サブテレニアン10周年記念月間
サブテレニアン10周年記念月間
実演鑑賞
サブテレニアン(東京都)
2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日) 公演終了
上演時間:
公式サイト:
http://www.rakuenoh.tokyo/
期間 | 2016/06/08 (水) ~ 2016/06/12 (日) |
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劇場 | サブテレニアン |
出演 | 大畑麻衣子、岩澤繭、小林奈保子、川島むー(お茶祭り企画) |
脚本 | 清水邦夫 |
演出 | 長堀博士 |
料金(1枚あたり) |
2,200円 ~ 12,000円 【発売日】2016/03/01 ◆ 予約2500円 当日2800円 学生2200円 学生当日2500円 ◆ ※学生券は要学生証。 ◆ 楽園王25周年年間パスポート(回数券方式)12000円 ※劇団でのみ販売。 ※2016年に上演されるすべての公演をご覧いただけます。(8枚つづりの回数券) |
公式/劇場サイト | ※正式な公演情報は公式サイトでご確認ください。 |
タイムテーブル | 6月8日(水)20時× 6月9日((木)20時× 6月10日(金)20時× 6月11日(土)15時× 6月11日(土)19時△ 6月12日(日)11時△ 6月12日(日)15時○ ※△ 残席数少ないです。 ○ まだ余裕がございます。 |
説明 | 『楽屋』は日本で一番上演されてきている戯曲です。その理由を探るなら、普通に面白い優れた作品であることと併せて、やる側がやりたい、と思う作品と言えるでしょう。観せたい、ではなく、やりたい。特に、女優が・・・ しかしそれは同時に、自己満足に陥りやすい、という危険をはらんでいます。楽園王では、観せたい作品にすべく、この戯曲に向き合っています。そして、霊を描くことは死や闇を描くとこと、という当たり前に向き合って、面白哀しい作品として上演したいと思っています。25年間続いてきたカンパニーの実力をいい形でお見せしたいと創作しています。 また、楽園王にとっては、5年前の20周年の年に震災の余波で公演を中止にした作品、様々につのる思いもあって、実はかなり気合が入って稽古しています。どうぞよろしくお願いします。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 楽園王の2016年、劇団創立25周年の年の1stシーズンは4月と6月、死後についてを描いた2作品をそれぞれ上演いたします。古典戯曲です。一つはベケットの『芝居』、もう一つは清水邦夫の『楽屋』。両作品共にアフターライフ、つまり死後の生を描いている作品です。少しも春らしい作品ではありませんね(笑) しかし、こうしてあらめて「死後を描いているな」と思って並べて読み直してみると、…昨年のサルトル『出口なし』なんかを思い出してみてもそうなのですが…、そこで浮き彫りになるのは、むしろ「生」そのもの、だったりします。 死後という言わば適度な距離感や客観的な視点を得たはずなのに、なぜか生々しいまでの「生」への不可解、が登場人物達を揺さぶります。かの劇作家たちは、死という形で一旦終わりを迎えたはずの人たちに、あまり幸福でも幸運でもない運命を与えました。「もう終わってしまった」「もう取り返しがつかない」「それなのに後悔の念は消えず」「終わりのない時間の中で苦しみは続いて…」、作家の想像力とはなんて残酷なのでしょう。嫌な方々ですよ、皆さん。 さて、そんなわけで観劇の手引きとしては、「他人の不幸は蜜の味」よろしく、ニヤリと笑って観てやって下さい。上演する身として、そう思っています。喜劇として、と。そして、他人事だと思って楽しんだ後に、その後…、「もし自分が当事者だったら…」「死んだ後にも何か待っているとしたら」「ひゃー!」「笑えねー…」と、胆を冷やして下さい。死者を描いているからって少しもホラーじゃないのですが、いやいや、これこそが恐ろしいホラーって思えるかも知れません。 …古典戯曲という長く残っている知的遺産には、長く残るだけの理由が隠れています。『芝居』にも『楽屋』にも、そういう意味で、とんでもない化け物が潜んでいます。喜劇?悲劇?ホラー?もしくは… ぜひそれを確かめに遊びにいらして下さい。楽園王、25年間作り続けた手腕にて、丁寧に作品世界を立ち上げてお待ちしております。どうぞよろしくお願いいたします。 楽園王 長堀博士 |
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