ゴドーを待ちながら 公演情報 ゴドーを待ちながら」の観てきた!クチコミ一覧

満足度の平均 5.0
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  • 満足度★★★★★

    すばらしい!
    「ゴドーを待ちながら」の面白さが最大限に引き出されていた。
    こんな面白いゴドーの提示の仕方があるのだと驚いた。
    もちろん変化球ではあるのだけれど、想定していた以上に直球なのが尚更すごい。

    ネタバレBOX

    まず、その声に驚いた。
    スピーカーから流れるウラジーミルとエストラゴンの会話。
    勅使河原氏本人だろうか?1人の人間が2役をやっている。
    妙な質感で、やたらと上手い。
    同じ声によるダイアローグのため、一人の人間の心の声のようにも聞こえる。

    声と重なりながら、勅使河原氏は踊る。
    1人の人間の終わることのない葛藤・逡巡の姿のようにも見える。
    いつまでも訪れない希望という名の救世主を待つ人間のように。

    もう一人の出演者、佐東利穂子さんはほんの少ししか動かない。ほぼ立っているだけ。だが、その姿が、勅使河原氏との絶妙な距離・空間を作っている。
    時に、彼女がゴドーのように見え、時に彼女は勅使河原氏の相手役(ウラジーミルかエストラゴンのどちらか)に見え、時に木のようにも見える。

    語りの上手さと、間の絶妙さから、徐々にそこにある空間が可笑しくてたまらなくなってくる。上記のことを意味として解釈しようとすると極めて深淵なテーマのように感じるのだが、意味と違うレベルでかなり面白い。もちろん、ユーモラスな対話だからという部分もあるのだけど、何より間がおかしい。

    「ゴドーを待ちながら」って、こんなに面白くなるんだなと思った。
  • 無題1686(15-375)
    19:30の回(曇)

    19:00受付、ロビー開場、19:17開場、19:35前説、19:37開演~20:47終演。「ある晴れた日に」に続いてのシアターX公演、初日、6月に初演。

    「朗読」の量が(途切れることなく)多くなり、よく歩いているのですが、その分「ゴドー」って何?の部分が自分の中で膨らんでゆくのでした。

    佐東さんはずっと後ろ向きのまま、やや右、やや左にカラダを向けるだけ。

    偶然、昨年の春、卒業するまで何回か学生演劇を観に行っていた方がいらしていて訊いてみると、私がお薦めしたのを覚えてくれていたそうです。

    年末のイベント「BOUNEN2015」は、12/28(金)19:00…この時間だと今年は無理そう。

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