きのガラスドア。中庭のようなところに自転車が置かれ、塀には蔦。上手・下手は廊下があり、上手は玄関に通じ、下手は台所など家内の各所へ通じるらしい。畳に丸卓袱台。来客に応じテーブルが運び込まれ、受賞結果を待つ控えのようだ。

    開演までの間、ネコ、鳥、虫の声...風情が感じられる。
    また制作サイド、客席の座席配置は前後席を多少ずらす。前の人の間から観ることが出来るよう配慮している。細やかな心遣いである。

    梗概...都心から2時間であるが、都会の喧騒が感じられない地で金物屋を営む男・志田亀雄(久堂秀明サン)が、人生の記念に書いた小説が権威ある夏目文学賞の最終候補に残った。そして結果発表の当日、何となく落ち着かない男のところに、編集者、地元紙、全国紙、スポーツ紙の記者と地元TV局らが、受賞取材のために来ていた。最終候補者4人のうち2名が盗作疑惑、作風違いで辞退した。俄然受賞の機運が高まり周囲の人間も受賞を心待ちにするが、その本心は...自己都合、エゴむき出しといったところ。
    マスメディアの人々、この志田亀雄は受賞者候補の中でも注目されていないが、万が一の受賞に備えて派遣された、二番手・三番手の取材者。ところが受賞の期待が高まりエース級の取材者と交代させられそうになる。どうしてもスクープをモノにしたく...そのドタバタが面白可笑しい。巡ってきたチャンス。
    どちらも現実(目)にならない結果...タイトルの意味するようなことか?

    候補者本人の気持よりも周りの人々の思惑に翻弄される。段々とエゴがむき出しになる、それにストレートに絡まないボンヤリ感が地方都市らしい情景と相まってホッとする。本人の当初の気持..処女作がたまたま評価されただけ、野心も次回作の予定もない。しかし、結果は、次作「ボレロ」も高評価を得る、とラジオ放送を通して聞かれる。

    小説というネタがこの公演の面白いところ。偶然であれ、評価されて気持良くなり、通常であれば舞い上がる。ところが主人公はいたって淡々としている。この男の妻・鶴子(秋葉舞滝子サン)が実にうまく本人の気持を代弁する。夫婦のほのぼの感がうかがい知ることが出来る。一方、編集長の才能は大切。それは本人のためだけではなく、読者のためにある。本人の思惑とは別のところで働く芸術(読みたいという欲求)という視点の濃密な遣り取り、観応えがあった。

    最後、第二作が「ボレロ」(本のオビに「変じゃない、恋だ!」)だという。有名な作品概要は、自分が踊る準備をしているが、周りはその気にならない。しかし段々と周りも巻き込んで盛り上がる。本公演とは逆パターンであるが、この公演も洒落た演出かも...。

    次回公演を楽しみにしております。
  • 満足度★★★★

    “懐の深さ”
    “SPIRAL MOON”は「銀幕心中」に次いで本作で二作目の観劇になりますが、
    “圧倒的瞬発力”を謳った「銀幕心中」と打って変わり、“まったり”としたテイストの本作も面白く観させていただきました。演者の好演はもとより、“秋葉舞滝子”さんの演出:演技に、懐の深さを感じました。

    次回作はどんなテイストの舞台を魅せてくれるのか、とても楽しみですね。。。

  • 満足度★★★★

    開演時間は小劇場セオリー通り・・・・
    そうでなければ星は5つでしたわ(^^)

    作り込まれた舞台セットと丁寧に積み上げられたストーリーは
    自分的にツボで十二分に楽しめました♪

    小説話は映画に漫画にと
    いろいろと作品が出ており記憶に強く残るものが多いです
    現実でもネットからメディア展開する作品とかあるし
    定番ものと言えば言えるけど

    無駄なく出来良く楽しめて 記憶に残った1時間25分の話(^ー^)

    ネタバレBOX

    その金物屋の縁側のあるような庭に出易い居間の一室が舞台です

    主人公の小説家はセカンドでありメインな対象ではないです
    記者とかもあまり来ません・・・
    取材の層の薄さと賞の重要性のらしさ
    なんだかんだと繰り広げられる受賞するかしないかの
    ドタバタ劇(^^;)
    あまり大上段に構えない主人公に噛み付く他の小説家
    ノミネートもされない・・心身を削っての執筆なのに・・と吐露します
    でラスト
    次作が見事受賞したとENDです(^_^)

    小学館発行の青年コミック誌「ビッグコミックスペリオール」連載作品『響 ~小説家になる方法~(漫画/柳本光晴)』とか、映画でも斜陽の巨匠と組んだ売れない小説家が合作でカムバックするも共同著者の名を除される話とか、無駄に一つの作品を長く書き続けて数千ページ超えて終えられなくなってる話とか、ずばり「小説家を見つけたら」なんてタイトルのもあったなぁと。いろいろ小説話を連想してしまいます=「火花」なんて連続ドラマまで作ったね~(^^)

    説明台詞も無理なく、キャラクターも良く立っていた編集長さんが好ましかった。

    さりげに猫とかの伏線やら場所の説明台詞とか上手やなぁと感心しきりっす

    オチも心地よかった♪
  • 満足度★★★★★

    ほっこり
    入ってすぐに丁寧な言葉使いの受付、案内の人がいて見る前から良い気分にさせてくれる劇団だなぁといつも思う。
    劇は人々のやり取りが面白くあっという間に終わってしまったように感じた。
    特に作家の奥さんの夫を思いやる気持ちやしぐさがとても良かった。

  • 満足度★★★★

    詩人の魂 花四つ星(カンダのが残念)
     シャンソンの名曲にL'âme Des Poètesという曲がある。(追記後送)

    ネタバレBOX


    Longtemps, longtemps, longtemps après que les poètes ont disparu leurs chansons courent encore dans les rues…という、あれである。試みに私訳を記すと、詩人たちが亡くなってずっと、ずっと後になっても、彼らの創った歌が、幾多の道を流れる・・・。(興味のある方は、自分で歌詞を見付けて仏語辞書を引いて訳すと良い。簡単なフランス語だからちょっとフランス語に興味があれば、訳すことができよう。但しネット上で見つかる資料には間違っているものもあるから注意!)
     前置きが長くなった。今作は、地方で金物屋を営む男が、人生の備忘録にと書き、出版社に送った小説の原稿が高い評価を得、権威ある文学賞の最終候補に残ったのだが、今日は、結果発表の当日。何となく落ち着かない新米作家の下には、地元紙、全国紙、スポーツ紙の記者、地場TVのレポーターらが、受賞関連の取材に押し掛けた。4人残っていた最終候補者のうち2名が抜けた。そのうち1名は盗作疑惑、1名は、ノンフィクション賞を目指していてプライドが許さない為の辞退であった。残り2名だから一騎打ちである。
     初日が終わったばかりだから、ネタバレはこの程度にしておく。何れにせよ、緻密な作りで、地方の日常のゆったりした時空に緊張感と慌ただしさ、降って湧いたような状況下であれこれ惑う人間という生き物のチグハグな可笑しさが、各々の役者たちの佇まいと醸し出す陰影に彩られて実にしっとり描き出されている点は、流石にSpiral Moonの芝居と観客を唸らせる。おまけに、実力者揃いだからできる、途轍もない可笑しみが演じられる。それは、全員無言で同じ方向を向いて、恵方巻きの代わりに巻き寿司をもぐもぐ食べるシーンなのだが。何故こんなに可笑しいかと言えば、演出以外の部分で、恐らく個々の役者が己の想像力や悪戯心を解き放ち、自ら工夫したことをし始めると、最初に何かを始めた役者に呼応する感じで、他の役者達がアドリブで合わせていっているからではないか? 自分にはそんな気がした。ホントに途轍もなく可笑しいのだ。
     「詩人の魂」に関することは、後に追記する。お楽しみに。
     

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