アベベのベ 2016 公演情報 アベベのベ 2016」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.0
1-17件 / 17件中
  • 満足度★★★★★

    千秋楽観てきました
    政治に対する関心の度合いも人それぞれ。 
    関心があっても立ち位置や方向性はいろいろ。
    いろいろと価値観の違う人達が生きるためにつくり出すカオスな空間。 
    政治的観点もさることながら人間ドラマとしてかなり上質な公演だと思いました。

    ネタバレBOX

    本物の戦争以前に、ある意味毎日が戦場のような経営不振のコンビニ。 
    一番真面目に仕事に取り組んでいる人が結果的に一番政治から遠い生活を送っていたのが面白かった。
    中堅バイトをどやしつけて、店長候補に「手伝いましょうか」と言いたい気持ちに何度もなってしまった。
  • 満足度★★★★

    勉強になった
    改憲についてのお話かと思いきや、
    それだけではなく、
    コンビニの裏事情をたくさん知りました。
    たいへんなんですね。
    でも、笑っちゃいました。
    そして、勉強にも、なりました。
    なかなか興味深かったです。

  • 満足度★★★★

    コンビニの従業員って命がけ!?
    狭いコンビニのバックヤード(従業員控え室)を舞台に、店長候補やアルバイトが入れ替えながらシフト作りに翻弄しながら、コンビニの仕事のことや、日常のやりくりしながらのコンビニの従業員(アルバイト)って命がけだなあと考えていたし、ラストシーンの表現はいまいちでしたが、満足できた、110分でした。

  • 満足度★★★★

    この作品の主張
    コンビニのバイト店員のケチな言動とドタバタ劇が実に面白いのだが、同時に国民投票で憲法改正の是非が問われるのとは実にアンマッチだ。バイト店員の悲哀と対比させるなら「雇用問題」が自然だ。それでも「非正規従業員に憲法改正までも語らせる」というところにアベ政権に対するこの作品の主張を感じた。

  • 満足度★★★★

    大傑作の予感
    ブラックジョークから現象的なギャグまで「これでもか!」と笑いが盛り込まれた楽しい100分。

    ネタバレBOX

    2021年、都内某所のコンビニが舞台。現在の東京都の最低賃金を著しく下回っており、創り手の将来への強い危機感が感じられた。
    惜しむらくはメインテーマである日本国憲法がコンビニの話から離れたところで、いささか説諭的に語られたこと。法学部の学生の改憲への疑問はもう一歩踏み込んで欲しかったし、凶悪犯罪が実は減っている話はもちろん憲法と無関係ではないが論点がずれた気がした。
    コンビニ労働と憲法の繋がりがビビッドに描かれれば、大傑作になる可能性を秘めていると思った。
  • 満足度★★★★★

    店員哀史
    日本のコンビニは役者やお笑い芸人の卵で成り立っているのかなと思いました。

    ネタバレBOX

    憲法改正の国民投票の前日、2021年7月10日(土)の、コンビニファミリーサンクスバックヤードの話。

    役者さんたち、あなた方は搾取されていたのだなと思いました。

    店長候補という名ばかりのバイト、時給の個別差問題、サービス残業がある一方での休憩中の権利主張、時間切れ食品の私物化、こんなことで社会と初めて接する人がいることが悲しいです。

    そこに、ちょこっと憲法改正問題が絡み奥深くなりました。国家権力を縛るのが憲法の趣旨であり、個人と人の違いという台詞は心に響きました。
  • 満足度★★★★

    コンビニは小さな日本?
    もっと政治色の強い話かと思いましたが、達者な役者さんばかりの上、飛び道具キャラ多めで意外にもポップでライトなコメディでした。
    コンビニのバックヤードがメタ構造に取れる所が多々有り、ニヤリとさせられましたが、何はともあれ、この物語のその後に憲法が変わるのか、日本がどうなるかは分かりませんが、あの店は潰れるでしょう。

    ネタバレBOX

    凄いノイズになったのは目の前に困っている人がいるのに、助けを求める電話かもしれないのに無視する人たちに、憲法も日本の将来も語って欲しくないなあと言う違和感ですが、それも含めて現代日本病理へのメタ構造なのでしょうかねえ。
  • 満足度★★★

    安倍
    面白い。110分。

    ネタバレBOX

    白川(松本大卒)が店長候補なコンビニ。世間は、明日の憲法改正国民投票で賑わっているが、白川はバイトのドタキャンや売り上げ低迷、廃棄食料不正などでそれどころじゃない…。

    国を想う気持ちと店を想う気持ちを重ねつつ、ドタバタしていく舞台。ちょっとダルさも感じるテンポで、もうちょいスリムな作りのほうがいい。笑えるとこもちょこちょこあるけど、スカっとするまでいかないし。
    終盤で、野村(米田弥央)や荒井(和田千裕)に改憲是非を語らせるのも、やや野暮ったいと感じた。

    小松(藤本紗也香)の、いかにもコンビニバイトそうな若者演技は上手かった。白川の起こし方のとことか笑った。
  • 満足度★★★

    ネタバレ
    ネタバレ

    ネタバレBOX

    チャリT企画の「アベベのべ2016」を観劇。

    政治と物語を上手い具合に交わらせる事が出来る劇団。
    それも時事問題を見事に絡ませるのが得意なのだが、それを物語に上手く乗せて、カタルシル?までなかなか行き着けないのが難点ではある。ただ分かりづらい時事ネタを、観客に分かりやすく、興味を持たせようとする狙いは上手くいっているのは確かだ。
    そしてそこに行ったら傑作を簡単に作る事が出来るだろう。
    今作はそこそこの出来ではあるが、過去に「ネズミ狩り」という傑作があるのだから、今後も期待しよう。
  • 満足度★★★★

    初日・チャリT3度目。
    10年後の再演では時代が巡って・・。政治ネタを軽妙に、問題抽出を目的と割り切った昔で言う所の辻芝居?のテイストだろうか。昨年40min競演でIS人質殺人事件を扱った「イスラム国がやってくる!? アラ!アラ!アッラー!」の情報密度と説明の判り易さには、時事ネタ紹介の演劇活用の見本をみるようで感心した。
    さて今回の再演、第一次内閣当時のようには、「アベ」を軽く笑えない。現在のアベの「危険」の象徴は改正憲法自民党案であるのは間違いなく、ただ、挿入した感のある部分は、芝居として勿体ない。
    「ブラック企業」の呼称は10年前はまだ無かったと思うが、コンビニのバックヤードを舞台に描写された非正規雇用(バイト)たちの職場模様は、時代ギャップを感じさせない。ただ、コンビニ業界のブラックな側面はこの10年で随分暴露され、チャリT的にはこれ一つテーマにしても一作できるのではないか・・その点、今作では「コンビニ」本体は背景に収まり(その中で人は身勝手だったり困ったりしてるが)、批判を免れている風だ。
    休憩中は電話を絶対取らない(人が取ろうとしても阻止する)慣習も、観客的には違和感なのだが、「振り」をどう「処理」するか、という部分は、流されてしまった感もある。
    だが、政治ネタである事が明白な芝居が、居心地悪くなく最後まで見れてしまうのは、希少かも知れない。

    ネタバレBOX

    登場人物のほとんどはコンビニのバイト。元バイトも2名登場し、その一人は、向かいに出来たセブンの店長、元酒屋の息子で、遊びに来てはだべって行ったりする。彼はこちらの「店長候補」(主人公)と同級生で、張り合ったりしている。
    さて、国民投票の日を前に、無党派が多数だが、(改正)賛成派はあからさまに賛成投票を訴えている。一方自覚的な懐疑派は一人のみで、学生。しかし彼は「自分が思った通りに投票すればいい」と、決して反対を訴えない。ただ、幟を持ってやってきたバイト(その時は国民投票改憲賛成を訴える青年団?の一員として登場)に対しては明快に反論して相手を論破してしまう。ここなのだが、いささか教科書的な反論にとどまった感があった。客観的な正論を述べるのだが、改正の結果大事なものが損なわれる場合、その事態を憂う感情を抜きに、ただ誤りをただし「正解」を述べるだけ、という態度は実際には考えにくい。もしそういう態度に見えるとすれば、戦略的にそう振る舞ってい る、自制していると考えられ、この学生はそうしている、との解釈をするかしないか、という事になるのだが、むろん、かような複雑な演技を求めるような芝居ではない。
    淡々と矛盾を論破すれば、「改憲が正しいと単純に信じたアホ」は面食らうかも知れないが、本当の「敵」までの距離は遠く感じられる。この芝居を観て改憲に疑念を持ち始める人がいるかも知れないけれど、この問題は論理的に正解か不正解かを問う問題ではなく、人間的なあり方を(現に事実として奪われているその上に)制度として手放す事を、あなたが選ぶか選ばないか、行動するかしないか、という問題になる。もちろんその視点を作り手は踏まえているに違いないが、この論破の場面は、小気味よい勝利の場面、と「こちら側」は見ても、「どちら側でもない者」にはどうだろうか。感情の伴わない正論は胸に刻まれにくい。そこも勿体なく思われた一つだ。チャリTのテイストとの兼ね合いで難しい所だが。
  • 満足度★★★

    約115分
    ニュースペーパーみたいに安倍のキャラクターを皮相的にいじるのでなく、安倍の目指す独裁的で強者優遇のイヤ〜な日本を弱者目線で描こうとする姿勢は買える。
    ほんと、一億総活躍とか冗談じゃねえ。少なくとも私は、安倍が理想視するような社会で活躍なんてしたくないし、「女性活躍社会」が当初案では「女性活用社会」だったことにも表れているように、現政権は国民をマシンのように酷使して国に尽くさせようと考えているに違いないのだ。
    …と、安倍の目指す日本を私がかくまで憂えているのに対し、本作の描く安倍色に染まった近未来ニッポンはそこまでドス黒くなく、そこに物足りなさを感じた。
    安倍社会への悲観的眼差しがまだまだ弱い。
    いや、安倍の思い通りの社会が全き形で実現したら、ホントあんなもんじゃ済まないって。
    安倍のヤバさが伝わってこない一因としては、舞台がコンビニであることが挙げられるだろう。
    優生思想や階級志向が透けて見える安倍の政策の悪影響がもっと出やすい職場を舞台にしていれば、安倍社会への危機意識をより煽る劇作品に仕上がっていたと思う。

    ネタバレBOX

    とはいえ、ある女性コンビニ店員の終盤のセリフ、「70年続いた平和主義こそが抑止力だったのに…」には一理あると感じた。
  • 満足度★★★★★

    観てきた!!!!!
    私にはそんなに政治色を強くは感じられず、コンビニを舞台にした質の高い会話劇として普通に楽しめました。
    皆キャラが立っていて、すっごいリアルというか生々しい。
    舞台の上の世界が実在しているようで、作品の世界観に引き込まれました。

    私含めて、世間一般の人々の政治や憲法についての距離感ってこんな感じなのだと思います。
    政治の延長線上に自分たちの日常もある訳だけれど、日々を過ごすので精一杯、みたいな。

  • 満足度★★★★★

    通常通りの日本の片隅?
    「説明」に政治にまつわるキーワードが多数登場するので、ちょっと身構えて会場に行きましたが、肩肘張らずにリラックスして見れる作品でした。コンビニもある意味、一国一城ですね。日本の縮図のように見えました。

    ネタバレBOX

    一番ショックだったのが、数年後にはSMAPが既に解散してたことです。
  • 満足度★★★

    後半
    前半の軽快なコメディ感と後半のパワハラ気味の胸糞感の温度差が激しい芝居でした。
    憲法改正についても無理矢理な詰め込みかなぁ。

  • 満足度★★★★

    身近に感じる感じ。
    コンビニで働いた経験がない人でも
    身近に感じることが出来る部分があるような気がします。

    コンビニで政治のお話?
    どう言う風に展開するのかなぁ・・・と思っておりました。

    非常に上手く練りこまれていました。
    そして笑えました。

    自己中心的で、適当で、曖昧で。
    自分含めみんなそんなものだよねぇ・・・と思いました。

    それぞれのキャラも立っていて楽しかったですが、
    少し長く感じました。

    ネタバレBOX

    鉄砲撃ってバンバンバン・・・
    私的にはちょっと怖くなりました。
  • 満足度★★★★

    お気楽に笑える作品
    説明は仰々しいですが、お気楽に楽しめる作品。
    特にコンビにバイトの経験があるとあるあるな連続。
    みんな笑っているので、大きなテレビを友達と見ている感じで良かったです。

  • 満足度★★★★

    アベベのべ
    面白かったです!コンビニでバイトしたことがないので真相は定かではありませんが、でもきっとこんな状況が展開しているのだろうなと、ひと事なので笑ってしまいました。店長(代理)にも同情するし、かといって度が過ぎるとブラックバイト紙一重だし・・・。で、本題の方は期待したほどの賛否バトルではなかったですが、憲法改正は自衛隊問題だけではないことを改めて自覚いたしまして、下手するとこんなお芝居も上演できなくなるのかもと思われ、ちゃんと読んでみなくては・・・とは思うのですが。

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