いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』 公演情報 いのうえ歌舞伎≪黒≫BLACK『乱鶯 みだれうぐいす』」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.1
1-12件 / 12件中
  • 映像鑑賞

    満足度★★★★★

    ゲキシネ 2024年10月10日18時20分〜 ブルク13
    ここで終わっちゃうのーーー!!
    と、今回も思った。2016年に見ているのに、ちゃんと観てきた!も書いているにもかかわらず、カケラも覚えていなかった。観ていればそのうち思い出すだろうと思っていたけどまるで思い出しもしなかった。舞台を見る視点(座席の問題)があまりに違うせいだろうか。
    しかしおかげで最後までドキドキハラハラ、手に汗握って観てしまった。

  • 満足度★★★★

    シンプルで楽しい
    今までの作品よりもシンプルな人情物で、アクションもそんなに大げさではなく、本当に歌舞伎っぽく楽しめました。

    新感線らしくないと言われればそうかもしれませんが、観ていて断然こちらの方が楽なので、私は一番好きです。

    歌舞伎初心者でも楽しめるのではないでしょうか?

  • 満足度★★★★

    乱鶯
    えええええーっ!こ、ここで終わっちゃうのーーーっ
    !!というラストシーンがすごくかっこよくて艶やかでした。三越劇場の「おばこ」に行った時、大谷さんにお会いしてプログラムにサインしていただいたのですが、その時に「新橋演舞場に出ますから見に来てくださいね」と言われて演目も分からずに行こうと決めたら「乱鶯」でした。3階の1番安い席でしたが、舞台が回ったり沈んだりがよく分かっておもしろかったです。お話も良かった。ただ、上手の2、3階のモニターは時系列(?)の表示に使われて、花道を映してもらえないのが不満。時系列はずっと表示している訳ではないので、花道を使う時は切り替えて見せてほしかったですので★は4っつにします。

  • 意気込みだけが空回り
     正統派時代劇をベースに新しい本格派時代劇の舞台をつくろうという意気込みは伝わってくるのですが、いかんせん実際との隔たりが大きく、構成バランスの不味さや人物造形の浅さなどどうも粗さが目につき、意気込みだけが盆にのって空回りしているような印象を拭えませんでした。

    ネタバレBOX

     見せ場は最初と最後の25分ですが(舞台セットをスパイラル状に昇降させるなど回り舞台や照明の効果的な見せ方、殺陣全体のバランスはやはり抜群!)、その間休憩を含め約三時間はゆっくり丁寧にもってゆこうとしたのでしょうがそれがかえって裏目に出て気の抜けたビールのような味気ない間延びしたスピード感に欠けるドタバタ劇になってしまっていて、全般にわたってメリハリが効いておらず全体の構成バランスの不味さが目立っているように感じました。

     また、個々の人物描写が浅いので魅力を放たず物語の掘り下げが不足している台本の弱さ(小説家でもジャンルや長さで得手不得手があるように、高いエンターテインメント性と豊かな物語性が求められる今回の長編舞台時代劇の場合、江戸文化の造詣があまり深くないことも手伝って、鎌塚氏シリーズやHEADS UP!とは勝手が違ったようで、粟根さん扮する幽霊が登場したところでそれが決定的、ただ、きちんと幽霊をスッポンから登場させたり盗み細工の壁を黒衣の方が回していたりと妙に定石通りなところもありどうもちぐはぐな感じが目立つ)を新感線色溢れる演出の力で強引になんとかカバーしようとしている印象は拭えず(演舞場ならではの劇場としての特性を十分活かせていなかったのも残念)、台本と演出の相性もいまいちでした。

     ≪黒≫BLACKと謳いながらもいのうえ歌舞伎の、何某演芸場ではなく新橋演舞場での上演(この類の出し物だと規模の違いはあれ、何某一座といった大衆演劇の方が観客の心の琴線に触れるよっぽどいい芝居をします)、高い観劇料などいろいろな面を考えると、素人はともかく目の肥えたお客さんを納得させるのはなかなか難しいかもしれません。
  • 満足度★★★★

    時間の残酷さ
    劇自体は人情もので、なかなか楽しめました。

    ま、これは良しとして、、古田さんのアクションが楽しめるのは、あと何年だろうか?
    今回も終盤に差し掛かり疲労が蓄積しているからか、殺陣やセリフにミスが目立ち、今後激しい立ち回りが出来るのか、不安になってます。
    いずれ襲い来る問題ではありますが・・・

  • 満足度★★★★

    派手さはないが、大いに楽しめた!
    さすが新感線!大いに楽しめた!!
    劇場が新橋演舞場なので非常に近くで観劇できた。
    大きすぎる劇場は満足度がやや下がるが、今回は芝居を堪能できた。
    いつものようなど派手な演出は封印し、まさに古田新太さんの芝居を観るための公演。
    ラストの終わり方の演出は特に好きかな。
    上演時間3時間40分(休憩35分含む)

    ネタバレBOX

    話題の若手等を起用する新感線も嫌いじゃないが、いつものメンバーの芝居を堪能できるこういう公演は好きだ。

    殺陣の舞台となった呉服屋は、最後1人の女中を除いて全員殺されてしまう。古田新太演じる主人公が繰り広げる殺陣は見ごたえがあった。

    ラスト、最後の死闘は最後まで描かずに、
    打ち上げ花火の中シーンで終わるのは個人的には印象に残った。



  • 満足度★★★★

    古田新太座長芝居
    新感線風生世話物噺。
    池波正太郎と松本清張をミックスさせて、さいとうたかおの長期劇画コミック読んで楽しんだような、時代劇が隆盛を極めていた頃の娯楽舞台劇を見たかのような感じだった。
    このような作品も書けるとは倉持さんの振り幅も大きいな。
    そして、演者の髷カツラにも白髪が目立つような役割が増えるようになったなぁ…。廻り舞台面白かった。新感線の作品の中でも評価が分かれそうだけど、個人的には、これはこれでアリな演目。

    ネタバレBOX

    11:30の回、観劇。歌舞伎の演目以外でこんなに早めの観劇も久しぶり。
    呵々大笑、含笑入地、腕白劇団員、本来面目判官贔屓お幸聖子、暴虐非道砂吉じゅん、栄華之夢、僑軍孤進、孤立無援、四面楚歌、自作自受、孤軍奮闘、古田新太の座長芝居。偶に所作が日舞になる黒部様。
  • 満足度★★★★

    古田さん、お疲れさま
    50歳の古田新太の舞台だ。全編で登場し、冒頭とラストの殺陣までこなす。相当なハードさだと思う。同年代としては、敬服に値します。

    劇団☆新感線初の本格的な時代劇という触れ込み。倉持裕の書き下ろしということで期待度も高い。劇団のテイスト維持したまま、笑いのツボも押さえ、楽しめる内容だ。特に、話が急展開する第二幕がいい。

    古田新太あっての舞台だが、脇を支える人たちもなかなかの存在感。その中でも、江戸っ子の町人で居酒屋の女将役、稲森いずみが光っていた。この人は、しっかりした姉御肌だが繊細な面も持つという役はうまい。

    ネタバレBOX

    私が見に行った日は、稲森いずみの誕生日だったとか。カーテンコール中にケーキの贈呈もあり、ファンを楽しませた。
  • 満足度★★★★★

    ないたよね・・・。
    素敵だったぁ~。

    ネタバレBOX

    高田さんの死に際がもう、かっこよすぎて、せつなくて、あんなに刺さなくても~~~。
    そして橋本さんのわるっぷりが、もぉ、むかつくくらい、の大嫌いになるくらいのハマリすぎで、さすが・・・。
    大東さんのだめっぷりと、純粋さと、正義感の強さと、その空回り具合がとてもよくて、ものすごく愛されキャラとしてはまっていて、最後の死に際は・・・涙なしでは見られなかったよぉ~。
    ラストの男のにらみ合いの、大迫力花火は・・・しびれました~~~!!!
  • 満足度★★★

    いつもと違う新感線
    激しくど派手な演出なのかなと思って観劇しました。看板俳優もいつもと違う演技で新しい感じで見れました。

  • 満足度★★★★

    倉持さん、時代劇もイケル!
    PPPPも好きで拝見してますが、倉持さんが時代劇で新感線?と思いました。いつもの国家規模じゃなく、主人公は盗賊だけど町人の義理人情物語。良かったです。古田さん一人で殺陣と台詞を任された感じの負荷もクリアしてて凄い、倉持さんの呟くような言葉で笑いが起こるし、幽霊を自然に使える所なんか倉持さんならではです。ラストの止めも予想(期待)通りで好きです。ゆっくりな新感線もありだね、青木さんは正直ダメだったけど、倉持さんはまた買いて欲しいです。

  • 満足度★★★★

    ネタばれ
    ネタばれ

    ネタバレBOX

    劇団・新感線の【乱鴬】を観劇。

    いのうえ歌舞伎と銘打った時代物。

    盗人・鴬の十三郎は死闘の末、役人の小橋貞右衛門に救われる。
    その役人の勧めもあり、盗人家業の足を洗い、居酒屋で働き始める。未亡人・お加代に恋を抱きながらも、7年という月日があったある日、火縄の砂吉という盗人から、呉服屋の家内図の作成を頼まれる。その家内図と引き換えに、強盗を行う日取りを教えもらう。
    そして十三郎は、今までに受けた情けを返す為に、盗人を一網打尽にする計画を行うのだが.....。

    今では殆ど観なくなった新感線だが、いのうえ歌舞伎シリーズは欠かさず観ている。
    時代物で、義理と人情、そして派手な立ちまわりと強烈なハードロック、そして誰もが楽しめて、絶対に外さないというのが最大の理由であろう。
    今作も予定調和通りに進んでいくのだが、毎作の度に、作品の思考を変えてくるのが最大の見ものであり、主人公の苦悩の度合いなどは、初期の作品に比べると半端ない。
    そこが観客を虜にしてしまう所以でもあろう。
    そして今作は何時も違う?と言われているが、違うのである。
    それは今までのいのうえ歌舞伎の中では、最高に渋い終幕で決めてくるのである。

    傑作である。

    入場料金はかなり高いが、お勧めである。

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