オペラ「金閣寺」 公演情報 オペラ「金閣寺」」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 4.5
1-2件 / 2件中
  • 満足度★★★★

    12/05の回の動画鑑賞です
    画面での字幕は映画鑑賞のようで観やすかったし
    やはりUPで入る主人公の表情などは迫力があった・・
    その分劇場で見たら圧倒されたであろう舞台後方に鎮座する「金閣寺」は
    荘厳ではあったが画面上では割と平たんに感じました

    ・・オペラということでもあり日本語ではないのだが
    日本の作品ですし・・・原語で・・とかも思ったが
    微妙・・・ですかね(^^;)

    主要人物以外の登場人物が皆顔面白塗りなのは
    初見では驚かされるも
    物語のわかり易さは強化していたなぁと感想

  • 満足度★★★★★

    「日本オペラの金字塔」という惹句にふさわしい作品
    1999年に東京文化会館で上演された、同作品を観た。
    今回はそれ以来、16年ぶりの上演となる。
    今回の『金閣寺』は、1999年のそれとは、かなり受ける印象が異なる。

    ネタバレBOX

    臨済宗の「仏に会っては仏を殺し……」の合唱が、主人公・ 溝口に降り注ぐのが、とにかく印象的だった前回と比べ、今回の作品はかなり受ける印象が異なる。

    前回は、主人公・溝口の暗い情念を、観念的、抽象的な世界として見せていたのに対して、暗さと情念は同じではあるが、その見せ方が異なっていた。
    すなわち、溝口が「寺は焼かねばならぬ」と思い込む様が、ロジカルに描かれているのだ。
    「どうして彼はそうした」のか、がわかりやすいとも言える。

    内なる、自分ではどうしようもない気持ちを、外に向かわせる方法として、金閣寺の放火しかなかったという観念的なものが、「物語」になっていたと言っていい。

    そういう意味において演出は、演劇的であり、どのシーンもわかりやすくなっていて、具体的に見せてくる。
    前回あったかどうかは忘れたが、足利満義の姿さえある。

    ただし、その結果がないことから(オペラの中で結果どうなったのか、がないため)柏木が溝口に尺八を渡すシーンはカットしたと言う。
    また、確か、「猫」のシークエンスもなかったように思える。
    これも、拾った猫の処分と、溝口とを重ねるという意味があるのだが、わかりにくいからか、それをカットされていた。

    正直、こういうカットはあまり好きではないが、今回の演出意図としては、それはそれで成立していたのではないか、とも思った。違和感がなかったためか。

    小森輝彦さんの演じた溝口は、パリトンでぐいぐいやってくる。
    追い詰められた者、というよりは、「決心した者」の印象が強い。
    彼の悪友・柏木は鈴木准さんは、長髪の感じが不気味であり、とてもわかりやすいキャラとして見せていた。
    これも今回の演出の方向性だろう。

    舞台中央に、立体的に、そして観客へ鋭角を向けてそびえ立つ、輝く金閣寺のセットの存在感は凄い。
    ラストに炎に巻かれる姿は圧巻であり、これだけでも満足度は高かった。
    合唱が録音だとしても。

    (まだ書き足りないが、時間がないので……)

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