R.A.T.S 公演情報 R.A.T.S」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 3.2
1-6件 / 6件中
  • 満足度★★

    好みでは、
    ありませんでした。こういう見せ方もあるんだなあと思いましたが、集中力がもたず。

  • 満足度★★★

    ぬおお
    何と言ってもやはり舞台美術に驚いた。
    席について舞台を眺めたときどこから登場するのか疑問だった。
    芝居がはじまると暗転に響く新聞紙のがさがさという音、
    新聞紙に囲まれた舞台セットの間を通って役者が登場する
    これは恐怖感を増す効果があった
    得体の知れぬものがこちらに近づいて来る恐怖。

    他にも関心するところは多くあったが、
    ドアがもっとバタンッと音をたてて閉まれば
    なお良かったように思う。

  • 満足度★★★★

    質の高い
    アングラ劇。次回も観てみようと思った。

  • 200805301900
    200805301900@「劇」小劇場

  • うーん、疲れた。
    最後列に座ったのですが、視界に入る飽きた客の身動ぎとかで集中出来ず。というか自分も身動いでいました。あと、寝た。
    演出家の方の中ではかなり明確に『こういう絵を見せよう』というのがあったのは分かりました。身体表現の部分では面白かったし、演目的にもそこに力を入れている。つまりそれが印象的な場面で使われているのですが、物語をそこまで進める為の手順がちょっと雑。台詞の遣り取りで持っていこうとしているものの、どうも言葉選びが微妙でした。格好良過ぎたり奇麗過ぎたり。ああいう雰囲気を作っているのだから言葉にはあまり意味を持たせなくても良かったのではないかと。もっと「見せて」欲しかったなー。
    友人である猫道さんを初めてとして「もっと動けるし喋れるし魅力的な役者のはず」と思える人が多数いたので余計に残念に思うのです。

    ネタバレBOX

    特にドナウとハルの遣り取りが酷い。台詞を噛むとか被るなんて日常でも有り得るから気にはならないのです。でももっと相手に反応しないと会話は出来ません。なーんか二人同時進行の独り言状態だったなー。声優養成所のレッスンでよく見た風景だなー。
    最後に、制作の方へ。客全員に平等に接するのが真摯な態度なのではありません。雨天だし遅れる人がいるのは仕方がない。しかし早く来た人までそれを15分押しで待つのは気分を害すのです。遅れた人は遅れたという自覚がありますからそれ相応の対応で構わないかと。開演寸前まで声を掛けられると、客としては日常的感覚を持ち続けてそのまま上演になります。どうも、浸れない。あと、通路席は終演後に客が退いたらすぐに撤収させましょう。後ろの方が出れずに困っていました。土日は客層が広がるはずなので、今の内に対応に不備がなくなるのを願います。
  • 満足度★★★★

    闇の表現!
    平日のマチネだっつーのに、客席は満員御礼!補助席までだしちゃって、芝居の人気度が感じられます!


    完全に救いのない奈落の底を深く描いた芝居なのに、心が奮い立つような作品。
    薄暗い穴蔵に巣食う恐怖のねずみ~ランドの物語。

    非常に素晴らしいです!独特で不思議な世界観です。好き嫌いは分かれるでしょうね~。。実際、ワタクシの隣のオトコは寝てた!(^0^)

    以下、ネタばれBOXに。

    ネタバレBOX

    小屋の中は新聞紙をクシャクシャにして鼠の通路なる壁を上手く作り上げてあって、もうこのセットからしてゾクゾクしちゃうのだ!ったらなのなのだ!(^0^)

    芝居が始まりイキナリ真っ暗になると、ペタペタ、ピタピタ、ペタペタ、ピタピタ・・・というねずみ~達の足音から始まる。

    コレ、何だろう??
    足の裏に何か仕掛けがあるのだろうか??



    トムという男から鼠退治を依頼されたコゴメとマシダは鼠が巣食う穴蔵に閉じ込められて出られない。

    二人は4匹の鼠を退治するが、ソコに不気味なシッポの生えた人間の姿をした鼠達が現れる。
    この鼠達はやがて、暗い穴に吸い込まれてリンドンというお化け鼠に飲み込まれてしまう。
    この時の演出がねずみ~ランドのお化け屋敷さながら・・・浅草花やしきかいなっ!(^0^)つーくらいの勢いで素晴らしい!

    うきゃ~!おもろい!おもろいィィィィーーーーー!!


    貞子が井戸からにじり寄ってくる感覚に似てるっ!(^0^)

    で、飲み込まれた人間鼠は4人、要するに殺された鼠の数だけ、人間もヤラレル。

    やがて、リンドンは「ハーメルンの笛吹き」の物語のかげで、一匹だけびっこのネズミが生き残っていた鼠だという事がわかる。
    リンドンは自分だけが生き残ってしまった後ろめたさ、罪悪感を持って長い間生きてしまったのだ。
    それは羞恥であり、懊悩であり、すべての喜怒哀楽は苦痛なのだった。
    その感情を抑えることが出来ずに、自分への責め苦が、化け鼠となってしまったのだった。

    すべては人間に自分と同じ思いをさせてやりたいという感情からなのだ。
    平時なら人間の心の底に仕舞っている卑劣な思考を具現化させた物語。

    リンドンは同じ思いをコゴメにさせたことにより、コゴメは最後の一人として生き延びるが、それは、どこまでも長く暗く孤独を意味するのだった。


    非常に素晴らしいです。

    脚本家の進藤の描く、この世を生き抜く苦痛や、恐怖、闇の部分をどこまでも追求した作品!


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