満足度★★★
もっと振り切って
ちょっとアングラ的に尖ったまま中二病が治癒していない感じ。
高校演劇の枠組みでは、なるほど!とうなずく大人はたくさんいると思う。
それをそのまま引きずってきているだけでは、
ただのマスターベーションで終わってしまう。
目を引くフライヤーにキャッチーな劇団ロゴ。
全身黒ずくめの運営スタッフに感情を抑え込んだ前説。
開場から案内、客席に舞台美術まで、
その前向きで逸る気持ちにあふれている事は十分に伝わったが、
いかんせん中身が伴わなかった。
形式美的な見た目の演出も重要ではあるが、
ストレートに見せたい気持ちだけが先を行き過ぎたよう…。
考える力と演る力は溢れていると思う。
次回作は夏とのこと、更なる成長を期待しています。
無題1785(16-075)
19:00の回(曇)。18:30会場着、受付、中へ。
左右、桟敷+ベンチシートの2列、対面。右に座ります。入口からみて奥にテーブルと椅子(2脚)。
18:57前説(50分..会場内のトイレは使用できないので予め外で)。19:00開演~20:00終演。
たぶん「説明」にある通りの内容だったと思いますが、行間を読むのに苦労しました(世代差なんでしょう)。個人的には、高校演劇にはとても感心があり、本作もその意味では興味深く観ることができました。
ただ、一般のお客さん向けとしてはどうかなとも思います。対面の客席、その間に役者さんお二人が縦に座るとお客さんのなかには何も見えないこともあるし、立っているときでも似たようなシーンがありました。
また、もう少しテンポを速め、その浮いた時間でもっと深い、ある面いびつな親子の感情を現し、単調さを解消するなど、芝居の面白さが伝わるような演出でもいいのではないかと感じました。
※オヤジ♪さんが書いていらっしゃるように会場内のトイレが使えないのであれば、事前に(ツイッターでもこりっちでも)知らせるか、受付時/客入中にスタッフが(地図を用意し)説明すべきではなかったでしょうか?