満足度★★
びみょう~
裏番組の現代不倫劇を見ているかのように同時進行していく手法は面白いかも。そのせいか腹黒いはずであろうギリシャ劇の台詞が陳腐に聞こえてしまった。
満足度★★★
分割劇のようで...
現代的にみれば、不義・不倫は芸能界や不適切恋愛の国会議員の行動を指して、下衆な行いとして糾弾されている。
この公演にあるのは、王妃が義理の息子への狂おしいほどの恋慕を抱いているが、その息子は他の女性を愛していることを知り、嫉妬するという、典型的な昼メロドラマ。しかし、この下衆のような行為も悠久の時を経ることによって、芸術的、文学的な価値が生まれるらしい。時間という何物にも変えがたいフィルターによって観るべきもの、感動すべきものへ変化する。この根底にあるのが、男女の愛(愛欲・純愛など様々)であろう。これは古今東西変らぬテーマ性を秘めていると思う。当人だけの関係であれば問題ないが、そこに第三者が絡むと喜劇になり、または悲劇に変る。
本公演は、古代西欧と現代東洋(日本)の異なる次元における恋愛模様を同空間で演出しているが...。
満足度★★★
現代版が同時進行します
シチュエーションは違うような気もしますが、現代版を観ていると何のことはない間抜けな不倫劇です。
朗々とした台詞回しや人物が与えられた地位、神話との絡み合いが古典版に格調のようなものを与えているだけなんですよね!という種明かしのように見えました。
現代版では”嫉妬””誤解”というモチーフが弱いなという感じもしますが。
ギリシャ悲劇やシェークスピアの悲劇とか、この要素で語られる人間の内面劇は多いですよね。
実は、それがどうした…???というようなネタを扱っているのですが。
そんな皮肉が含まれているとしたら効果的だったと思います。
違ってたら…、、、それはこの構成にした方に訊いてください。